「素晴らしい世界 全2巻」 浅野いにお

素晴らしい世界 (1)

素晴らしい世界 全2巻
浅野 いにお / 小学館 (2003/05/19)


評価:★★★★☆


今生きているこの世界を「素晴らしい」と思えない。そんな貴方に捧ぐ。


勢いで大学を辞めたはいいが、目標も無く宙ぶらりんな生活を送る女の子。
その気の強さから素直になれず仲間はずれにされている小学生の少女。
フリーターである自分や将来に微かな不安を持つ同棲中の恋人たち。
夢を口にするばかりで現実から目を背け、逃げてばかりいる浪人生の男の子。

ここに描かれているのは普通の・・・いや
どちらかと言えば「駄目」な部類に入る、今時の人間達だ。
世の中に無関心で、無気力で、面倒臭がりで、排他的で。
「どーせ俺なんか」と達観したそぶりをしながら、心の奥では焦ってる。
日々目標に向かって努力しているような人からしたら
「おめーら甘えてんじゃねーよ!!」と一喝されて終わりだろう。
私もちょっとだけそう思ったし。
けれども彼女や彼らは私の中にも少なからず存在していて。

だからそれぞれの物語の終わりに主人公達が笑顔を見せたり
少しだけ前向きになった姿を見て、私まで元気になれた。
そんな素敵な物語がギュウギュウに詰まっている。名作です。


あと本作はそれぞれ異なった人物が主人公の短編集なのですが
1つの小さな町を舞台にしている事から、彼らは完全に「他人」でもなくて
ある物語の主人公と別の物語の主人公は教師生徒の間柄だったり
アパートの隣人だったり、姉妹だったり、同じ予備校の生徒だったり。
友人や知り合いとまではいかなくとも、どこかで少なからず関係している間柄で。

虹ヶ原ホログラフ』を読んだ時にも感じましたが
普通に「物語」としてだけの面白さとは別に
あれ?この子、前の話に出てた子か?と1巻読み返して
やっぱりこの子だ!!この子はこの子の彼氏だったんだ!!なんて
そんな関係探しをするのも、この作品の楽しみ方の一つだったりしました。
「風鈴」というキーワードだけで隣人である事を臭わせたり。凄い。

あと、そういう何気ない人間の繋がりみたいな物を感じられるので
至極当たり前の事なのだけれど
どんな人にも「人生」がある。なんて事に改めて気付かされたり。

会った事の無いアパートの隣人にも。
電車で目の前に座って疲れて寝ているサラリーマンにも。
道ですれ違った買い物帰りの主婦にも。
コンビニでレジを打っている青年にも。
生活があり、人生があり、歴史があり、感情があり。
泣いたり、笑ったり、怒ったり、悩んだり、喜んだりしているのだと。
いや、本当に当たり前の事なんですけどね。でも忘れがちだと思う。
そういう事を忘れないでいれたら、きっともっと人に優しく出来るよね。
それって簡単そうで、とても難しい事だ。


なんか、色んな角度から考えさせられる作品でした。
でも真面目な話なのだけれど重過ぎてもなくて、案外明るくて。
そこがまた良いんだ。本当絶妙だわ。


と、ここまでは大大大絶賛なのです。が。不満な点が1つだけあります。
それは「ラスト」。

折角目の前に広がった希望や幸せや、頑張ろと言う気持ちを
全体の締め括りである最終話で、わざわざそんな「架空の設定」まで持ち出して
後ろ向きにする必要があったのか?
彼女が彼女にかけた魔法だけが、どう頑張っても共感出来ない。
★1個分。ここだけが残念でならない部分です。


そんなわけで、私的には最後の最後に悔いの残る結果となってしまいましたが
しかし、それまでの物語は本当に心から素晴らしく。
何とはなしに、良く分からないけれど、常に不安があって焦りがある。
そんな若者達に是非読んでもらいたい。です。お薦めです!!


[ amazon詳細 : 『素晴らしい世界 (1)』 / 『素晴らしい世界 (2)』 ]



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「おやすみプンプン (1)」 浅野いにお
posted by 麻吉 at 2007/06/15 23:53 | Comment(2) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「探偵儀式 (4)」 箸井地図/大塚英志/清涼院流水

探偵儀式 VOL.4 (4) (角川コミックス・エース 109-4)

探偵儀式 VOL.4
清涼院 流水 大塚 英志 箸井 地図 / 角川書店 (2007/05/26)


評価:★★★★☆


キタキタキタキタキタァァァーーーーーーー!!!!!!!


