「オクタゴニアン (1)」 杉浦守/大塚英志

オクタゴニアン (1) (カドカワコミックスAエース)

オクタゴニアン (1)
杉浦 守 大塚 英志 / 角川書店 (2005/08/26)


評価:★★★★☆


こんな風に書く事は、不謹慎と言うよりも不敬に値するかもしれないですが
私、昭和天皇こと大好きなんです。
一歩間違えたら「萌え」です。
う、流石に萌えはマズイか。マズイかもな。

だってだって、昭和天皇。凄く可愛らしい人なんですよ。
朝食のひとときにNHKの連続テレビ小説を見るのが好きだったんですよ。
奥方と一緒に毎日見てたらしいですよ。
はーくそー可愛すぎるー!!ジタバタジタバタ

そう言えばもうすぐ昭和天皇を主役にした映画『太陽(公式HP)』
が公開されますけど。見に行った方が良いかな。
普段映画館で映画見ない人間なんですけど(TVかGyaoでしか見ない)
これは流石に気になる。銀座か。行ってこようかな。


さて、なぜいきなりそんな話をし出したかと申しますと。
本作は戦後間も無い、闇市が広がるような貧しい日本が舞台で。
天皇ヒロヒトの影武者であった男・菊人と
己の顔を自在に変える事の出来る変装名人・スパイMが
当時の有名人や有名な事件に関わり、奔走する
痛快偽史物語なのでありまして。
なんと、影武者くんだけでなく、天皇本人も登場してしまうという
正直大丈夫なのだろうか・・・と心配してしまう内容の本なのであります!!

これがまた、天皇ヒロヒト。凄く素敵なんですよ。
私は昭和天皇は無表情なイメージが強かったのですけど
本作では結構のほほんと、にこにこしてる事が多くて。
もちろんそれはフィクション以外の何物でもないですけど
でも。なんだか。ますます好きになってしまった。


大塚氏お得意の偽史モノでありますので
いつも通り、昭和天皇以外も実在の人物が数多く登場します。
自分に歴史の知識が無いもので、私が分かったのは
東條英機、原節子、柳田國男くらいですが・・・。

って、そう!!東條英機が出てきた時には
昭和天皇登場以上に大丈夫なのか!?と思ってしまいましたよ!!
今靖国参拝で国際問題にまでなってるっていうのに。
大塚さん本当に怖いもの知らずなんだから・・・。

あと柳田國男。
大塚さんはよっぽど柳田國男が大好きなんですね〜。
また出てきた!!と思ってちょっと笑ってしまいました。
しかし過去の作品『北神伝綺』や『くもはち』とも
キャラクターがまた違っていて。
今回はお歳も召して、学者然とした落ち着いた佇まいで。
上記2作のキャラクターが濃い目だっただけに
薄味ではありましたけど、でもこれが本物に1番近いのだろうなーと。
比べると面白いですよね。ふっふ。


杉浦守さんの作品は今回が初めてだったのですが
この独特な鉛筆描きのような線は非常に好み。
しかし、登場人物の区別が付き難い時があって。その点が少々残念でした。
でもそれは、実在の人物を過度な脚色もなく
似せようと努力した結果なのかもしれませんが。
そう、そのせいか、写真を見ながらそのまま描いたのだろうなと思えるような。
動きの無い、顔の向きなども微妙に不自然な絵も多く見受けられて。
そこも残念でした。

天皇ヒロヒトが杉浦さんの絵として補完され
イキイキと動き回れるようになる事を、願っております。


えー最後に。
ここまでの文章も、大丈夫か?という内容でしたが
正直に本書を読んで感じた馬鹿な感想を書きます。書いちゃいますよ!!

菊人が天皇の事凄く好き。いや大切に思っている。
えーとどう表現しても私が書くと変な意味合いになってしまいますけど
菊人がお役御免になって天皇の下を離れたあとも
天皇の事凄く気にしていて、助けに駆けつけちゃったり
合鍵返さずにこっそり持ってたりしちゃってるところに
もうどうしようもなく 萌えました!!

天皇の事好きなんだなーって・・・。不敬!!不敬!!
でも、そう心から「守りたい」と思うに至るエピソードとか見れたら嬉しいな〜。
きっと凄く優しくしてもらったりしたのだろうな。ふふ。


あああ・・・可愛いとか言ってるだけならまだしも
ヤンゴトナキ方捕まえて、何考えてんだ私!!

この記事がこっそり消されるような事があったら
どこからか嗜めるメッセージがあったんだろうなーと思って下さい。ぐ。
いやでもちょっとシャレになんないよね。


そう言えば大塚氏は『少女たちの「かわいい」天皇―サブカルチャー天皇論
なんて本も出していましたが。読んでみないとイカンですかね。
でも書店で見かけた事ないんだよな。探してみるか。


[ amazon詳細 : 『オクタゴニアン (1)』 ]



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posted by 麻吉 at 2006/08/04 19:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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