「花と奥たん (1)」 高橋 しん

花と奥たん 1 (ビッグコミックススペシャル)

花と奥たん (1)
高橋 しん / 小学館 (2009/4/30)


評価:★★★★★(満点!!)


たとえ今日で世界が終わっちゃうとしても


本当高橋先生はウマイなーと思う。
その“ウマイ”は絵が上手とかそういう意味の事ではなくて
なんと言うか、読者を引き込む何か。
そして読者の予想をまんまと裏切る何か。
本当にね読んでいていっつも「やられた!」って思うの。
そして「くそう!」って思う。なんだか悔しいのよね、
今回もしてやられました。まさか、こんな物語だなんて思いもしなかった。


東京の近郊、横浜のはずれの住宅街にある一軒家。
手の行き届いた家庭菜園には立派な野菜が沢山実っている。
それが“奥たん”のお城。
今日も野菜を収穫しながら、晩ごはんの献立に思いを巡らせる奥たん。
最愛の旦那様に喜んでもらうためですもの、はりきりますよ!!

花と奥たん(1)

さて今日はどんな献立にしようかな。


高橋先生特有の柔らかい線で描かれた奥たんと飼いウサギのPたんは
キラキラで、ふわふわで、ニッコニコ。
平凡かもしれないけれど、幸せいっぱいだ(なんてったって新婚だしね!)。

しかし、読み進めるうちに、私達は小さな違和感に気付くのです。
スーパーに買出しに出掛けた奥たんの後ろ。
何気なく描かれた街の景色に。井戸端会議をしている主婦達の会話に。
「あれ?」と思う。
ハッキリと分からないけれど、でも明らかにオカシイと思う。
何?何だ?何だ?何だ?と読み進め、そして気付かされる。
“そこ”は現実とはほんの少し違う事が起きている世界だと言う事。
“花”と呼ばれる災厄によって、東京が突然壊滅した世界だと言う事。
奥たんは“帰りの遅い”旦那様の事を、今でもずっと待っていると言う事・・・。


感じとしては『最終兵器彼女』に近いでしょうか。
リアルな現代の日本が舞台のようでいて、非現実的な何かが起きている世界。
普通の学園モノだとか恋愛モノだとか、ほのぼのな内容だと思って読んでいると
ギョッとさせられる設定。
そのギョッとさが、また魅力なのですよ。

さらに言うと、登場する景色は、高橋先生が実際に歩き回って
写真に収めてきたものを利用しているとのことで、どこまでもリアル。
そういう、本当の景色の中に溶けこむように非現実さがあるから
異常さがより一層際立って感じられるのでしょうな。

花と奥たん(1)

自分の住んでる地域が登場したら良いな〜。
はっ!!うちはまんまと“花”の下か。む、無念・・・。


そうそう。
それらの写真は物語の最後に「冒険レポ」としてオマケ紹介されているのですが
景色だけでなく、各話に登場するお料理も実際に作ってみているそうで
冒険レポと共にレシピも掲載されているのです。
で、それがオマケにしておくには勿体無いほど面白くて!!

というのも、ウサギのPちゃんが解説者なものだから
材料の名前を知らなかったり(「しょっぱい白い粉」とか「バルサミなんだか」とか)
ウサギだけに魚料理には興味がないからって解説が投げ槍だったり。
でも投げ槍でもちゃんとレシピとして使える程度の投げ槍さなのがまたおかしくて。
これは必見。オススメ。


あ、そうだ、料理つながりで
各話の頭には毎回奥たんがこしらえる晩ゴハンがカラーで描かれるのですが
それがまたすっっっごく美味しそうなんですよ!!

花と奥たん(1)

どうですか、この料理漫画ばりの料理描写!!
ああもう、見ているだけでお腹がな鳴っちゃうよ!!

・・・ん?ちょっと待てよ?
よく考えたらこの作品って、料理漫画ばりじゃなくて、正真正銘の料理漫画か?
そうだよな、料理がメインのお話だもんな。


そう、本作品は“花”という、世紀末的な要素と謎を抱えているわけなのですけど
でも“花”がメインではなくて、あくまで“そういう災厄のあった世界”で生活をする
奥たんの日常風景。買出しに出掛けた時のちょっとした冒険や
料理をする姿がメインの物語なのです。
その“花”があくまでオマケなのがまたいい。

あ、でもだからと言って、謎を謎のままにしておくわけではないのですよ。
東京の現状やその災厄についての内容は
ほんの少しずつ語られて、ほんの少しずつ見えてきている。
そのちょっとずつさがまた絶妙で。
って、なんか大絶賛だな私!!


ああもうっ!!
正直な事を言うと、私はこれまでの高橋先生の作品を
手放しで感動できていないというか
自分でも良く分からないのですけど
なぜか斜に構えた見方しか出来ないでいたのです。
でもこの作品は、本当そんな私にもグッときて。

なので、そんなアンチ気味な私でも面白いと思えたくらいですから
皆さまにも是非読んでみて欲しいと思うのです。

自分の周りだけかもしれないですが
あまり話題になっていないように感じるこの作品。
もっと話題になってもいいと思うの。
皆気付け!!これ面白いよー!!

本当、お勧めですっ!!


最後に。
雑誌連載の間隔が月間どころか季刊?くらいなペースらしく
すぐに続きが読めません・・・イケズ!!
そんなわけで、続々とコミックが出ない事と
あとカラーページが多いためか、通常のコミックよりも少々値が張る事がネックかな。

花と奥たん(1)

(こんな感じで巻頭だけでなくて各所にカラーが用いられてるのです)
でもこのカラー群も魅力のひとつなので減っちゃイヤ!!

先生、続き本当に楽しみにしていますので、頑張ってくださいねー!!


[ 作品詳細 : 「花と奥たん (1)」 ]
posted by 麻吉 at 2009/08/15 20:20 | Comment(1) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ドヒー! おばけが僕をペンペン殴る!」 押切 蓮介

ドヒー! おばけが僕をペンペン殴る!

ドヒー! おばけが僕をペンペン殴る!
押切 蓮介 / 太田出版(2006/10/14)


評価:★★★☆☆


まだ押切蓮介氏の作品を知らなかった
そう、おばけに対してピュアな気持ちを持っていたあの頃・・・(突然どうした)
本屋さんにズラリと並んだ漫画本の背表紙を
何の気なしに眺めていた私の目に飛び込んできたのは
今まで見た事も無いような強烈極まりないタイトルでした・・・

「ドヒー!」て!!「ペンペン殴る」てーーー!!

そりゃとりあえず手にとって見てみるでしょうよ!!
で、表紙の怖いんだか怖くないんだか
ギャグなんだかギャグじゃないんだか分からない絵を見て
中身もどんなんだか気になって、開いて見ちゃうでしょうよ!!
で、開いてすぐの表題作を読んで、あまりの衝撃に
一目で惚れて即レジに持って行っちゃうでしょうよっ!!

それが、押切漫画と私の出会いだったのでありました・・・。


前置きが長い。


さて、そんなわけで
後に『でろでろ』にも手を出して、完全に押切作品の虜となる私の
初押切体験がこの作品だったのであります。

結構古い作品から現在の作品まで、13作品収録されている短編集で
相変わらずの爆裂オバケギャグ漫画!!と言いたいところですが
本作はちょっとだけ毛色が違います。
いや毛色の違う作品“も”入っている。

あのね、本気でちょっと怖かったりするの。
あと意味が分からねー!!と言うかなんじゃそりゃー!!と言うか
えーと、そう、シュール!!シュールなお話も満載。
つか3分の1がシュール。
そのシュールな作品は面白いのかと言われると
正直微妙ではあるのですけど・・・
でもっ!!そんなシュール作品は別にして
面白い作品があるのですよ!!お勧めしたいのですよ!!


まずはなんと言っても
はじめにも書いた表題作「ドヒー!おばけが僕をペンペン殴る!」!!
おばけ女から語られた真実は、まさに目からウロコ

ドヒー! おばけが僕をペンペン殴る!
「アナタは幽霊になれば人を呪い殺したり祟ったりする事ができると思ってるの?」

ああ確かにその通りだわーーー!!


そして次に大好きなのは「コタツオバケ」!!
これは古い作品でどちらかと言えばシュールな内容ですけど
姉さんの最強さにもーメロメロ!!
お姉さん最高です!!貴女にまたお会いしたいですよー!!


そして1作品だけ毛色の違う「かげろうの日々」。
その後『ミスミソウ』で開花する“静”もしくは“闇”押切作品の
原点と言っても過言ではないかと思える内容です。

20090621-2.jpg

ああ、こう言うお話も好きだ・・・。

この3作品だけでも、買って良かったと思えます。いや本当に。


そんなわけで、収録されている作品全てを力いっぱいお勧め!!
とは言い辛いのですけども、でも薦めずにはおれません。
押切ファンで、まだ未読の方は是非読んでみて下さい!!
押切初体験の方には・・・うーんあまり向かないかな・・・
やっぱり『でろでろ』辺りから入るのが無難じゃないでしょうか。
って自分はこれが初体験で、ハマったくせにね!!


最後に余談。
シリアスホラーな『かげろうの日々』はさておいて
たぶんジャンルとしてはギャグに入るはずの
『4444』と『真剣10代しゃべらね場』が個人的には凄く怖いです・・・。
『4444』はあの電話ボックスを覗き込む幽霊の“目”。
『真剣10代』は精神的に。
怖くないですか?怖いの私だけかしら。おかしいな〜。


☆関連過去記事☆
・「でろでろ (1)」 押切蓮介

[ 作品詳細 : 「ドヒー! おばけが僕をペンペン殴る!」 ]
posted by 麻吉 at 2009/06/21 17:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「(ニコ) (1)」 タカハシマコ

(ニコ) 1 (ドラゴンコミックス)

(ニコ) 1
タカハシマコ / 角川書店(2004/01/30)


評価:★★★☆☆


ずっとそうして来たでしょ?自分を殺してるつもりで相手を殺して来たでしょ?


