「まじかる無双天使突き刺せ!!呂布子ちゃん (1)」 鈴木次郎

まじかる無双天使突き刺せ!!呂布子ちゃん 1巻 (1) (Gファンタジーコミックス)

まじかる無双天使突き刺せ!!呂布子ちゃん (1)
鈴木 次郎 / スクウェア・エニックス(2007/09/27)


評価:★★★★☆


また女体化モノかよ・・・読む前にそう思いましたゴメンナサイ。


「三国天使界」。
そこは「無双天使」の称号を求め、天使達が戦いに明け暮れている世界。
で、そんな世界で呂布子こと呂布奉先は、幼女ながらにアホのような強さで
条件である“千個の首級”をゲットし、帝の下へ馳せ参じたのだが
「それだけじゃダメー地上で善行して、その証である宝玉を7つ集めて来な!!」
と言われ、しぶしぶ地上界へ舞い降りたのだった。まる。


とまーそんな感じで、三国志をネタにした
一言で言ってしまえばマニア向けの萌え漫画であります。

いや“萌え”と言うよりも“ギャグ”寄りの内容ではあるのですけどね
しかし一見しての絵柄が絵柄ですし
一部武将(全員ではない)が幼女だったりするので
一般人の友人知人には薦め難い作品であるのです。が。

私の嗜好にはジャスト・フィーーーーーット!!!!

武将達のムキムキさや髭モジャさにムハムハハァハァしつつ
しかし女体化されても別に嫌悪を感じない。
いやむしろ『一騎当千』で自分の好きな武将であるところの夏侯惇が
女でなかった事に不満を感じたくらいの
“駄目”な三国志好きなんです私!!ゴメンナサイ!!

いや、でもですね。女子化したら何でも面白がるという訳でも無いんですよ
むしろ最近は、そういう作品が乱発され過ぎて「もういいよ・・・」という
そう言う意味での嫌悪感を感じていたくらいで。
だけど・・・これはとっても面白かったーー!!!!


で、どこが良かったのかなと考えたのですが。

まずは、完全なるギャグな内容であるところ。
畳み掛けるように、これでもかこれでもかと繰り出されるアホネタ。
そのテンポの良さがまず読んでいて爽快で、そして腹痛!!
あと、そういった小ネタ的な部分だけでなく
キャラクターそのものの面白さがまた素晴らしいんですよ!!

で、そのキャラも、各武将達が面白オカシな事になってるだけなら
ここまで評価していなかったと思うのです。
本作のなかなかに凄いところは
地上界のオリジナルキャラがまた凄く魅力的ってとこ!!

特にマリエ。マリエ最高だー!!
マリエと言うのはですね、呂布子と陳宮が
地上界でお世話になってる女子高生の子なのですが
可愛いけど気弱で呂布子に振り回されっぱなしの弱虫!!みたいに見せかけて
物凄い・・・いやぶっちゃけ武将達の面白さを喰ってしまいかねない
猛烈にキレたキャラなんですよ!!それが最高にイイの!!
本当、マリエ好きだわ〜!!

あとキャラの造形も素晴らしい!!
もちろん絵柄の好き嫌いは皆様それぞれあると思いますが
私はこの感じ、とっても好み。

それに絵の上手さだけでなくて
例えば夏侯惇(男)の渋カッコイイ外見な上でのすっとぼけた性格とか
典韋(女の子)のヨダレ出そうなほどの肉体と可愛らしい性格とか
あと、袁術(幼女)のあの感じも結構好きなんだな〜。
本当どのキャラもナイスな設定なんですよ。


あと本作の魅力と言えば
登場する武将の人選の素晴らしさ!!

これも、個人的な趣味の話で恐縮ですが
私は三国志は人物単体では「夏侯惇」、軍単位では「呂布軍」が好きなんですね。
で、本作のメイン登場人物が「呂布」「陳宮」「曹操」「夏侯惇」ですから
好きなキャラばかり!!!!

つか、つかですよ。
陳宮がフィーチャーさたって事に、目頭が・・・熱く・・・うう(感涙)。

いやだって、例えば設定として補佐天使は“軍師”という決まりであるなら
その位置が陳宮なのは当たり前ですよ。ええ。けれども
曹操の補佐は夏侯惇。って事は、呂布の補佐は張遼でもおかしくなかった。
いやむしろ張遼の方が相応しかったはず。なのに!!あえて陳宮!!

ありがとう!!ありがとう!!陳宮にしてくれて有り難うー!!

陳宮好き。いやマイナー武将好きさんなら、この気持ち分かって下さいますよね!!
張遼が嫌いと言うわけではないです。
でも張遼は放っといても取り上げられるし、いつもカッコイイ扱いじゃん!!
だから基本的に不遇の、下手したら忘れられてたりしてる陳宮がメインってのは・・・。
ああ、本当に嬉しいわぁー・・・(幸せを噛み締める)。

あ、そ、そう言えば!!
本作には登場していないのですが
OVAの方には高順が登場しているらしいじゃないですか!!
ずるい!!それはずるい!!漫画版にも高順出して下さいーー!!!!
高順も大好きなんです!!お願いします!!!!


さーさて、1巻はとりあえずメイン人物の紹介と
あと敵として張角(補佐:張宝)と袁術(補佐:紀霊)が登場しましたが
今後も続々と有名武将が登場するのでしょうな〜。
どんな感じに登場するのでしょうね。次は董卓とかかな?
いやいや蜀の誰かか、呉の誰かか。
とにかく、どんな造形で登場するか、とっても楽しみです!!


一般の三国志好きさんにはお薦めしません。ええ。ええ。
しかし三国志の歴史を変に捻じ曲げるような使い方ではなくて
あくまで武将の設定“だけ”を上手く利用した、ファンタジースパークギャグ漫画
という風に考えて頂ければ、変に拒否反応も起きないのでは。

三国志知識があり、この表紙をレジに持って行く事が恥ずかしくない貴方に
強く、強くお薦めしたいと思います!!

ってそれ結構難題だな(笑)。


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posted by 麻吉 at 2008/02/20 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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