キタ。キましたよ。くるか、いつくるかと身構えていながらも
しかし心のどこかで結局それほど踏み込んだ関連性は無いだろうなーなんて
諦め気分でもあった『多重人格探偵サイコ』と『探偵儀式』の関係性。
こんな凄い勢いで踏み込んでこようとは!!うおおおお!!


えーゴホン。すみません。あまりの衝撃的な展開に興奮が止まらなくなりました。
でも『サイコ』お読みの方ならば皆同じ気持ちになったに違いない。
だって、だって。磨知が登場するなんてさー!!

『サイコ』を読んだ事の無い『探偵儀式』読者の皆様には「?」な事でしょう。
今回登場しました総理大臣。そうですあれです。凄く意味深に登場したあの女性。
作品中では「総理」とか「首相」と呼ばれるだけで名前までは明かされませんでしたが
しかしあの「ショートヘア」「煙草」、そして極め付けの「薬指と小指が欠損した左手」!!
これは『サイコ』読者ならば誰もが知る記号。「伊園磨知」と言う女性の特徴なのです!!
あ、正式には伊園若女か。でもまあいいよね磨知で。

正直「御恵てう(ナオミ・アーヴィング)」や「天馬」が
ストーリーとはあまり関係無い程度にこっそり登場するんじゃないかなーとか
出てきたらちょっと嬉しいなーなんて思ってはいたのですけどね
よもや予想外の大物人物の登場。それも凄い重要な役回りだし。


しかしながら、関連探しをずっとして
今回の事でめちゃくちゃ興奮した私がこんな事言うのも何ですが
ちょっとやりすぎかなーという感じもしなくは無いです。
だって、これってつまり『探偵儀式』の内容に係わっていた事件、団体などなどは
「ガクソ(学窓会)」の実験の一端だったって事になっちゃいますよね?
いやまあこの時代に「ガクソ」が存在し続けているかは謎ですが
研究機関としてガクソが手掛けていた
「集団自殺」や「無差別大量殺人」を安易に発生させるためのシステムに
今回のあの事件はどう考えても関係していて。
そう考えたら、サイコとは少しの関連性どころか
完全なる続編になってしまうではないですか!!
えええー!!それってどうなの?

となると、もう1つの『笹山サーガ』である『黒鷺死体宅配便』はどうなのかしら。
この流れで言ったら、こちらもガクソが関連してきそうだけれども
でもあの作品は大掛かりな大量殺人者が出てきたりとかそういうのではなくて
都市伝説的な話がメインだから大丈夫かな・・・。
いやでもどうよ。特殊能力持ってる登場人物の目にバーコードが!!とかなったら!!
苦笑。いや笑えんわ。

とりあえず、磨知が登場した事で『サイコ』の方にまだ描かれていない
今後の展開の深読みも出来ちゃうわけで。
『サイコ』と『探偵儀式』の世界がパラレルワールド的位置関係だったらあれですが
純粋に『サイコ』が『探偵儀式』の過去の話だったとしたら
これは物凄い意味を持った登場になりますよね。
というか総理大臣て!!なにそんなに昇進しちゃってんですか磨知!!
まあとりあえず、磨知は生き残るんだな・・・ってね。そうか。ふーむ。

あああと、微妙に余談ですが。
音夢を車で迎えに来た人物。清水老人なんじゃないのー!?と
一人で興奮してしまいました。
だって清水くんは『木島日記』での青年将校時代から好きなんだもの!!
でもあれは探偵開祖だったんだ・・・よ・・・ね?違う?


めまぐるしいほどの新しい展開はありつつも
しかし最大の謎についての進展はあまり無かった感じの今巻。
図流子や魔尼夜の気持ちは、もちろん分からなくはないのだけれど
天晴が可哀想で切なかった・・・。だから笹山が一緒に来てくれて凄く嬉しかった。
笹山いいヤツだよう!!素敵だよう!!