“ニコ”はとても髪の長い少女の形をしている「何か」。
“ニコ”からメールが届いた子は、さらわれてしまうと言う。
“ニコ”は斧を持って追いかけて来て、しかも100mを3秒で走ると言う。
そう、それは小学生や中学生なら誰もが知っているが、しかし誰も見た事が無い
一昔前の「トイレの花子さん」のような都市伝説の一つだ。
しかし、彼女は本当に存在していた。
そして問題を抱えた少年少女の前に現れて・・・。


可愛らしい絵柄なので、少女漫画かなと思ったら
連載していた雑誌が『月刊ドラゴンエイジ』と言う事なので
大きいお友達向けの作品であった・・・。

しかし、いわゆる“萌え”作品ではありません。
子供の頃特有の痛々しさ。イジメ、リストカット、引き篭り・・・。
そういった悩みを抱えた少年少女達がニコと出会う事で展開する
オムニバス形式の短編集であります。

なのでどちらかと言えば大きいお兄さん達よりも
その年代の子供達が読んだ方が面白いのではないかと思うのだけど
でもこの本って、大きさからして“大人コミック”コーナーに置かれてますよね。
中学生はまだしも、小学生の手元には届いていないだろうなー。
むう勿体無い事だ。


いくら題材がヘビーでも
この淡い線の絵から、優しく甘い内容だと思われてしまいそうですが
そんな事は無いです。内容は相当重苦しい。

(ニコ)

そう、例えばニコは天使で
悩める少年少女達を救ってくれてハッピーエンドv
なんて可愛らしい話ではないのだ。

むしろ「アナタは被害者面してるけれど、でもアナタに非は無かったの?」
そう彼女達は問いかけてくる。

(ニコ)

ドキッとする。

学生時代の事なんて遥か昔の事で、もう他人事だけれど
でも“短絡的”で“他罰的”で“自己中心的”で
“尊大な自己と卑屈な自己”が“併存”していながらそれを“否認”する気持ち。
そういう人間の嫌な部分は、今の私の中にも確実にあって。
だからかな、ドキッとせずにはいられなかった。


んーまーでも、はっきり言って“中二病”な内容以外の何物でもないので
好き嫌いは分かれると思いますし
私もズズィーとは入り込む事は出来なかったのですけどね。

でもそういう“イタさ”だけが売りではなくて
こうなんて言ったら良いか「起承転結」の「転」の部分とでも言いますか。
話が一転して、ハッとさせられる展開があったり。
あと、ニコの存在の設定もなかなかに面白く。
だから中二的だからという理由だけで嫌いになれない
なかなかに曲者な作品なのでありました。


そんな良作ですが、ちょっと勿体無いなと思った事が一つ。

3話目から4話目にかけて
“ニコ”の正体が明らかとなる話が挿入されているのですが
こんな早い段階で明かされてしまうのは、早急ではなかったかなーと。
ニコってなんなんだろう。と言う読者の興味を
もっと持たせたままにしておいて欲しかったなーと。
せめて1巻の終盤に収録されてたら良かったと思うの。

む、そう言えば。
『(ニコ)』の2巻って見掛けた事ないのだけど
もしかしてまだ発売されてない・・・?

いや噂では当時発生した児童殺傷事件を連想される描写があったとかで
発売が見送られた・・・って事でしたが
でも、それから結構時間経ってますし
そろそろ出ててもおかしくないと思ったのだけど・・・。

そういう世間が煩く言うような理由だと、いつまで経っても出し難いのかな。
それとも今更出すのもなって感じか?有り得る。有り得るぞ!!

このままいつも通り、するするするーと終わるのか。
それとも何かしら大きな“まとめ”の物語が最後に来て締めるのか。
凄い気になるじゃないですか。なってるんですよ。
ですから、今からでも全然遅くないですから発売して下さい。
角川書店様、宜しくお願いしますですよー!!


えーそんなわけで。
実際に同じような悩みを抱えた少年少女達の
参考になったり、解決の糸口になるかどうかまでは分かりません。
しかし、少なからず心に響くものはあると思います。
探し辛かったり、買い辛かったりするかもしれないけれど
見付けたらちょっと気にして欲しいと思う。
頑張れ小中学生達!!


[ amazon詳細 : 『(ニコ) 1』 ]


■■ 追記 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

完全版発売されましたね!!

(ニコ) 1 完全版 (アクションコミックス) (ニコ) 2 完全版 (アクションコミックス)

全2巻。
パラパラと中身を確認しましたが、2巻が全初収録作品なのは当たり前として
1巻にも旧1巻全話+1話新作が収録されておりまして
つまり2巻だけでなく、1巻も買い変えろと・・・先生のイケズー!!・゜・(ノД`)・゜・


[ amazon詳細 : 『(ニコ) 1 完全版』 / 『(ニコ) 2 完全版』 ]
posted by 麻吉 at 2008/11/07 01:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「魍魎の匣 (1)」 志水アキ/京極夏彦

魍魎の匣 1 (1) (怪COMIC)

魍魎の匣 (1)
志水アキ 京極夏彦 / 角川書店(2007/12)


評価:★★★★☆


匣の娘もにつこり笑つて「ほう、」と云つた。ああ、生きてゐる。


ある夜、一人の少女が電車に轢かれた。
頭部以外の身体全てが重症。少女は懇意の外科医の下に運び込まれ治療を受けるが
多くの人間がいるその集中治療室から、忽然と姿を消してしまった!!
巨大な“箱”の様な医学研究所から消えてしまった少女。
同じ頃都内で発生したバラバラ殺人事件の被害者の足が入っていた鉄製の“箱”。
“筥”を崇拝する宗教。夢物語のような“匣”の娘。
箱(はこ)、筥(はこ)、匣(はこ)・・・。
全ての謎は匣の中に・・・。


本作は1995年に発表された京極夏彦著『魍魎の匣』の完全画像化作品です。
原作『魍魎の匣』は・・・なんてわざわざ説明する必要も無いほど有名な作品ですよね。
斯く言う私も既読済み。そして大大大好きな作品の1つであります。

さて、そんな大好き作品が漫画化されるとあっては
チェックしないわけにはいきませんですよっ!!と鼻息も荒く手にした本作。
いくら、いつも素晴らしい作画をされる志水先生とて
手を抜いたユルイ作画なんてしようもんなら容赦しませんぞ!!てなもんで
こう自分の中で、かなりハードルを上げて挑んでみたわけなのですが
そんな心配は・・・杞憂で御座いましたよ・・・

なんだこの予想の遥か上をいく素晴らしい作画はぁぁーー!!!!

いや本当、凄い。凄いの一言です。
特に感動したのは木場の旦那。

魍魎の匣

顔がちゃんと真っ四角だよ!!身体もゴッツゴツだよ!!

ああ頼子羨ましい!!私もその岩のような腰周りに抱き付きたー・・・ゲフゲフン。
冗談はさて置き、こういう木場さんを待っていたのですよ私はっ!!

いやもう、本当にね
例えば、京極シリーズ・・・おっと正しくは“百鬼夜行シリーズ”か
を題材にした同人作品であったならば
木場の旦那が超スレンダーな美形青年になっていようとも
関口君が超ブリブリ可愛い子ちゃんになっていても
全然大丈夫なんですよ。つかそれはそれで嫌いじゃないですよ。ハァハァですよ。
しかーし!!れっきとした商業ベースに乗せられた漫画化やアニメ化で
それをやっちゃーイカンと私は声を大にして言いたいわけですよっ!!

え?暗に現在放送中のアニメの事を言ってるのかって?
いや、そんな事は無いですじょ?(そっと目をそらす)

いやだってさ、この作品で美形なのって榎木津だけのはずじゃない。
なのに登場人物全員がスラっと美形なんてーのはやっぱりちょっと違うと思うし。
つか、ちょっと脱線しますけど、京極作品に限らず何かを画像化、映像化した時に
ムサいキャラはムサく!!ゴツいキャラはゴツく!!
そしてオッサンキャラはちゃんとオッサンに描いて欲しいんですよ!!
何でもかんでも美形にするなー!!
ムサくてゴツいオッサン好きの私の、心からのお願いです(問題はそこか)。


おっと、たいぶ話がそれてしまいました。本題に戻りましょう。

本作の作画の話ですが、原作に忠実なのは木場氏だけではありません。
原作中で外見に関して描写のある人物は
本当にビックリするほどに記述に忠実に描かれています。
コケシみたいと言われてる青木君はコケシっぽく。
顔が長いと言われている増岡はもちろん馬面に。
細眉、切れ長の吊り目とされている久保なんて、もーまんま(笑)。

あと、見た目だけではなくて、頼子のこの年頃特有の痛々しさとか狂気とか
そういったところの表現がまたとても良くて素晴らしかったり。

魍魎の匣

ああかつて、ここまで原作品を忠実に再現した漫画があっただろうか・・・。
(挿絵を担当した方が漫画化したとかの場合は別ですよ)
志木先生は京極ファンであるらしいですが
でもファンだからでは片付けられない、物凄く研究したんだろうなという感じが
画面からヒシヒシと感じられました。完敗。

えーそんなわけですので、作画に関しては、文句は一切ありません。
原作を読んでいれば読んでいるほど、お気に召すのではないでしょうか。
イメージが崩れるのが嫌だなーと手を出していない原作ファンの方は
騙されたと思って、手に取って見てみて下さい。
きっと気に入りますよ!!もちろん男性の方にもオススメですー!!


あーしかし、そんな感じで人物の造詣にキャッキャする楽しみはあっても
トリックやオチを知っている分、それらを想像してドキドキする事が
出来ないのが残念でならないですなー・・・。
その点『魍魎』初体験と言う方はとても羨ましいです。いや本当。

原作を未読で、本作のストーリー部分についての感想を求めて
こちらに辿り着いた方がもしいたとして、私がその方に言える事と言えば
とりあえず面白いから読め!!って感じでしょうか。

1巻はグチャグチャと色々な事が起こって謎だらけです。
きっと重苦しい空気ばかりで、何がなにやらサッパリな事でしょう。
しかし、そんなグチャグチャな事全てがスッと綺麗に纏まって
「不思議なことなど何もなくなる」その様を、是非見て、驚愕して頂きたいと思う。
この先の展開を楽しみにして下さい。

あと、2巻から主要人物が続々と登場しますから!!
真のイケメン(変人ですけど)も登場しますから!!
1巻はゴツいオッサンだけで我慢してね!!次巻お楽しみにっ!!
(どんな薦め方だ)


京極堂・・・もとい中善寺秋彦氏が
表紙とカラーページにまるでメインかの如く描かれまくっているくせに
最後の最後、1ページのみしか登場しないと言う
京極堂好きさんには地団駄モノの終わり方だった本作でしたので
色んな意味で“始まる”2巻。
そちらの感想は、改めてまた後日!!
榎木津萌え萌えハァハァ談義で、皆様またお会いしましょー!!ふふっふ。


余談。
そう言えば、なぜシリーズ1作目の『姑獲鳥の夏』ではなく
2作目の『魍魎』を漫画化したんですかね?
『姑獲鳥』も好きな作品なので、漫画化されたら嬉しいなー。
もちろんその時も志水先生でね!!


★志水アキ公式@ヒゲズシ : http://www.hige-system.com/


[ amazon詳細 : 『魍魎の匣 (1)』 / 原作『魍魎の匣』 ]



☆関連記事
「百器徒然袋―雨」 京極夏彦
posted by 麻吉 at 2008/11/05 00:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「でろでろ (1)」 押切蓮介

でろでろ 1 (1) (ヤンマガKCデラックス)

でろでろ (1)
押切 蓮介 / 講談社(2004/03/05)


評価:★★★★★(満点!!)


爆裂!!爆笑!!爽快感!!こんなホラー漫画見た事無い!!


耳雄は霊や妖怪に遭遇しやすい体質の中学3年生(不良)。
しかし突然脅かしたり、悪戯してきたりするオバケどもに
恐怖するどころか、ガンをとばす!!殴る!!蹴る!!泣かす!!
例え食べようとしていた食パンから突然手足が生えて妖怪化したとしても
構わずムシャムシャ食う!!食パンが「ギャー」なんて言っても構わず食う!!

でろでろ

そんな耳雄が、日々遭遇する妖怪共に悪戦苦闘する姿を面白オカシク描いた
妖怪いっぱいホラー漫画であります。


と言いますか、オバケや妖怪が登場するので一応「ホラー」と表現しましたが
正直なところ、まったくもってそこに“恐怖”はありません。
怖いどころかスカッと爽快!!
ですから、ホラー作品が苦手な人でも大丈夫ですよ。
むしろ、オバケ嫌いの人にほどお勧めしたい。
なんかね「オバケ怖くねー!!」って思えてくるから。本当。本当。


「そんな事言ったってオバケが出てくるんでしょ?じゃあやっぱり怖い」
そうお思いになる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、それも大丈夫!!

