「竹光侍 (2)」 松本大洋/永福一成

竹光侍 2 (2) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

竹光侍 (2)
松本 大洋 永福 一成 / 小学館 (2007/05/30)


評価:★★★★★(満点!!)


2巻もやっぱり面白いよぉぉぉぉーーーー!!!!


1巻の最後に起こった辻斬り事件が引き金となり
謎に包まれている宗一郎の過去や故郷での事が今回明らかとなる。のかな?
なんて思っていたら、そんな事も無く事件はアッサリと解決してしまったわけですが。
しかしこれによって「宗一郎」と「大三朗」と「与左衛門」と「恒五郎」の
絆が深まる要因となったので、ある意味重要な事件でしたね。

と言うか、犯人探しのために
いつもの気風が良くて頼り甲斐のある差配の与左衛門が
弱々しく物乞いを演じてワンコをヨシヨシする姿になぜだかキュンとしてしまった。
いやいや普段の凛々しい親分の姿があってこその胸キュンであって
弱いのがいいって言うんじゃないんですよって何必死に説明してますか自分。
あと最後にワンコがくっついて来たのも微笑ましくて良かったな〜。ふふ。


あ、あと・・・腐った事言いついでに書いてしまいますが。
前回の感想でも書きました勘吉と宗一郎の二人。

今回は宗一郎と彼を取り巻く大人達のお話がメインであったせいで
二人のシーンどころか勘吉の登場そのものが少なくて残念だったのですが。
しかし、宗一郎を見詰める眼差しが、前にも増して熱心だったり
宗一郎のために用意したおまんじゅうが乾かないようにと
そっと手で包みながら宗一郎の帰りを待っていたりと
可愛さとトキメキ度は相変わらず。いや前巻以上でっ!!
ああもう勘吉可愛いよ勘吉!!

あと宗一郎の想像に登場した、大人になった勘吉の姿があまりにも可愛くて
どうしようもなくハァハァしましたゴメンナサイ。ふが。


さてそんな邪な目線はこっちへ置いといて。
それら以外の話では、矢場の女主人・お勝さんのお話が良かった・・・。
最後に勝が一生懸命自分で書いた文字の素敵さと
最後の最後に描かれた竜のひょうきんさが絶妙で
切ないお話だったのだけど、なんだか和んで幸せな気分になった。

もちろんあの仕打ちには「ヒドイ!!」って思ったよ。
お勝はこんなに性根が良くて、こんなに一生懸命頑張ってるのに酷過ぎるって。
でもお倉さんの気持ちもさ、同じ女として分からなくもなくて・・・。
だから全面的にお倉さんが悪いのだけれど、でも責めるのもためらわれて。
きっとお倉さんはそんな事をしてしまった自分を悔いていると思うしさ。
ああ、女ってもんは色々面倒臭いぜ!!

あと、このお話とはまた別で
売られていく黒毛のお馬の独白が切なかった・・・。
あんな死んでも誰も悲しまないような嫌われ者の主人だったけど
でも、彼だけは好きでいたんだね・・・。
また良い主人に出会えると良いです。たっしゃで暮らせよ!!


そんなこんなで、あっという間に読んでしまった2巻。
後半謎の男が登場し、辻斬り事件の時にも増して不穏な空気が渦巻きまくり
そんな状態のまま「それはまた次回とする」なんてニクイ演出がされて
前巻同様「早く続きをーー!!!!」って感じなのですが
でも週刊誌連載だからすぐ次出ますよね?ああでも半年とかまたかかるのかな?
もー兎に角、次巻が待ち遠しくて仕方が無いです!!
松本先生連載頑張って下さいね!!待ってますー!!


あ、そうだ。最後の最後に。
前巻の感想に書き忘れたのですが。
「ほのぼの」した内容に反して結構「殺傷表現」があります。
こうポーンと頭が飛んだり、今回などは両腕がスパーと切り落とされたり・・・。
松本氏特有の簡略化された絵柄ですから、グロテスクでは無いのですが
一応そういうシーンが極度に苦手な方はご注意下さいね。って事で。


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posted by 麻吉 at 2007/07/17 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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