とりあえず早く続きが読みたいですよ!!
他関連シリーズより発売速度は早目ですが・・・やっぱりゆっくりなので・・・
というか『サイコ12巻』を早く!!早く鬼頭日明のその後を早くー!!!!
『八雲百夜』も早くー!!お願いしますよ大塚先生。本当に。


最後の最後に。
なんとなく本巻を読んで思った事をぽつりと呟いて終了したいと思います。
「巡査のマナベくん。なんか怪しいよねー?」


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「探偵儀式 (3)」 箸井地図/大塚英志/清涼院流水
「探偵儀式 (5)」 箸井地図/大塚英志/清涼院流水

「多重人格探偵サイコ」関連本まとめ
posted by 麻吉 at 2007/06/01 23:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「僕と彼女の××× (1)」 森永あい

僕と彼女の××× 1 (1) (BLADE COMICS)

僕と彼女の××× (1)
森永 あい / マッグガーデン (2002/12)


評価:★★★★★(満点!!)


桃井、羨ましいわ〜!!


主人公「上原あきら」は外見も運動神経も頭も良いのに
大人しい性格から、まったく目立たない地味〜な生活を送る男子高校生。
方や「桃井菜々子」は立てば芍薬座れば牡丹・・・の超絶美少女。
しかし性格はガサツで凶暴で乱暴者。口も悪けりゃ頭も悪い!!
この二人の身体と中身が入れ替わってしまったからさあ大変!!
はたして元の身体に戻れるのでしょうか・・・?


なんて。何かの拍子で男女の身体が入れ替わってしまう。なんて内容は
映画『転校生』を筆頭に映画、ドラマ、漫画、小説等で数々取り上げられてきた
言わば「王道中の王道」設定であり
悪い言い方をしてしまえば「使い古されたネタ」以外の何物でも無いわけですが。
しかし、そこは森永先生。ただの「お約束物語」では終わりません!!

悩むどころか男生活を心底エンジョイする桃井(外見:男)は
親友である椎名ちゃん(女)と、なんとお付き合いを始めてしまい
必死に元に戻ろうとするあきらに対し「当分元に戻る気ないし」などとのたまい
元に戻る為のキーマンである桃井の祖父もまったくやる気無し。
さらにあきら(外見:女)は親友の千本木(男)に惚れられ。迫られ。
必死に抵抗するも、相手は一枚も二枚もうわて。
それになんだか、最近女の子の仕草が妙に板に付いてきてしまっていたりして・・・。

見た目だけならどちらも普通のカップルで、普通のドタバタ少女漫画だけれど
よくよく読めば「桃井×椎名」は百合で、「千本木×あきら」は801なわけで。
完全にそうでは無いけれど、でもそう言う要素があるわけでもあって。
この微妙なムズムズ感。これがたまらん具合に良いのデス!!


いやそれにしても、1巻からこんな展開になってしまって
最終的に元に戻ったら、いったいどうなってしまうのかしら。
きっと先生の事だから素敵で楽しい終わりが待ち受けているでしょうが
でもでも、やっぱりいったいどうやって?
この二人とあの二人はどうなるの?それともこっちとこっちで収まるの?
ううう、いったいどうなるんだー!!気になり過ぎるー!!


兎にも角にも、この美麗絵にしてこの弾けんばかりのギャグセンス。
一歩間違ったら下品になってしまうネタさえも上手にこなし。本当に凄い!!

森永あい先生と言えば『山田太郎ものがたり』が筆頭で挙げられると思うわけですが
あの全14巻にも及ぶ長丁場の物語を最後スッキリ綺麗にまとめ
さらにサブキャラ達のその後や過去話のオマケまでも含めて非常に面白く楽しくて。
私の人にお薦め出来る漫画ランキングのかなり上位にいる、その『山田太郎』をも
越えたな・・・と。1巻を読んだだけでそう感じました。
いやもちろん最後の終わり方で感想は180度変わるかもしれませんが
あくまで今の段階で。という事で。

それに、ますます絵が美しくなってますよね!!キラキラのピカピカ。
特に女の子が素晴らしく可愛くて、たまらんです。
椎名ちゃんを好きになってしまった桃井の気持ち、これなら分からなくも無いわ・・・。


そんなわけで、キッラキラのピッカピカですから
少女漫画な画質に馴染みの無い男性には取っ付き辛いかもしれません。
しかし!!この面白さは絶対に絶対に楽しんで頂けると思います!!
むしろ物語やギャグのセンスは青年漫画的だと思うし。うん。

ドタバタギャグまんがとして、はたまた斜め目線から百合や801作品として。
色んな皆様に楽しんで頂けるはず。
是非是非お手に取って見て下さい。損はさせません。お薦めです!!