本作は1話8ページからなる短編集で
その1話1話にそれぞれ違ったオバケ(妖怪)が登場しますから
数で言ったら相当な数になります。しかーし!!
“グロテスク”だったり“リアル”に怖いオバケは一切登場しませんし
絵柄的な事だけでなくて、キャラクターの設定自体が
基本的にはすっとぼけた容姿と性格のオバケばかりで
むしろ可愛らし過ぎて、耳雄に責められるのを見ると同情したくなっちゃうほどで!!
ああ「チンゲ小僧」も「夕刊入道」も「つままれ君」も好きだ〜!!

でろでろ
(「夕刊入道」の踊りは可愛すぎるぜっ!!)

そしてもちろん、ナイスキャラなのはオバケばかりではありません。
同じく霊感が強い耳雄の妹「溜渦」や、耳雄の愛犬「サイトウ」さん
クラスメイトの「委員長」などなど、皆魅力的!!
特にブサイク顔(失礼な)のくせにめちゃくちゃ愛らしいサイトウさんの
「ギャイーン」顔に、キュンとしない人などいるだろうか!!いや絶対いない!!
あと個人的に委員長が好きです。うふ。


あとは、絵柄の話をしておきますとですね
正直な話“上手”とは言い辛い絵です。
なんと言うか、力技と言うか、勢いで描いているような絵。
しかし“汚く”無いんですよね。それに“下品”でも無い。
読んでいると、その力技感や勢いは、むしろ魅力に思えてくるのですよ。
だからか、人を選ばず、誰でも楽しめる作品だなと思うのです。
うん、女性にもお勧め出来る。

まーそんなわけで
オバケ好きな人も、そうでない人も、男性も、女性も、お子さんも
どんな人でも「わっはっは」と楽しめる、そんな作品!!
こんな一風変わったホラー漫画いかがですか?
何かモヤモヤした気持ちをスカッとさせたい貴方にオススメです!!


ちなみに、押切作品は今次から次へ新しい作品が発表されていて
その中でまだ『ドヒー! おばけが僕をペンペン殴る!』と『マサシ!!うしろだ!!』と
でろでろ』しか入手出来ていないので(只今絶賛収集中!!)
一概には言い切れないのですけども
明瞭で馴染みやすく単純に楽しめるという点で
『でろでろ』が押切作品初心者さんには一番オススメかなと思います。
本屋さんで見掛けた時には、是非是非手に取って見て下さいね!!


最後に余談。
巻末に「幻の『でろでろ』第一話」と題して
未発表作品である「でろでろ異伝 俺と守護者」が収録されているのですが
そこに登場する「耳雄の守護霊」が凄い可愛くってーー!!
この話を雑誌掲載時にボツにしただなんて、なんて勿体無い事するんだ!!
守護霊君また登場しないかな。登場したら良いな〜。


★押切蓮介公式@カイキドロップ : http://www.kinet.or.jp/osikiri/


[ amazon詳細 : 『でろでろ (1)』 ]



☆関連記事
・「ドヒー! おばけが僕をペンペン殴る!」 押切 蓮介
posted by 麻吉 at 2008/10/31 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「東京事件 (1)」 菅野博之/大塚英志

東京事件 1 (1) (角川コミックス・エース 49-4)

東京事件-TOKYO CASE- (1)
菅野博之 大塚英志 / 角川書店 (2007/08/25)


評価:★★★☆☆


実在の人物や実際に起こった事件を取り上げ
あの事件の裏側には、こんな真実が・・・っ!!なーんて物語が展開する
大塚氏お得意の“昭和偽史”モノの新シリーズであります。


と言っても、今までの大塚偽史作品が
第二次世界大戦の前後、昭和20年頃が舞台である事が多かったのに対し
今回の舞台は昭和40年代と新し目。つまり扱われている事件も

「草加次郎事件」
「もく星号事件」
「三億円事件」
「光クラブ事件」
「三島事件」

と、『オクタゴニアン』などに比べ身近で、詳細を知っている事件が多く
より一層ドキドキ感があったりしました。
って、どの事件もまだ生まれてない頃の事件ですけどねっ!!


ちなみに、これもある意味お約束みたいなものですが
“現実”“実在”のものと共に登場する“非現実”な展開は今作でも健在で
今回の場合は「時間」「タイムトラベル」が主なテーマ。
時間や時空を越えたとしか思えない謎の事件を

・意識のみが未来と過去を行き来してしまう男
・数秒だけ時間を止める事が出来る女
・未来の断片を夢で見る少女
・物質が体験した過去の記憶を念写する事が出来る男

と言った“時間に関係する能力”を持つ
「歴史科学研究所」別名「浦島機関」のメンバーが
秘密裏に調査・解決する。そんな物語なのであります。

東京事件
(現代版“仕分け屋”と言ったところですかね)

いやそれにしても、この史実の裏解釈っぷりには
本当に感心すると言うか、感嘆すると言うか、凄い。です。

もちろん、有り得ない内容のオンパレードですから
「この事件の犯人は本当にこの人だったのかも!!」なんて事は思いませんけども
でも誰が『三億円強奪事件』と『光クラブ事件』を関連付けて考えようか!!
うーむ面白いな〜。面白いぞ〜。やっぱり偽史モノは最高っす!!


あと、いつも新シリーズを読む度に思うのですが
大塚氏は本当に味のある漫画家さんを発掘するのが上手い。
今回作画を担当されています菅野博之氏のこの作風、凄く良いです!!
あえて難を言うと、女性キャラクターの区別が少々付き辛い時があったりしますが
でもこの雰囲気。実在の人物のデフォルメの感じもとてもお上手だし。
今後も頑張って頂きたいです!!応援しておりますー!!


さーさて、最後に。
大塚作品のお約束として、書かねばいかんでしょう。
そう“他作品との関連性”。

いやまー昭和と言ってもね、年代に差がありますから
その辺の事にはあまり期待せず、普通に楽しく読み進めていたのです。が・・・

最後の最後。オマケのように載せられていた数ページ。
そこには終戦直後、当時の浦島の姿が描かれていました。
白衣を着、手首に何やら機械を取り付け呆然と立ち尽くしている浦島。
そこに浦島の知り合いの男が声を掛けてきました。
浦島がその男の名を呼びます。

「土玉サン」

キー・・・タァァァーーーーーーーーーーー!!!!!!!
そこでは何も語られていないし、それ以外の情報はありません。
ですから、この土玉と呼ばれる人物と『木島日記』の土玉君が
同じ人物であると言う確証は・・・でも絶対同一人物ダ・ヨ・ネー!!

て事はだ。これもあくまで想像の域を超えませんが
しかし。たぶん。この予想は間違っていないはず。

浦島は瀬条機関の研究員であったと・・・

て事は、『東京事件』も瀬条機関の研究の一部・・・?

あ、「東京事件」とはですね、実在の事件の話とはまた別に
物語の背後に薄っすらと見え隠れしている謎の事件の事で
実は広島・長崎に続き、東京にも原爆が投下されていたとかいないとか

東京事件

今後この事件が明るみになる事が、本作の最終目的で(たぶん)
だから、この事件について詳しく調べる事になったら
きっと瀬条機関の事が・・・木島とか登場したりしちゃったりして・・・
って、流石にそれは無いか。
でも瀬条教授は出ちゃうかもっ!!むふっふっふっふ。
あー続巻が楽しみだわいっ!!


そんなわけで“相変わらず”な感じでもあり
ちょっと突飛過ぎな内容であったりもしましたけども
偽史モノ好きとして、とても楽しく読む事が出来ました。

ちなみに、本巻が発売されて1年以上経ってますが、続き・・・は?大塚先生?
オクタゴニアン』の続きも!!本当待ってますので!!
新シリーズを色々発表するのも良いですが
既存のシリーズの続巻もちゃんと出して下さいよ。お願いしますよー!!


[ amazon詳細 : 『東京事件 (1)』 ]



☆関連記事
「昭和偽史三部作」関連本まとめ
posted by 麻吉 at 2008/10/27 03:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「闇金ウシジマくん (1)」 真鍋昌平

闇金ウシジマくん 1 (1) (ビッグコミックス)

闇金ウシジマくん (1)
真鍋 昌平 / 小学館(2004/07/30)


評価:★★★★☆


そこはトゴ(10日で5割)の超高金利で金を貸す
闇金融業者“カウカウファイナンス”。
調子の良い謳い文句のDM(ダイレクトメール)に騙されて
はたまた、他ではもう融資してもらえず渋々に
金に困った人間が、今日もドアを叩く。
そんな闇金融に手を出してしまった人間達と
カウカウファイナンスの若き社長、丑嶋(ウシジマ)くんと
そして従業員達が織り成す、ヒューマン・マネー・ドラマ。


なーんて書き方だと、ちょっとした人情話とかありそうですが
この世界を甘く見てはいけない。
描かれるのは血も涙も無く、とことん追い詰められ搾取される
闇金に関わってしまった人間達の転落風景。

しかしこれが不思議な事に、そんな非道な丑嶋達を見ても
「闇金って怖い!!」と思う事はあっても
「闇金は悪だ!!」と糾弾したい気持ちにはならないんですよ。
むしろ責めたくなるのは、お金を借りに行き、酷い目にあった客の方。
彼らは最終的に、目を背けたくなるような状況になってしまったりするのだけど
でもね、凄く残酷な言い方だけれど、皆“自業自得”なんだよ。
そこに同情の余地などまったく無い。


例えば3話目に登場するOLは、会社での自分の居場所を作る為
仲間に言われるままに高級なランチを食し、ブランド物を身に付け
好き好んでこんなにお金を使ってるんじゃない!!と嘆きながら金を借りる。
闇金ウシジマくん

そういう事ならば同情の余地はまだあるけれど
(いや正直言えば、この時点で十分馬鹿じゃないかと思うのだけど)
彼女は闇金に手を出した代償として
非常に辛い状況に身を置かなければならなくなったにも関わらず
「どうしよう・・・でもいいや頑張ってる自分へのご褒美だ!!」と
ブティックで9万のジャケットを買い、ブランド物のバックを買ってしまう。
もちろんその時、借金の返済は完了していない。

もうね、登場する負債者は、皆こんな感じなんですよ。
返済の為に辛い目にあっても、止められない。治らない。反省しない。
でも、そうだよねーと思う。現実はたぶんこの作品通りなんだよ。
人間ってそんなに簡単には変われない。
その容赦無い表現が、この作品の魅力なのかも。


そんなわけで、登場人物たちと似た境遇の人には
夢も希望も慰めも無い、ダメージの強い作品かも知れませんね。
その点私は「絶対に闇金でお金を借りるような事はしない!!」と
断言出来る自信があるので、娯楽として楽しめ・・・

あーでも、作中に登場したOLの彼氏みたいに
自分自身が闇金からお金を借りなくても、例えば家族が恋人が友人が
利用した事によって巻き込まれてしまう可能性も無いわけではなくて。
そう考えると、やっぱりちょっと怖いな。
ううう、私の友人知人達よ!!誰も闇金には絶対手を出さないでねー!!

あ、そうか。皆にこの漫画読ませて回れば良いのか。
それはちょっと名案かもしれないぞ!!


