「センゴク外伝 桶狭間戦記 (1)」 宮下英樹

センゴク外伝桶狭間戦記 (KCデラックス)


センゴク外伝桶狭間戦記 (1)
宮下 英樹 / 講談社(2008/02/06)


評価:★★★★☆


先に言っておく。
真の歴史好きさん(特に男性)と宮下先生ファンの皆様ゴメンナサイー!!


今までに無い独自の解釈と、熱い熱い合戦描写と
そして非常ーに“漢”臭溢るる画風でお馴染みの
宮下英樹先生のコミック『センゴク』の外伝作品であります。

本編の方は秀吉や家康に仕えた武将“仙石秀久”が主役の物語でしたが
と言いますか、実は本編、ちゃんと読んだ事ございませんで・・・。
武田信玄との戦い辺りだけ、パラパラと読んで楽しんだのみという
本編ファンの方に怒られてしまいそうな状態で。

ではなぜ本編も読まんと外伝だけ購入するような事をしてるのかと申しますと。
それは・・・メインが・・・今川家で・・・さらに・・・今川義元殿が・・・

イケメンだったからですよぉぉぉーーーー!!!!

スミマセン、スミマセン。本当にスミマセン。
でもね、でもでもね、昨年放送された大河ドラマ『風林火山』の
藤村志保さん演じる“寿桂尼”と、伊武雅刀さん演じる“雪斎”と
そして谷原章介さん演じる“今川義元”を見て
今川家の事、義元の事、好きになった乙女達がいると思うのですよ。私みたいに!!
そんな皆様に、是非とも紹介しなくてはと思いましてっ!!(力説)


しかしながら、私がここで「義元殿イケメン'`ァ(;´Д`)'`ァ」とどんなに連呼しても
上の画像通り、本作は表紙・裏表紙共にイラストが一切無く
宮下作品をご存じ無い方には、どんな感じか想像も出来ないですよね。

と、言いますか、私はたまたま中身を確認出来る書店でこの作品に出会ったので
悩む事無く購入する事が出来ましたが
ビニールがかかってるお店で、悩んだ末結局買わなかったという方
結構いらしゃると思うのですよ。それは本当に勿体無い!!


と言うわけで、少しでも仲間を増やすべく
中身をほんのちょっとだけお見せしたいと思います。

まずはこちら。この渋カッコイイお坊さん
桶狭間戦記
こちらが九英承菊。後の“雪斎”さん。

で、こちら
桶狭間戦記
この素敵好青年が梅岳承芳。後の“義元”殿です。

どうでしょう?どうですか?
ちなみに義元殿は外見が良いだけでなく、なかなかに聡明で
しかし子供っぽい部分もあって、よく雪斎にガミガミ怒られたりとか
そのやり取りがまた'`ァ(;´Д`)'`ァだったりするんですよ!!
あとあと、対立する武将として信長の父親である「織田信秀」が登場するのですが
この信秀のおっちゃんがまた渋くて素敵でねー!!特に髭が。って髭か。


なんて、こんな事ばっかり書いてると勘違いされてしまいますね。
本作は乙女向けなどでは決してなく、むしろ真逆。相変わらずの漢臭さ!!
それに内容の方も“戦国大名”とはいったい何なのか
“戦国時代”とはどういう仕組みで成り立っていたのかという
軟派からは程遠い、非常にストイックな面が強くて
ですから、硬派で真面目な歴史好きさんこそ楽しめるのではないかと。

あ、でもどうなんだろう。
歴史に詳しい方が本作を読んだら、どう思われるのかな。
と言いますか、この作品はどの位史実通りで、どの位突飛な解釈なの!?

歴史漫画はおしなべて作者独自の解釈とか
あと贔屓目な目線とかあると思うので、完全に信じちゃいけないというのは
各「三国志」作品で学んできましたが
でも“戦国時代”の知識が大河『風林火山』のみと言っても過言ではない私には
その辺の判断が全然出来なくて、「へーなるほどね」なんて
素直に納得しちゃってるんですけど・・・もしかしてキケン?
つかやっぱり義元殿の事、良く描かれ過ぎてたりする!?


うーむしかし、例えそうであったとしても
例えばそれまで悪者のイメージが強かった、三国志の“曹操”という人間の人物像が
蒼天航路』と言う作品で劇的に変わったように
義元の世間一般的に広がっていると思われる“ダメ武将”のレッテルが
この作品で少しでも変わったら良いなーと。

つか、白塗りで、下膨れで、麻呂で、おじゃるな認識が、緩和されたら良いなとねっ!!

なーんて言いつつ、この先ゲーム等に登場する義元殿が総イケメンになったら
それはそれでちょっと嫌なんですけどね・・・ってどっちなんだ!!(苦笑)


さて本作には、雪斎が今川家の懇願により駿河に下向するところから始まり
方菊丸(後の今川義元)との出会い。花倉の乱。織田信秀との攻防。
そして竹千代(後の徳川家康)の争奪戦あたりまでが収録されてます。

進みが速いので、次の巻で三国同盟とか
信秀に代わり、成長した信長が台頭してきたりとかするのでしょうかね。
いやもしかして雪斎が・・・とか、桶狭間ももう収録されちゃったりするのか・・・?
てことはもう次の巻で終わり?え、もっと読みたいですよ宮下先生!!


本編『センゴク』は未読でも、まったく問題無く読む事が出来ます。
ちょっとでも気になった方、本屋で悩んだ方、そして義元殿好き同志の乙女達よ!!
騙されたと思って、レジに持って行ってみて下さい。
是非!!お勧めです!!


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posted by 麻吉 at 2008/04/07 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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