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posted by 麻吉 at 2007/05/23 01:50 | Comment(2) | TrackBack(1) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「極道一直線 (1)」 三上龍哉

極道一直線 1 (1) (ビッグコミックス)

極道一直線 (1)
三上 龍哉 / 小学館(2004/3/30)


評価:★☆☆☆☆


馬鹿だ。とりあえず。


多くの(謎の)組織に狙われて、抗争の耐えない関東鬼島組。
今日も組長である鬼島は命を狙われる。
ドリル生えたり。餅になったり。サボテンになったり。死んだり。生き返ったり。
とりあえずそんな感じに頑張る組長と組員達によるミラクル任侠劇場。


ってまったく意味分からんと思われてしまいそうですが
しかし読んで頂ければわかります。これがしっかりと的を得た説明である事を。
いわゆる『魁!!クロマティ高校』系とでも申しましょうか
シリアスな劇画調タッチで繰り広げられるシュールギャグ漫画であります。
二番煎じと言ってしまえばアレですが、この手の作品は嫌いではありません。
しかしどうも今一歩。今二歩・・・。

面白くはあるのに、今イチ突き抜けない理由は
キャラクターの役不足にあるのでは無いかと、ワタクシ考えるわけです。
比べてばかりで大変申し訳無いのですが
『クロマティ』はまともな人間よりも面白キャラの比率の方が多いのに対して
本作の面白担当はとりあえず「組長」オンリー。

いや組員以外では「変な人物」や「生き物」は登場しますし
組員のひとりである「サブ」もかなりのボケをかましたりします。けれども
レギュラーである他組員達は組長の奇行やオカシな生態に振り回されるばかりで
イマイチキャラ立ち仕切れていない。

確かに組長のキャラが強烈で猛烈なので、それに匹敵するキャラが登場したら
構成がウルサくなってしまうかもしれないわけですが
組長だけの面白さで、はたしてどこまで引っ張れるのか・・・。
それとも今後別の強力キャラが登場するのか?
最終的には全5巻まで発刊されたわけなのだが、いったいどうやって・・・?


面白い。です。いや嘘でなく。
しかし4話連続同オチ。同じ絵コピー使い回し。
そんな力技が当たり前のように使用されていますので
それらを「お約束」として、むしろ「ネタ」として笑って許せる懐の深さが求められます。
あと真面目に読んではいけません。深く考えないで読み進める思考も必要。
自分は大丈夫!!そういうの大好き!!そんな方は良かったらどうぞ。

ちなみに私の一番のお気に入りキャラは「組長の奥さん」です。
って本編に出てきたキャラじゃないしね!!


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posted by 麻吉 at 2007/05/16 23:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「MAKOTO (1)」 郷田マモラ

MAKOTO 1 (1)

MAKOTO (1)
郷田 マモラ / 講談社 (2001/03)


評価:★★★★☆


えーと「2巻」が出た様子が無いのに『MAKOTO 完全版』が出版されてるって事は
もしかしてこの先「2」は出ないって事なの・・・かしら?


なんて今調べて知ったショッキングな事実はさておき
ドラマ『きらきらひかる』の原作漫画作者であられる郷田マモラ氏による
もうひとつの真実を求める監察医の物語です。

両作品は同じ監察医を主人公としているわけなのですが
では『きらきらひかる』と本作、どういう違いがあるのかと申しますと
ぶっちゃけて言えば基本的な内容は一緒です。
一度出た検死結果に疑問を抱き、調べ直す事で真実を明らかにする。といった内容。
その「疑いを持つ」要因が、片や鋭い洞察力で、片や成仏出来ず佇む霊の姿で
そんな違いだけであって、まあ結果は同じですね。

しかし、だからと言って類似品だと無下にするのは大間違い。
全てが判明した瞬間の目が覚めるような驚きと感動はやはり素晴らしく。
設定が似てるからってなんだと言うのだ!!と、そんな気持ちにさせてくれます。