軽い気持ちでお金を借りてみようと思った事がある人、現在思ってる人を
やっぱやめよう!!と改心させるのによし。
闇金ってこんな風にお金を搾り取るのか!!とか
闇金も結構大変なんだな!!とか、この世界を勉強するもよし。
闇金ウシジマくん
って何の勉強だ!!

まー色々書きましたが
教訓にするとかそういう事はさて置いて
漫画作品として普通に楽しむだけでも十二分に面白いですので
興味を持った方は是非お手にとって見て下さい。
お勧めです!!


最後に余談。
この作品って、後味悪いと言われがちですけど
作中に登場したOLさんもフリーター君も
あの最終的な状況は、アレはアレで本人達は幸せそうだなと思った私は
もしかして楽観的過ぎかしら?
いやだって、同じ思想の仲間が出来たり、仕事らしい仕事を知ったり。良いじゃない。
なので私的には、本作はスッキリした後味だったんですよー

って、だからって、読んで気分悪くなったぞ!!って言われても
責任は取れませんからね!!!!


[ amason詳細 : 『闇金ウシジマくん (1)』 ]
posted by 麻吉 at 2008/04/24 20:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「探偵儀式 (5)」 箸井地図/大塚英志/清涼院流水

探偵儀式 VOL.5 (5) (角川コミックス・エース 109-5)

探偵儀式 VOL.5
箸井地図 大塚英志 清涼院流水 / 角川書店 (2008/03/26)


評価:★★☆☆☆


さあ、意味が分からなくなってまいりました!!


うーむむ、元々“なんでもアリ”な内容でしたけども
ここまで非現実的な展開になってしまうと、ちょっと違う気が・・・。
つか正直に言う。今巻はあんまり面白くなかった!!

なんと言いますか、例えば旧約聖書の時代に起源がある団体とか
非常に特殊な能力を持つ僧侶のいる隠れ寺があるとか
そういう設定は良いんですよ。面白いじゃないですか。
でも、なんだよ「探偵メイスン」って「探偵ピラミッド」って「探偵寺」って!!
探偵儀式5

ギャグか!!??

・・・あれ?良いのか。この漫画はギャグ漫画だったか。
え?ギャグ漫画だったっけ?


あーえーと、うーむ。
99個もの密室殺人が発生!!犯人はどうやってこれを成し遂げたのか!?
の答えが、ここに不思議な鍵がありまして
これ1つあれば、世の中のどんな鍵でも開けられるんデスヨーだったり
犯人が分かった?いったいどうやって!?
の答えが、“天のお告げ”だったりするような漫画ですから
真面目な何かを求める方が間違いなんですけど

でもさ、前々巻辺りからどんどんどんどん面白くなってきていて
前巻の磨知登場で、盛り上がりは最高潮!!
催眠による無差別大量殺人まで起きて、いったいどうなっちゃうの!?
ときたのに、今巻のこの展開はあまりにも・・・。

今回起きた良く分からん諸々の事が
全てちゃんと綺麗に説明がついて、スッキリと収まるのかな。
いや、そもそもどういう状況を持って、収まったと言えるのか。
何が最終目的?陰謀企ててる総理大臣の死?それもちょっと違うよね。
うーむ、うーむ。本当良く分かんなくなってきた。


正直、続きの巻買うかどうか悩んでしまっていたりするのですが
総理大臣(磨知)が探偵を壊滅させると息巻いてるのは
自分のもとから去った雨宮君を炙り出すためなんじゃないかしらとか
磨知に見せかけて、実は中身アーヴィングで
磨知はアーヴィングのスペアだったのでした!!なーんてねとか
勝手に想像して楽しんでたりしてて
そんな展開が起こりはしないか見届ける為にも
何だかんだ言って買い続けてしまうであろう私なのでした・・・。

つか純粋に、これをどう収めるのか、興味あったりするんデスケドネ!!


あ、そうだ。酷評ばっかり書いてしまいましたが
探偵儀式5

このシーン・・・グッと来ました・・・。
笹山イイ奴だよう!!天晴良い子だよう!!うっうっうっ。
天晴君と笹山は、本当に幸せになって欲しいと思っております。
そうだな!!彼らの幸せを見届けるためにも、最後まで読まねばだわね!!


[ amazon詳細 : 『探偵儀式 VOL.5』 ]



☆関連記事
「探偵儀式 (3)」 箸井地図/大塚英志/清涼院流水
「探偵儀式 (4)」 箸井地図/大塚英志/清涼院流水

「多重人格探偵サイコ」関連本まとめ
posted by 麻吉 at 2008/04/09 23:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん (2)」 鈴木次郎

まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん 2 (Gファンタジーコミックス)

まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん (2)
鈴木 次郎 / スクウェア・エニックス(2008/02/27)


評価:★★★★☆


高順キタァァァーーーーーーーーー!!!!


凄い!!凄い嬉しい!!高順が!!高順だよぉぉぉっ!!

って、落ち着け私。いやいや落ち着いてなんていられませんよっ!!
前巻の感想をお読み頂ければ分かると思いますが
呂布軍好きとして、高順の登場を強く願ってて。
そしたら2巻でのっけから登場。

見よこの雄々しき姿を!!ジャジャーーーン!!
呂布子ちゃん

なんて、そんなのは扉絵だけで、基本はこんな
呂布子ちゃん
と言いますか、こんな姿でさえも少しの間で
すぐ○○になっちゃうんですけどね!!


それと前巻の典韋に続き、今回は許チョが登場!!
これがまた、典韋とは違った魅力の、色白ムッチリ系ナイスバディー少女で
そしてやはり君主である曹操の事が大大大好きで
大好き過ぎるがゆえに、典韋と共に暴走して、曹操が可哀想な事になったり。
つか、本作は曹操の扱いヒドイですけど、そこがまたイイですよね。(←ヒド!!)

いやしかし、典韋&許チョコンビだけでなく
陳宮と高順の呂布に対する“バカ”が付くほどの萌えっぷりも
紀霊の袁術に対するメロメロっぷりも
そういう家臣の「殿大好きv」っていう雰囲気が大好きなので
読んでいて本当たまらんです!!

あ、でも、かと思えば
他作品では筆頭“孟徳バカ”として描かれる事の多い夏侯惇が
結構シレっとしてて、あんまりモートクモートクしてないのは
逆に新鮮で、それはそれでまた良いです。

つか夏侯惇っ!!
渋めクール顔のくせに、ボーっとしてて天然だし。
何も考えずにビジュアル系バンドみたいな軍服、素直に着続けてるし。
高順のファースト☆キッスは奪うし(←!!)
いやーそうきましたかってね。はっはっは。
夏侯惇と高順・・・か・・・うん、悪くないな!!(エエー!!)


はーとにかく、今巻も楽しかったです!!
高順や許チョが登場した事はもちろん
大好きなマリエの凄キャラっぷりがパワーアップしてたり
あと終わり間際に登場した、ワイルド髭オヤジの董卓と
野生児な感じの華雄と、ニコニコ眼鏡(きっと内面鬼畜)な李儒の外見が
これまた素晴らしく好みであったので
本格的に登場する次巻が待ち遠しくて仕方ありませんです!!


次はどうなるのかな?誰が登場するのかな?
夏侯淵が出たりしたら嬉しいな、あ、でも曹軍の軍師がまだ誰も出てないから
陳宮との頭脳戦とかで、郭嘉や荀イクや賈クが出たら嬉しいかも。

あ、でも華雄が出て来たという事は、歴史的に考えたら
関羽が出てくる?イコール劉備も出てくる?
あ、でも主人一人に対して補佐天使は1人しか駄目なルールだから
関羽ではなくて、劉備には諸葛亮、関羽には張飛というコンビが妥当か。
もしくは関羽が補佐で張飛はマスコットとか(笑)。

なんて、勝手な想像するだけで楽しいですな。
どういう展開になろうとも、今までのキャラ造詣にハズレ無しだし
兎にも角にも楽しみで仕方が無いです!!
早く次巻の発売日になぁ〜れぇ〜!!


[ amazon詳細 : 『まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん (2)』 ]



☆関連記事
「まじかる無双天使突き刺せ!!呂布子ちゃん (1)」 鈴木次郎
posted by 麻吉 at 2008/04/08 23:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「センゴク外伝 桶狭間戦記 (1)」 宮下英樹

センゴク外伝桶狭間戦記 (KCデラックス)


センゴク外伝桶狭間戦記 (1)
宮下 英樹 / 講談社(2008/02/06)


評価:★★★★☆


先に言っておく。
真の歴史好きさん(特に男性)と宮下先生ファンの皆様ゴメンナサイー!!


今までに無い独自の解釈と、熱い熱い合戦描写と
そして非常ーに“漢”臭溢るる画風でお馴染みの
宮下英樹先生のコミック『センゴク』の外伝作品であります。

本編の方は秀吉や家康に仕えた武将“仙石秀久”が主役の物語でしたが
と言いますか、実は本編、ちゃんと読んだ事ございませんで・・・。
武田信玄との戦い辺りだけ、パラパラと読んで楽しんだのみという
本編ファンの方に怒られてしまいそうな状態で。

ではなぜ本編も読まんと外伝だけ購入するような事をしてるのかと申しますと。
それは・・・メインが・・・今川家で・・・さらに・・・今川義元殿が・・・

イケメンだったからですよぉぉぉーーーー!!!!

スミマセン、スミマセン。本当にスミマセン。
でもね、でもでもね、昨年放送された大河ドラマ『風林火山』の
藤村志保さん演じる“寿桂尼”と、伊武雅刀さん演じる“雪斎”と
そして谷原章介さん演じる“今川義元”を見て
今川家の事、義元の事、好きになった乙女達がいると思うのですよ。私みたいに!!
そんな皆様に、是非とも紹介しなくてはと思いましてっ!!(力説)


しかしながら、私がここで「義元殿イケメン'`ァ(;´Д`)'`ァ」とどんなに連呼しても
上の画像通り、本作は表紙・裏表紙共にイラストが一切無く
宮下作品をご存じ無い方には、どんな感じか想像も出来ないですよね。

と、言いますか、私はたまたま中身を確認出来る書店でこの作品に出会ったので
悩む事無く購入する事が出来ましたが
ビニールがかかってるお店で、悩んだ末結局買わなかったという方
結構いらしゃると思うのですよ。それは本当に勿体無い!!


と言うわけで、少しでも仲間を増やすべく
中身をほんのちょっとだけお見せしたいと思います。

まずはこちら。この渋カッコイイお坊さん
桶狭間戦記
こちらが九英承菊。後の“雪斎”さん。

で、こちら
桶狭間戦記
この素敵好青年が梅岳承芳。後の“義元”殿です。

どうでしょう?どうですか?
ちなみに義元殿は外見が良いだけでなく、なかなかに聡明で
しかし子供っぽい部分もあって、よく雪斎にガミガミ怒られたりとか
そのやり取りがまた'`ァ(;´Д`)'`ァだったりするんですよ!!
あとあと、対立する武将として信長の父親である「織田信秀」が登場するのですが
この信秀のおっちゃんがまた渋くて素敵でねー!!特に髭が。って髭か。


なんて、こんな事ばっかり書いてると勘違いされてしまいますね。
本作は乙女向けなどでは決してなく、むしろ真逆。相変わらずの漢臭さ!!
それに内容の方も“戦国大名”とはいったい何なのか
“戦国時代”とはどういう仕組みで成り立っていたのかという
軟派からは程遠い、非常にストイックな面が強くて
ですから、硬派で真面目な歴史好きさんこそ楽しめるのではないかと。

あ、でもどうなんだろう。
歴史に詳しい方が本作を読んだら、どう思われるのかな。
と言いますか、この作品はどの位史実通りで、どの位突飛な解釈なの!?

歴史漫画はおしなべて作者独自の解釈とか
あと贔屓目な目線とかあると思うので、完全に信じちゃいけないというのは
各「三国志」作品で学んできましたが
でも“戦国時代”の知識が大河『風林火山』のみと言っても過言ではない私には
その辺の判断が全然出来なくて、「へーなるほどね」なんて
素直に納得しちゃってるんですけど・・・もしかしてキケン?
つかやっぱり義元殿の事、良く描かれ過ぎてたりする!?


うーむしかし、例えそうであったとしても
例えばそれまで悪者のイメージが強かった、三国志の“曹操”という人間の人物像が
蒼天航路』と言う作品で劇的に変わったように
義元の世間一般的に広がっていると思われる“ダメ武将”のレッテルが
この作品で少しでも変わったら良いなーと。

つか、白塗りで、下膨れで、麻呂で、おじゃるな認識が、緩和されたら良いなとねっ!!

なーんて言いつつ、この先ゲーム等に登場する義元殿が総イケメンになったら
それはそれでちょっと嫌なんですけどね・・・ってどっちなんだ!!(苦笑)


さて本作には、雪斎が今川家の懇願により駿河に下向するところから始まり
方菊丸(後の今川義元)との出会い。花倉の乱。織田信秀との攻防。
そして竹千代(後の徳川家康)の争奪戦あたりまでが収録されてます。

進みが速いので、次の巻で三国同盟とか
信秀に代わり、成長した信長が台頭してきたりとかするのでしょうかね。
いやもしかして雪斎が・・・とか、桶狭間ももう収録されちゃったりするのか・・・?
てことはもう次の巻で終わり?え、もっと読みたいですよ宮下先生!!


本編『センゴク』は未読でも、まったく問題無く読む事が出来ます。
ちょっとでも気になった方、本屋で悩んだ方、そして義元殿好き同志の乙女達よ!!
騙されたと思って、レジに持って行ってみて下さい。
是非!!お勧めです!!


[ amazon詳細 : 『センゴク外伝 桶狭間戦記』 ]



☆関連記事
大河『風林火山』感想まとめ
posted by 麻吉 at 2008/04/07 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「まじかる無双天使突き刺せ!!呂布子ちゃん (1)」 鈴木次郎

まじかる無双天使突き刺せ!!呂布子ちゃん 1巻 (1) (Gファンタジーコミックス)

まじかる無双天使突き刺せ!!呂布子ちゃん (1)
鈴木 次郎 / スクウェア・エニックス(2007/09/27)


評価:★★★★☆


また女体化モノかよ・・・読む前にそう思いましたゴメンナサイ。


「三国天使界」。
そこは「無双天使」の称号を求め、天使達が戦いに明け暮れている世界。
で、そんな世界で呂布子こと呂布奉先は、幼女ながらにアホのような強さで
条件である“千個の首級”をゲットし、帝の下へ馳せ参じたのだが
「それだけじゃダメー地上で善行して、その証である宝玉を7つ集めて来な!!」
と言われ、しぶしぶ地上界へ舞い降りたのだった。まる。


とまーそんな感じで、三国志をネタにした
一言で言ってしまえばマニア向けの萌え漫画であります。

いや“萌え”と言うよりも“ギャグ”寄りの内容ではあるのですけどね
しかし一見しての絵柄が絵柄ですし
一部武将(全員ではない)が幼女だったりするので
一般人の友人知人には薦め難い作品であるのです。が。

私の嗜好にはジャスト・フィーーーーーット!!!!

武将達のムキムキさや髭モジャさにムハムハハァハァしつつ
しかし女体化されても別に嫌悪を感じない。
いやむしろ『一騎当千』で自分の好きな武将であるところの夏侯惇が
女でなかった事に不満を感じたくらいの
“駄目”な三国志好きなんです私!!ゴメンナサイ!!

いや、でもですね。女子化したら何でも面白がるという訳でも無いんですよ
むしろ最近は、そういう作品が乱発され過ぎて「もういいよ・・・」という
そう言う意味での嫌悪感を感じていたくらいで。
だけど・・・これはとっても面白かったーー!!!!


で、どこが良かったのかなと考えたのですが。

まずは、完全なるギャグな内容であるところ。
畳み掛けるように、これでもかこれでもかと繰り出されるアホネタ。
そのテンポの良さがまず読んでいて爽快で、そして腹痛!!
あと、そういった小ネタ的な部分だけでなく
キャラクターそのものの面白さがまた素晴らしいんですよ!!

で、そのキャラも、各武将達が面白オカシな事になってるだけなら
ここまで評価していなかったと思うのです。
本作のなかなかに凄いところは
地上界のオリジナルキャラがまた凄く魅力的ってとこ!!

特にマリエ。マリエ最高だー!!
マリエと言うのはですね、呂布子と陳宮が
地上界でお世話になってる女子高生の子なのですが
可愛いけど気弱で呂布子に振り回されっぱなしの弱虫!!みたいに見せかけて
物凄い・・・いやぶっちゃけ武将達の面白さを喰ってしまいかねない
猛烈にキレたキャラなんですよ!!それが最高にイイの!!
本当、マリエ好きだわ〜!!

あとキャラの造形も素晴らしい!!
もちろん絵柄の好き嫌いは皆様それぞれあると思いますが
私はこの感じ、とっても好み。

それに絵の上手さだけでなくて
例えば夏侯惇(男)の渋カッコイイ外見な上でのすっとぼけた性格とか
典韋(女の子)のヨダレ出そうなほどの肉体と可愛らしい性格とか
あと、袁術(幼女)のあの感じも結構好きなんだな〜。
本当どのキャラもナイスな設定なんですよ。


あと本作の魅力と言えば
登場する武将の人選の素晴らしさ!!

これも、個人的な趣味の話で恐縮ですが
私は三国志は人物単体では「夏侯惇」、軍単位では「呂布軍」が好きなんですね。
で、本作のメイン登場人物が「呂布」「陳宮」「曹操」「夏侯惇」ですから
好きなキャラばかり!!!!

つか、つかですよ。
陳宮がフィーチャーさたって事に、目頭が・・・熱く・・・うう(感涙)。

いやだって、例えば設定として補佐天使は“軍師”という決まりであるなら
その位置が陳宮なのは当たり前ですよ。ええ。けれども
曹操の補佐は夏侯惇。って事は、呂布の補佐は張遼でもおかしくなかった。
いやむしろ張遼の方が相応しかったはず。なのに!!あえて陳宮!!

ありがとう!!ありがとう!!陳宮にしてくれて有り難うー!!

陳宮好き。いやマイナー武将好きさんなら、この気持ち分かって下さいますよね!!
張遼が嫌いと言うわけではないです。
でも張遼は放っといても取り上げられるし、いつもカッコイイ扱いじゃん!!
だから基本的に不遇の、下手したら忘れられてたりしてる陳宮がメインってのは・・・。
ああ、本当に嬉しいわぁー・・・(幸せを噛み締める)。

あ、そ、そう言えば!!
本作には登場していないのですが
OVAの方には高順が登場しているらしいじゃないですか!!
ずるい!!それはずるい!!漫画版にも高順出して下さいーー!!!!
高順も大好きなんです!!お願いします!!!!


さーさて、1巻はとりあえずメイン人物の紹介と
あと敵として張角(補佐:張宝)と袁術(補佐:紀霊)が登場しましたが
今後も続々と有名武将が登場するのでしょうな〜。
どんな感じに登場するのでしょうね。次は董卓とかかな?
いやいや蜀の誰かか、呉の誰かか。
とにかく、どんな造形で登場するか、とっても楽しみです!!


一般の三国志好きさんにはお薦めしません。ええ。ええ。
しかし三国志の歴史を変に捻じ曲げるような使い方ではなくて
あくまで武将の設定“だけ”を上手く利用した、ファンタジースパークギャグ漫画
という風に考えて頂ければ、変に拒否反応も起きないのでは。

三国志知識があり、この表紙をレジに持って行く事が恥ずかしくない貴方に
強く、強くお薦めしたいと思います!!

ってそれ結構難題だな(笑)。


[ amazon詳細 : 『まじかる無双天使突き刺せ!!呂布子ちゃん (1)』 ]



☆関連記事
「まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん (2)」 鈴木次郎

「一騎当千 (1)」 塩崎雄二
posted by 麻吉 at 2008/02/20 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「聖☆おにいさん (1)」 中村光

聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)

聖☆おにいさん (1)
中村 光 / 講談社(2008/01/23)


評価:★★★★★(満点!!)


まさに“神・降・臨”!!


彼らを知らぬ者など、この世に存在するであろうか。
一人はキリスト教の祖“イエス”、もう一人は仏教の祖“ブッダ”。
世紀末を苦労の末無事に乗り切った二人の神は
下界、それもなぜか日本の立川のこじんまりとしたアパートをシェアし
バカンスを満喫中なのであります。


表紙の絵のままに、安っぽいTシャツにシーンズで
タラ〜リと下界の生活をエンジョイする二人。
しかしそこは神様!!
普通に目立たないように平和に日々を過ごしたいのに
神であるがゆえに巻き起こる数々のピンチ!!そして奇跡!!(ここ笑うところ)

つかこの奇跡具合が、こう物凄い壮大な奇跡とかではなくて
水がぶどう酒に変化しちゃうような、こうちっちゃい・・・
って、それも十分凄い事なんですけど!!
でもその無駄な奇跡っぷりがまたたまらなく微笑ましくて。

あと、この少々貧乏寄りな都内単身生活者のような生活っぷりが
似たような生活を送っている自分としては、あるあるネタ的面白さもあったり
お母さんがお米送ってくれたりとかね。
でもそのお母さんってのはつまり“マリア様”だったりするわけなので
「あるあ・・・ねーよ!!」になるのですが(笑)。そこがまた良い!!


あとは細かい所、例えば毎回の人物紹介が秀逸だったり・・・
あと、あとあと!!忘れちゃならないのが
何気無い生活風景に組み込まれた、数々の“逸話ネタ”!!

あ、でもその辺の事に関しては
読んでいて非常に残念と言うか、無念に思った部分でもあって。
って、それは作品自体への不満ではなく
私が生粋の無宗教者で、宗教の知識がほとんど無い事が問題で!!

例えば冒頭にある
横になって寝てたら動物が集まってきちゃって
「涅槃じゃないから!」ってネタ。

「涅槃」と言うのは
お釈迦様が入滅(死)した時の姿(大雑把な表現ですが)の事で
この時に、お釈迦様の危篤を察した動物達が、続々集まってきた
という言い伝えがこのネタに繋がるわけですけども

これはたまたま元の話を知っていたから「ちょっ!涅槃(笑)」ってなりましたが
知らなきゃ軽くスルーしちゃってたと思うのです。
で、そんな感じでスルー済みのネタがある気がするんですよ!!気付かぬ内に!!
そう思ったら、なんだかとっても悔しくて
キリスト教と仏教について、本気で勉強しようかとか思っちゃったりなんかして
恐ろしい!!これって洗脳じゃないか!?(違います)


なーんて。と言うか、こんな風な書き方したら
私同様知識の無い方は、読まずに離れていってしまうか?
待って行かないで!!大丈夫!!こんな私でも十分に楽しめてますから!!
基本使われているのは有名なネタなので。だから大丈夫!!