本作は上にも少し書きましたが
成仏出来ないでただ黙って佇む霊を見、彼らの無念を取り除く為に奔走する
監察医「白川真言」の物語です。

「霊が見える」なんて設定はリアリティが無いと言われてしまいそうですが
しかしそこに広がる世界はどこまでも現実的で。現実的ゆえに胸に響き。
想い合う二人の霊が伝えたかった事。
幸せな死を迎えたはずの老人の心残り。
気弱でどこまでも駄目な人間と思われた男の勇気。
尊敬出来ない父親の隠された過去。
年老いた元警官が晴らした村人の無念。
どれもとても切なくて、しかし愛情に満ち満ちて。本当に素晴らしい話だった。

あとこれは個人的に感激した事なのですが
ドラマ『きらきらひかる』の本放送が終了した後の2時間スペシャルだったと思います。
痣だらけの子供の遺体が運ばれてきて、母親の虐待のせいで死んだのではないか?
と思われたが実は・・・という内容の回があったのです。
その物語の本当の死因があまりにも衝撃的だった事と、この母娘の深い深い愛情に
好きだったと言いつつ他の事件はすっかり忘れている中で
この物語だけは鮮明に覚えていて・・・。

そのストーリーの原案が、なんと本書に収録されていたのです!!
うわああと。再びこの物語に出会えた事が嬉しくて思わず声が漏れました。
そして結果を知っていながらも、目頭が熱くなってしまった。
本当感無量でした。この偶然に感謝。


本作は1話完結モノですから、本巻だけでも楽しめると言えば楽しめますが
1話目から意味深に登場する主人公の奥さんの霊についての物語が
本巻だけでは完結していません。
ですから、やっぱり完全版を買わねばいかん。という事でしょうな・・・うう。
と言うか『完全版』ではその辺ちゃんと完結してるのですよね?どうなの?

あと漫画『きらきらひかる』の次期シリーズである『きらきらひかる 2』は
『きらきら』の続編としてだけではなく
『MAKOTO』の続編という位置付けでもあり、本作の主人公が登場するとのこと。
おお。それは気になるではないですか!!チェックせねばですよ!!


ここまで大大大絶賛している私ではありますが
実はドラマ『きらきらひかる』は物凄く好きであったくせに
原作漫画は読んだ事がありませんでした。
失礼な話、この独特な絵柄で敬遠してたのです。

しかし本書を読んで、本当に勿体無い事をしていたのだなと改心。
絵柄とか関係無い。この物語の深さ、素晴らしさは文句無く秀逸!!
皆様の中にも私同様、見た目で読んでいない方いらっしゃるのではないでしょうか
それは本当に本当に勿体無いです。
この素晴らしい物語は是非色々な方に読んで頂きたい。
心よりお薦め致します!!


そう言えば、本書は東山紀之主演で映画化されてるそうなのですが
そっちの方は・・・どうなの?


【07-05-17追記】
きらきらひかる2 (1)』と『きらきらひかる2 (2)』に
本巻に掲載し切れなかった残りの4話が、それぞれ2話ずつ収録されている事が判明!!
『完全版』お持ちでない方は合わせてどうぞです!!


[ amazon詳細 : 『MAKOTO 完全版』 / 文庫『MAKOTO』 / 映画『MAKOTO』 ]
posted by 麻吉 at 2007/05/08 22:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「万福児 (1)(2)」 下吉田本郷

万福児 (クイーンズコミックス)

万福児 (1)(2)
下吉田 本郷 / 集英社 (2006/05/19)


評価:★★★★★(満点!!)


表紙買い。大当たりの大正解!!


表紙を飾っておりますのが、本作の主人公「福志」くん。
まるで赤ん坊のような体格ですが、これでもれっきとした幼稚園生。
万福寺の住職「万典」の一人息子。つまり寺の跡取り息子であるのですが
真面目な性格の万典とは正反対で、悪戯好きで、かなり生意気。

散髪をする福志に「寺の子らしく坊主にしなさい」と言えば
「ハッ何それ。じゃ力士の子はチョンマゲかっつーの」と返し
福志を甘やかす近所の御老人に注意をすれば
「おいおい。坊主が年寄り泣かすなよ」と返す。

これがまた、台詞だけでなく表情や態度まで小憎たらしい事この上ないのです。
特に表情などは・・・なんと表現したら良いのか。
ちょっと言葉では言い表せない。物凄い表情をするのですよ。
単純化した簡単な線で描かれた絵なのに、凄く表情豊かで。
ゆえに本当に本当に憎たらしい表情で!!
さらに父親である万典を小馬鹿にしたようなこの態度!!