そんなわけで、なんだかんだと書きましたけど
このほのぼのさ、可笑しさは、たぶん読んでみないと伝わりきらないと思うので
ちょっとでも気になった方は、是非手に取って読んでみて下さい。
神様二人が織り成す、ハートフルコメディ(ここは笑うところじゃない)で
貴方もほのぼの、クスクス幸せ気分に。
是非!!お勧めです!!


あ、そうそう最後に余談ですが。
本作を読んでいて、全然まったく気付かなかったのですけど
この作者様のお名前・・・何か見覚えがあるわ・・・と思ったら
案の定読んだ事ありましたよ!!つか持ってますよ『中村工房』!!

荒川アンダーザブリッジ』の存在は知っていて
買わねば買わねばと思っていたのだけど、本作の事は知らなんだ!!
と言いますか、絵の感じが違いますよね。本気で気付かなかったもの。
知ってからも、、やっぱり同じ方の作品という感じがしないですもの。
でも言われてみれば確かにギャグの気質は同じかな(笑)。

しかしながら、絵も然る事ながらギャグや内容も
非常に上手になっておられるなーと、そう感じました。
『中村工房』はデビュー作だったので、余計にそう感じるのかもしれませんが。
これはもう本当に、今後の成長もますます目が離せませんです。
ってかとりあえず2巻が、凄い、待ち遠しいですぅぅぅっ!!!!


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posted by 麻吉 at 2008/02/15 01:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ちひろ」 安田弘之

ちひろ 1 (1)

ちひろ
安田 弘之 / 講談社 (2001/9、文庫2007/6)


評価:★★★★☆


あたし壊れてる?そう、よかった、でなきゃあなたを愛せないもの。


ちひろはファッションヘルス「ぷちブル」で働く風俗嬢。
長い黒髪、吸い込まれそうな黒い瞳。魅力的な笑顔。無邪気な性格。
容姿や性格はもちろん、その技術力で、指名数は常にナンバーワンだ。
仕事にも職場にも不満は無い。充実した日々。
しかし彼女は幸せに浸っている事が出来なかった。
自ら幸せを壊し、痛みを感じる事で己の心を確認するちひろ。

「痛い? 悔しい? ううん おもしろい。」


安田先生と言えば『ショムニ』を代表とする
“風刺を利かせたギャグ漫画”のイメージが強くあると思いますが
その印象のまま本作を読むと、軽く衝撃を受けるかもしれません。

これは痛くて、悲しくて、切ない物語だ。

いや、完全なシリアス漫画ではないんですよ。
いつも通りのドタバタ感はあるし
「こういう人いるいる!!」というオカシさもある。
あと風俗豆知識的な、へーと思える情報もあるし。
もちろんしっかり、バッチリ“エロ”満載。

そうそう風俗が舞台だからと言って、それが辛さの原因ではないんです。
むしろ「羨ましい」とすら思えてしまうほどの仕事環境。
そして彼女の賢さも、聡明さも、明るさも、自由奔放な“生き様”も
とても魅力的で、羨ましい。と思えていた。のだけど・・・

何度か読み返している内に、少し感想が変わってきました。
今は彼女を羨ましいとは思わない。むしろ可哀想で仕方が無い。
だって、実際生きていく上で「楽」で「幸せ」なのは
彼女とは真逆の、世の中の色々な事に鈍感な「はるか」みたいな子だもの。


なーんてね。
ちひろを「可哀想」扱いするなんて、お前何様だって感じですね。ごもっとも。
それにそんな事を言う私をきっと彼女は
笑顔を浮かべたまま、かつてのOL仲間を見るような眼差しで見ることでしょう。
でもね、そんな態度をとられようとも、読むたび“ちひろ”に言ってあげたくなるんだよ。
「あんたはバカだよ」って。それで頭をガシガシとしてやりたくなる。
もちろんちひろはそんな言葉、全然望んでいないだろうけど。


読む人によって、もしくは読んだ時の自分の状態によっても
彼女に対する感じ方は違ってくると思います。
切なく思う人もいれば、憧れる人も、元気をもらえる人もいると思う。
それに男と女でも、まったく違った感想になる事でしょう。

だから読んだ誰もが同じ気持ちになれるような
ハッキリと明確な答えのある作品がお好きな方には向かないかもしれない。
けれど、この不思議な余韻を、「ちひろ」という不思議な女性の物語を
多くの人に読んで貰いたいなと思います。

貴方はこの自由奔放な女性をどのように受け止めるだろうか。

お勧め致します。是非。


そうそう余談ですが。
私が所有している上記表紙画像の版はすでに絶版で
しかし最近、復刻版が文庫上下巻の形で発売されたそうな。
何か追加なり改定なりされているのかしら。
気になるわね。ちょっと探して中身覗いてこようかな。


[ amazon詳細 : 文庫『ちひろ (上)』 / 文庫『ちひろ (下)』 ]



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posted by 麻吉 at 2007/11/16 04:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「おやすみプンプン (1)」 浅野いにお

おやすみプンプン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)

おやすみプンプン (1)
浅野 いにお / 小学館 (2007/08/03)


評価:★★★★★(満点!!)


プンプンがもし、またあたしを裏切ったら・・・今度は殺すから。


プンプンは小学5年生の男の子。
好きだったクラスのアイドル・ミヨちゃんが転校してしまい
これからつまらない日々がやってくると肩を落としたのもつかの間
入れ違いで転入してきた女の子、愛子ちゃんに一目で恋をしてしまいました。

愛子ちゃんとの未来を夢見たり。
友達と捨てられてガビガビになったエロ本を囲んでドキドキしたり。
ガミガミと口うるさいお母さんをちょっと嫌ったり。
そんなプンプンと、愛子ちゃんと、そして悪友たちとの青春日記。


なんて書くと
「浅野氏の新作は児童書なのか!?」とか思われてしまいそうですが
いえいえ、ご安心下さい。いつも通りです。
この可愛らしい表紙からは想像もつかないほど
目を背けたくなるような“リアル”がこの中には詰まっている。

いじめられっ子に馬乗りになって、砂利を口に押し込む少女。
仕事が立ち行かなくなり飲んだくれている父親に、殺意を抱く少年。
親が宗教団体の信者であるがために、悲しい目にあってきた少女。
愛ゆえに家族を皆殺しにしたと告白する男・・・。

でも、暗く痛いばかりの物語ではないんです。むしろ牧歌的でさえある。
それはたぶんきっと“プンプン”という存在のおかげで。


あーと。えー、ちなみに。
表紙にうっすらと、単純な線で描かれた鳥みたいのが見えると思うのですが

それが「プンプン」です。

へ?いや彼はちょっと普通の子よりも照れ屋なところがあるだけで
正真正銘。れっきとした。普通の小学5年生の男の子ですよ?

他の登場人物は普通の人間の姿なのに、彼と彼の家族だけがこの姿ですけど。
恥ずかしいと教頭先生の股の下に隠れちゃったりしますけど。
でもプンプンはこの物語の中では別に特別な存在ではなくて。
むしろ大人しくて、目立たない、地味な部類の子で。

だからその姿に見えているのは読者である私達だけなのかもしれないし
単純にこういう生き物が当たり前の世界なのかもしれないし
それとも何かの隠喩なのかもしれないのだけれど
でもそれは本作では重要な事ではないのです。たぶん。きっと。今のところ。


じゃあいったい何なんだと!!
そもそもこの作品はギャグ漫画なのか?シリアス漫画なのか?

というのはですね・・・非常に判断の難しいところでして・・・
ギャグのようで・・・ギャグでなく・・・
シリアスのようで・・・シルアスでなく・・・
単純なようで、実はもっとこう深い何かがあるようで・・・無いようで・・・

いやだって!!聞いて下さいよ!!
プンプンの外見の事はこの際置いとくとして
本作に登場する子供達は、ごくごく普通の子達であるのに
なぜか大人達はことごとく、どこか過剰でキチガイじみてるんですよ!!

あの何て言ったら良いかな。
初期のギャグ色が強かった頃に古谷実氏がよく描いていた
表情が妙にリアルなブ男やブ女がいたじゃないですか。
そんな容姿の人物が唐突に「キシャー」とか奇声を発したりするんですよ!!
普通に!!日常的に!!前触れも無く!!

それらを“ギャグ”とするならば、これはギャグ漫画ですよ。
でもなんか怖いんだもの!!何かありそうで!!笑えないんだよ!!

なもんですから、この作品を読んでいると
笑っていいのか、切なくなればいいのか、ゾッとしたらいいのか。
それら全ての気持ちが全部まぜこぜになって襲ってきて
一言でなんて上手く表現出来ないんだよーー!!!!
うう、本当ゴメンナサイ。こんな説明しか出来なくて。


うんでもとりあえず、これだけはハッキリと言えます。
本当に、確実に、間違いなく、この作品は“面白い”です。
あとあと、プンプンがすんごく、すんごく、すんごーく可愛いから。
その可愛さを見るだけでも本作を読む価値はあるから。
傘立てに隠れるプンプンとか、プンプンの体からぶら下げたカバンとか見て
是非癒されて下さい。

あ、あと個人的に。プンプンの友達の1人
ハルミンこと晴見君が好みで好きです。ふふふ。ってそれ犯罪!!


浅野氏の作品は全て読んだわけではないので、迂闊な事は言えませんが。
でも私が読んだ中で、私はこの作品が一番好き。です。
本当、上手く説明出来なかったし、このシュールさは人を選ぶかもしれないけれど
でもこの表紙に騙されず(笑)色んな人に読んで貰いたいと思ったのでした。

お勧めです!!!!


[ amazon詳細 : 『おやすみプンプン (1)』 ]



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「素晴らしい世界 全2巻」 浅野いにお
posted by 麻吉 at 2007/11/09 03:52 | Comment(1) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「よつばと! (7)」 あずまきよひこ

よつばと! 7 (7) (電撃コミックス)

よつばと! (7)
あずま きよひこ / メディアワークス (2007/09/27)


評価:★★★★★(満点!!)


こちらこそ、よろしくお願いしまう。


待ちに待ったわ・・・と思ったら、前巻から実質10ヶ月待ちでしたか。
いやでも待った甲斐がありました。今巻も面白かった〜!!
9月後半は祝日も多くて、綾瀬家やミウラとの絡みもあったし
とうちゃん・ジャンボ・ヤンダ3人とお出掛けなんていう大イベントまであって!!


いやまあ本作の良いところは、そんなイベント事だけでなくて
日常の何気無い微笑ましい1コマだったりするわけですけど
でもあの3人(とうちゃん・ジャンボ・ヤンダ)が
ずっと一緒に行動する姿が見られるというのは
ファンにはたまらんと言いますか、垂涎と言いますか
もーハァハァしまくったと言いますかっ!!

ええと冒頭から腐った話をしだして大変申し訳無いのですが
前巻の感想で書いた“アノ人はアノ人の事がラブなんじゃないの?”的萌えが
私の中でより一層色濃い物になってしまったと言うか
そんな有給とってまで○。○○と遊びに行きたかったかー!!とか
そんなに車に乗せてもらって嬉しいかー!!とか
もー絶対に○○○は○。○○が好きだわ!!ハァハァ!!

なんて・・・ねぇ・・・・・(遥か彼方を見詰める)。
あ、いいんです。いいんです。王道から外れるのはいつもの事なんです。
そっとしておいてあげて下さい・・・うっうっう。


あああと“萌え”と言えば!!
綾瀬家のお父さんがDSで何かやってたよぉーー!!!!
何してたのかしら。今更脳トレとか一生懸命やってたらどうしよう。可愛いすぎる!!
もうどこまで可愛さをアピールしたら気が済むんだ綾瀬家父は!!
そんな事しなくても十分可愛いのに!!んもー大好きだ!!LOVE!!

そうそう萌えとはまた違いますけど
とうちゃんと風香も、何やらフラグが立ちそうになっていましたね。
いやまあここはくっついたりとかしそうにはないですけど
でも、私的には風香が一人で意識しまくってジタバタしてたら面白いので
風香がとうちゃんの事好きになったら良いな、なんてね。
あ、でもずーっと先の未来
風香がよつばの“かあちゃん”になるなんてのも幸せで良いかも。
って、風香、勝手な事言ってごめんよ!!


さて、萌えネタ以外でのお気に入りは
振り込めサギ。「こんなもんこうだ!!」ガス「ギャーーッ!!」。
踊りを見られ小さく「ぎゃー」なしまうー。ラーメン食うよつばを見詰めるとうちゃん。
9月25日は「うし」の日。いちからか?。でかくてもかわいくていい。
ヤギ。べろん。5まで数えられます。
あと16Pのムッチリとした風香のフトモモ(笑)。

そうそう“しまうー”!!しまうー良いよね〜!!
正直どこにでもいる、ごくごく普通な女の子なのだけど
でもなぜか魅力的なんだよね。しまうー好きだわ〜!!

あ、しまうーと言えば。
「告られた!」「あーもう付き合っちゃいなよー」とか
風香がしまうーとおしゃべりしてる時の言葉遣いが
家族やよつばや他の大人と会話している時とちゃんと違って
気安いと言うか気楽なお友達会話になっていて
どこまで芸が細かいんだと、なんだか変に感心してしまいました。


いやもう本当、この作品の“芸の細かさ”は凄過ぎると思う。
例えば前巻(6巻)72Pにある、虎子の車の中が描かれたコマ。
以前よつばが虎子にあげたゴムボールが、ちゃんと描かれているんですよね〜。
これ、私教えてもらうまで全然気付かなくて。
知った時、凄いと言うか、凄くジーンとしたんですよ。

で今巻。今回もそう言うの何かあるかなと思って探してみたところ
なかなかにキュンとするコマがありまして。

それは34Pに描かれた“よつばの宝物入れ段ボール”。
よーく見ると最近のお話にあった牛乳ビンや糸電話だけでなくて
虎子の車の上であげた、あのドラゴン花火の入れ物とか
あさぎが新聞紙折って作ってくれた“かぶと”とか
あと、あの下の方にちょこっと見えるのは
たぶんきっとジャンボと恵那ちゃんとセミ取りした時の虫かごだよね。

物語の中ではたかだか1ヶ月半程度しか経っていないわけで
“ずーっと大切にとっておいた”と言うほどの期間でも無いわけだけれど
でもなんだかジーンとしてしまいました。
こういうところが良いんだ〜。もーあずま先生有難う!!


はーさて。
書き出したら本当キリが無いので、感想はこの辺にしておきましょうかね。
次の巻が出るまで、またしばらく時間かかるでしょうし
更なる間違い探し、ならぬ小さな幸せ探しでもして、時間を潰すと致しましょう!!
さー読み込むぞー!!


あ、そうだ最後に。
あずま先生の公式BLOGで、今回の牧場編を描くにあたって
参考にしたという実在の牧場の事がいくつか明かされていたのですが
その中の「服部牧場」って、実はめちゃくちゃ実家の近所の牧場なんですよー!!
どおりでなんか見覚えあるなーと思ったんですよ。
たぶんあの牧場行く途中の道の風景、元の場所私知ってますよw

なーんて。ちょっと嬉しかったので自慢話でした。エヘヘ。


[ amazon詳細 : 『よつばと! (7)』 ]



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posted by 麻吉 at 2007/10/31 21:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「おうちでごはん (1)」 スズキユカ

おうちでごはん 1 (1)

おうちでごはん (1)
スズキ ユカ / 竹書房 (2005/05/27)


評価:★★★☆☆


ああくそう、煮込みハンバーグが喰いてーぜ!!


料理と食べる事が大大大好きな大学生・鴨川(通称カモ:♂)が作った
手は込んでいないけれど家庭的で温かな“ごはん”を
同じアパートに住む親友の米田やカモの義妹
はたまた一人暮らしをしている、他のアパート住人達も交えて
皆でニコニコワイワイしながら食べる。
そんな幸せいっぱいお腹いっぱいなほのぼの漫画であります。


まあ、そんな住人が皆顔見知りで仲良しなアパートなんてねーよ!!
という悲しい現実ツッコミは置いておくとして
兎に角登場する“ごはん”の美味しそうな事、美味しそうな事!!

読んでいてヨダレが垂れる漫画と言えば
私だと『愛がなくても喰ってゆけます。』や『おせん』が思い浮かぶわけですが
『愛がなくても』みたいにお店を紹介するとか
『おせん』みたいに、食べ物のウンチクや作り方を紹介するとか
そういう「お役立ち情報」を発信するのとは一味違い
食べる事自体の幸福さを、改めて教えられる。そんな内容。


そうなんですよ・・・それが本作の良い所なのです。けど・・・
「ぐあ!!これは美味そうだ!!じゅるり!!」
となっても、ただその美味しそうな絵を指を咥えて見てる他無くて・・・
つまり、やっぱりレシピが欲しいのデスヨー!!

お話によっては作り方が書かれているものもあるのですが
全てでは無いんですよねー・・・。
せめて簡単な作り方。
物語中でなくて良いから、最後のコマにちょろっと補足程度にとか
もしくは単行本のオマケとして巻末に作り方ページを載せるとか。
そうそう、表紙外した中にカモくん使用の道具紹介がありましたけど
あんな感じで作中に解説が無かった料理について書いてあったりしたら
とっても嬉しかったのになーって・・・無念。


ちなみに、この作品の魅力は
登場する食べ物の美味しそうっぷりだけでなく
登場人物もまた、非常に魅力的で。

カモくんのおっとりふにゃふにゃしたとこも
米田くんの元気いっぱいさも
瓜沢さんのクールカッコイイのになんかちょっと変なとこも
遠藤さんの30代に見えない天真爛漫さも
夏実さんの男気溢れてるけど可愛らしいところも
鈴菜ちゃんの明るさも。イイ!!凄くイイ!!

私的には「瓜沢」さんと「遠藤」さんが、違った魅力で甲乙つけがたく。
ああ、その肩に乗っている亀になりたい!!とか
一緒に甘い物食べて、一緒に断食道場行きたい!!とか。
あああと、瓜沢さんが「くぴ」と日本酒飲んでましたけど
ガンガンに飲ませて、あのクールフェイスをメロメロにさせてみたいよね!!
とかハァハァしながら思ってました。変態でゴメン!!


そんなわけで、感動的なドラマで涙・・・とかは無いのですが
幸せそうに“ごはん”を頬張る皆の姿はどこまでも幸せで。
思わずこちらまでほんわかしてしまう。

食べる事に幸せを感じる。そんな方は、是非お手にとってみて下さい。
あ、あとダイエット中の人!!
ダイエット食のお話があるので読んでみると良い・・・か・・・も・・・
いや!!やっぱり止めといた方が良いわ。
だって絶対いっぱいいっぱい食べたくなっちゃうもの!!それは駄目だー!!


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posted by 麻吉 at 2007/09/26 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「GENTE〜リストランテの人々〜 (1)」 オノ・ナツメ

GENTE  1 (Fx COMICS)

GENTE〜リストランテの人々〜 (1)
オノ・ナツメ / 太田出版 (2007/08/28)


評価:★★★★☆


待ってましたの『リストランテ・パラディーゾ』の続編コミックが登場ー!!


いや正しくは「外伝」ですね。
時間を遡って、カゼッタ・デッロルソの開店にまつわる諸々。
どうしてこういったコンセプトのお店にする事になったのかとか
それぞれがどんな経緯で働く事になったかとか。
そんな過去の物語をゆっくりと順を追って語る。そんな内容です。


なんと意外な事に、初期はメンバーが少し違っていたのですね〜。
フロア係は今と同じなのですが、厨房がまったく違った顔ぶれ。

えーフリオ好きのお嬢様がた、大変残念なお知らせです。
テオは途中から登場するのですが、フリオはこの巻では登場しません・・・。
ああ、あのニコニコ顔を見る事が出来ないのは非常ーに残念です!!
しかし採用される時のお話が、きっと次巻には読める事でしょうから
それを心待ちにしましょうね!!


ちなみに今巻はルチアーノとヴィートメインのお話が収録されています。
この二人の魅力がじんわりと上昇するような素敵なお話。
と言いますか、ルチアーノのその無愛想振りがなんだかツボにきたと言いますか
「落としてみたい」という気持ちになったと言いますか・・・。
こ、これって恋!?

あああと、本作を読んで気付い・・・
いや、前から薄々は気付いていた事ではあるのですが。
実は1番優しくて、包容力があって、しっかりしているのって
オーナーのロレンツォなんじゃないかと・・・!!
ジジの可愛さとか、他メンバーの紳士っぷりに隠れて目立たないですけれど
あのポヘーとした癒し顔と、そしてなんと言ってもあの優しさ!!
実際にいたら1番素敵なのって、実はオーナーかもしれない・・・。


それにしても、リスパラに登場する人物は本当に皆魅力的だ。
今回登場した最年長のほのぼのマルツィオも
女だてらに男気溢れたヴァンナも、素敵で大好き。
あ、あと。初老好きな上にショタな私(自分で書いててガックリだ)としては
ルチアーノの孫っ子フランチくんがまたね!!
その無邪気で天真爛漫な姿に、お姉さんハァハァしっぱなしだったよ!!
ご馳走さま!!

と、まあ色々好き好き言いましたが
それでもやっぱり一番好きなのは、ジジでありまして。
今巻はジジのお話があまり無かったので寂しかったりしたわけですが
しかし、画面の端々にちゃっかりいる姿がまた可愛いくてねー!!
中表紙のカラーとかもねっ!!!!
なんだその可愛い瞳はコニョヤロー!!(落ち着け)
ジジメインのお話は次巻で読めたりするのかな?楽しみです。ふふふ。


そうだ。そう言えば。
マンガ・エロティクスF』の39号に掲載されていた『リスパラ大百科』。
この巻に収録するのかと思ったら、されていませんでしたね。
この先もコミックには収録されないのかしら?

と言う事はあの猛烈に可愛らしいジジの本名も発表されないままってこと?
まあその内本編で明かされるでしょうが、でもそれまでは
雑誌読んだ人だけが知るヒミツ情報って事なのかな?
うふふ、それってちょっと嬉しいな〜!!
え?本名、知りたいですか?うふふ、ヒーミーツー!!(←嫌な奴)


[ amazon詳細 : 『GENTE〜リストランテの人々〜 (1)』 ]



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マンガ・エロティクスF 39 感想
[TOPIC] リストランテ・パラディーゾ続編開始!!
posted by 麻吉 at 2007/09/04 00:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「竹光侍 (2)」 松本大洋/永福一成

竹光侍 2 (2) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

竹光侍 (2)
松本 大洋 永福 一成 / 小学館 (2007/05/30)


評価:★★★★★(満点!!)


2巻もやっぱり面白いよぉぉぉぉーーーー!!!!


1巻の最後に起こった辻斬り事件が引き金となり
謎に包まれている宗一郎の過去や故郷での事が今回明らかとなる。のかな?
なんて思っていたら、そんな事も無く事件はアッサリと解決してしまったわけですが。
しかしこれによって「宗一郎」と「大三朗」と「与左衛門」と「恒五郎」の
絆が深まる要因となったので、ある意味重要な事件でしたね。

と言うか、犯人探しのために
いつもの気風が良くて頼り甲斐のある差配の与左衛門が
弱々しく物乞いを演じてワンコをヨシヨシする姿になぜだかキュンとしてしまった。
いやいや普段の凛々しい親分の姿があってこその胸キュンであって
弱いのがいいって言うんじゃないんですよって何必死に説明してますか自分。
あと最後にワンコがくっついて来たのも微笑ましくて良かったな〜。ふふ。


あ、あと・・・腐った事言いついでに書いてしまいますが。
前回の感想でも書きました勘吉と宗一郎の二人。

今回は宗一郎と彼を取り巻く大人達のお話がメインであったせいで
二人のシーンどころか勘吉の登場そのものが少なくて残念だったのですが。
しかし、宗一郎を見詰める眼差しが、前にも増して熱心だったり
宗一郎のために用意したおまんじゅうが乾かないようにと
そっと手で包みながら宗一郎の帰りを待っていたりと
可愛さとトキメキ度は相変わらず。いや前巻以上でっ!!
ああもう勘吉可愛いよ勘吉!!

あと宗一郎の想像に登場した、大人になった勘吉の姿があまりにも可愛くて
どうしようもなくハァハァしましたゴメンナサイ。ふが。


さてそんな邪な目線はこっちへ置いといて。
それら以外の話では、矢場の女主人・お勝さんのお話が良かった・・・。
最後に勝が一生懸命自分で書いた文字の素敵さと
最後の最後に描かれた竜のひょうきんさが絶妙で
切ないお話だったのだけど、なんだか和んで幸せな気分になった。

もちろんあの仕打ちには「ヒドイ!!」って思ったよ。
お勝はこんなに性根が良くて、こんなに一生懸命頑張ってるのに酷過ぎるって。
でもお倉さんの気持ちもさ、同じ女として分からなくもなくて・・・。
だから全面的にお倉さんが悪いのだけれど、でも責めるのもためらわれて。
きっとお倉さんはそんな事をしてしまった自分を悔いていると思うしさ。
ああ、女ってもんは色々面倒臭いぜ!!

あと、このお話とはまた別で
売られていく黒毛のお馬の独白が切なかった・・・。
あんな死んでも誰も悲しまないような嫌われ者の主人だったけど
でも、彼だけは好きでいたんだね・・・。
また良い主人に出会えると良いです。たっしゃで暮らせよ!!


そんなこんなで、あっという間に読んでしまった2巻。
後半謎の男が登場し、辻斬り事件の時にも増して不穏な空気が渦巻きまくり
そんな状態のまま「それはまた次回とする」なんてニクイ演出がされて
前巻同様「早く続きをーー!!!!」って感じなのですが
でも週刊誌連載だからすぐ次出ますよね?ああでも半年とかまたかかるのかな?
もー兎に角、次巻が待ち遠しくて仕方が無いです!!
松本先生連載頑張って下さいね!!待ってますー!!


あ、そうだ。最後の最後に。
前巻の感想に書き忘れたのですが。
「ほのぼの」した内容に反して結構「殺傷表現」があります。
こうポーンと頭が飛んだり、今回などは両腕がスパーと切り落とされたり・・・。
松本氏特有の簡略化された絵柄ですから、グロテスクでは無いのですが
一応そういうシーンが極度に苦手な方はご注意下さいね。って事で。


[ amazon詳細 : 『竹光侍 (2)』 ]



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「竹光侍 (1)」 松本大洋/永福一成
posted by 麻吉 at 2007/07/17 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「竹光侍 (1)」 松本大洋/永福一成

竹光侍 1 (1) (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

竹光侍 (1)
松本 大洋 永福 一成 / 小学館 (2006/12)


評価:★★★★★(満点!!)+★(不思議な心地良さ)


「あいつは人ではねえよ、もののけにとりつかれとる」
大工の子「勘吉」はその男を初めて目にした時そう思った。

かたぎ長屋の一室に越してきた浪人「瀬能宗一郎」は風変わりな人物で。
売り物の蛸を一刻も眺め、四つばいで猫に話しかけ、蝶をどこまでも追いかけた。
まるで子供のような天真爛漫さ。しかし勘吉だけは気付いていた。
彼の無邪気などではない一面と、それ以上に魅力的な一面を・・・。


うーむ、こんなあらすじでは『竹光侍』の魅力の半分も伝えられないな。
面白いのです。物凄く面白い。
しかしそれは「物語」がとか「登場人物」がとかそう言う単純な事ではなくて
いやもちろんそれらも文句無く面白くて魅力的なのですが

そうだな。例えば、薄暗くなった道を歩いていた勘吉が
ふと顔を上げた時目が合った女性の、お歯黒の口元の薄ら怖さとか。
「何処へも行けぬ」と呟いて画面を横切る痩せこけた犬の寂しさとか。
そんな物語の筋とは関係の無い、画面の隅の何気無い出来事だったり。
この擦れた独特な線や、余白や、空気や、言葉や、仕草。そういったもの全部。
そう、ぜーんぶがひとつになって「凄い」作品になってるの。

だってね、物語などは正直「地味」なんですよ。
目を見張る大活劇があるわけでも、感動的な展開があるわけでも無い。
ほのぼのして微笑ましくて。なんともぽやーっとして。
「主人公の隠された過去」という気になる要素もあるのだけれど
基本は平和な日常のヒトコマで。でもそこが良くて。
そんな「平凡」なものにグイグイと引き込まれて目が離せなくなるの。
本当に不思議。


あと・・・あとあと。
あー先に謝っておきます。ストイックな本作ファンの皆様ゴメンナサイ!!
宗一郎と勘吉の二人が・・・異常に萌えるんですよぉぉぉぉぉー!!!!

いや正しくは萌えるのは「勘吉」か。
それは私の中のショタ魂が発動したとかそういうのではなくてですね
勘吉の宗一郎に対する「不信感」が「好き」に変わるその過程とか
好きになってからのその夢中っぷりとか。
二人が仲良くなる切っ掛けとなった「蝶」のエピソードなどは本当に格別で。
勘さんの蝶の真似の可愛いさも、手を繋いで帰る姿も。
あーもうタマランのですよ!!好き好き、大好き!!


と、まーそんなお楽しみ要素もありますよ?などと言いつつ
本当この面白さは実際に触れてみなければ分からないと思います。

まだ読んでいない松本大洋ファンはもちろん
松本作品に馴染みが無いけれど、時代劇が大好きと言う方
そんな方にも是非読んでみて頂きたい!!
粋で陽気で少々不思議なこの世界。貴方も是非覗いて見て下さいな。

本当に本当にオススメです!!!!


[ amazon詳細 : 『竹光侍 (1)』 ]



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「竹光侍 (2)」 松本大洋/永福一成
posted by 麻吉 at 2007/07/14 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「amato amaro」 basso

amato amaro (EDGE COMIX)

amato amaro
basso / 茜新社 (2007/06/29)


評価:★★★★★(満点!!)


※BL(ボーイズラブ)作品です。ご注意下さい※


前作『クマとインテリ』から2年。待ちに待ったのbasso先生新作であります!!
前作同様短編集の形態ではありますが、タイトルは違えども
『クマとインテリ 2』と言っても過言ではない。
と言うか過言どころか完全に続編に位置付けられた内容だわ!!と
グッと小さくガッツポーズを作ったのは、たぶん私だけでは無いはず。

繋がりとしては、前作の表題作「クマとインテリ」の政治家ファウストの弟
メディア王ジーノにからんだ物語が3編+ファウストの秘書が主役の番外編が1編。
そして前作「ジェラートにまつわる三つの短編」に登場するジェラート店の息子や
常連客3人の話が収録されたお話が1編。
あとは完全な読み切り短編が4作。の合計9作品。

そんなわけですので
本作をお読みになって『クマとインテリ』をまだお読みでない方は
絶対に絶対に、前作もお読みになって下さい!!
知ってる人だけがニヤリと出来る要素盛り沢山ですから!!是非っ!!


ちなみに個人的には、前作で大好きだったファウストとブルーノの二人が
チョイ役ではありましたが、仲良くしている姿が再び見られたのと。
ジェラート屋の息子が、ちゃんと幸せになれていた事が分かって凄く嬉しかったです。

特にファウストは、あの飄々としてるのにめちゃくちゃお茶目なとことか
いい年で凄い地位の人間なくせに妙に子供っぽいとことか。本当に大好きで。
ですから前作の感想で「後日談とか無いのかな」なんて未練がましく書いた事が
よもや現実になるとは思ってもいなくて。
その上、本作あとがきに「また同じキャラたちをくり返し出していくかと思いますが」
なんてお言葉が!!嬉しすぎてぶっ倒れるかと思いましたよ!!
主要人物でなかったとしても、彼とブルーノの姿をまた見る事が出来るかもと
思っただけで本当凄く嬉しい。
いやもちろんこの二人がメインのお話だったらもっと嬉しいですが!!
と言うか、そんな事になったら感激過ぎて涙出ちゃうかもしれないわ(大袈裟?)。


ファウスト関連以外のお話では
表紙を飾っております今回のインテリ担当ヴィットーリオ君が
こんな可愛い顔して42歳と言う設定の素晴らしさに拍手喝采とか。
元カラビニエーリ(国家憲兵)の無愛想なおっちゃんの可愛さに悶絶とか。
双子の兄弟の話の辛さとか切なさとか色んな気持ちに胸が痛くなったりとか。
日本に恋人を取られた青年の可愛らしさに胸キュンとか。
テレビを共有した二人の静かながら素敵な空気に心が和んだりとか。
マルチェッロ!!なんてナイスガイなんだ!!私とこそ結婚してくれー!!とか。

あと、ちょっとネタバレになってしまいますが。
ヴィットーリオは是非ともジーノとくっついて欲しかったなーって。
それじゃあアルマンドが可哀想ですけども。
でもジーノのキャラも好きなので、彼にも幸せになってもらいたいと。ね。
今後の作品で何か彼に幸せが訪れたら良いなと、祈るような気持ちです。
あ、いやでも彼は純粋に奥さんLOVEな人でも良いかな。あ、それも良いな。


さてさて、basso名義のご本はまた2年後とかになってしまうのかな。
待ちますよ、待ちますよ!!正座してお待ち致しております!!
あ、でもその前にきっと、オノナツメ名義でのご本。
紳士漫画の代表作『リストランテ・パラディーゾ』の続編がコミック化されますよね!!
ああメチャクチャ楽しみだわー!!ジジラーブ!!


[ amazon詳細 : 『amato amaro』 ]



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posted by 麻吉 at 2007/07/07 23:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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