しかし、その表情の豊かさは、憎たらしい表情ばかりに発揮されるわけではなく。
時々ですが、ふと純粋な子供の目をする瞬間があって。
その表情の可愛さに思わずドキッとしてしまうのです。
あと行動も。時々、いやもう本当に時々ですが素直に可愛い時があって。
いつの間にか憎めなくなっている自分がいるんですよ!!
悔しいけど福志大好きだ!!ちくしょう!!


今は真面目で常識人である万典さんも
実は子供時代は福志に負けるとも劣らぬ悪ガキだったという過去を持つのですが。
その子供の頃エピソードがまた素敵で好き。

神隠しの話もかなりお気に入りですが
やっぱり一番好きなのは万典の子供の頃の『犬のなる木』のお話かな。
万典の父の優しさに満ちたサプライズも素晴らしいし
クリオのブサイクっぷりがたまらなくイトオシイ。
あと、「スキダー」に答えてくれる文子さんがとても素敵だよね。

そう、福志の母親である文子さんも好きだなぁ。
物凄くマイペースで、ちょっと子供っぽくて。
その分万典さんの苦労も2倍になってしまうのだけれど。
でも彼女のその天真爛漫さに助けられている部分もあって。
この夫婦、微笑ましくてとっても好きだ。

あと七夕の日の夕方の話も好きだし、おじいちゃんを見詰める福志の顔も好き。

うおお、好きなシーン挙げ出したらキリが無いですね。
でもそれだけ素敵な漫画って事で。

そうそう2巻に登場するたきっつぁんも良い子でね。
いや良い子と言うよりむしろ格好良いのだが・・・幼稚園児なのに・・・。
福志と二人このまま仲良く成長したら・・・(妄想中)。いやいやいや。
あと密かに文子さんのお父さんの若い頃がタイプです。って重ね重ねゴメンナサイ。


分類では「ギャグマンガ」になるのかな。
原始式教育入門 まめおやじ』とか『バカ姉弟』的な面白さに近いかも。
しかしほのぼのホームドラマの『ぽっかぽか』にも通ずるものもあって。
じんわりと幸せで、ほかほかして、ニコニコしてしまう。
平和。まさにピースフル。

掲載誌はコーラスですから一応女性向けだとは思いますが
そんなのまったく関係無く、男性も絶対に楽しめる作品です!!
幸せな気分になりたい貴方、是非読んでみて下さい。
力一杯お薦め致します!!!!


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posted by 麻吉 at 2007/04/23 19:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「臨死!! 江古田ちゃん (1)」 瀧波ユカリ

臨死!! 江古田ちゃん 1

臨死!! 江古田ちゃん (1)
瀧波 ユカリ / 講談社 (2006/04/21)


評価:★★★★★(満点!!)


この気持ち、共感出来たら貴女も大人の女の仲間入り!!


江古田ちゃんは練馬区江古田駅近隣の1Kアパートで一人暮らしをしている
24歳の“普通”の女の子だ。

え?普通か?
既読の方で、もしそう思った方がいらっしゃったら、その方はきっと男性か
もしくは未来を夢見る、うら若き乙女でありましょうな。

部屋では全裸(叶姉妹的要素では無くただの無精)。
汚部屋の空きスペースで寝転がり。
野菜は芽が出るまで放置。
台所の食器に付いたコバエの蛹に慄き。
風呂をゴブラゴブラ言わせ。
ハンカチが無い時は髪で手を拭き。
強引に突っ込んできた車にはガンをたれつつ目の前をゆっくり横断する。

夢を壊して大変申し訳無い事だが、これらはギャグでも誇張でも何でも無い。
これぞ20代中盤以降の一人暮らし女のスタンダードスタイル!!
女の部屋は皆ファンシーで、部屋にいる時は可愛いパジャマか部屋着?
んなわけあるかっちゅうの!!ペッ!!
そんな夢見る男性方諸君をぶった斬りにし
そして女性陣の共感を一身に集める。そんな素敵な作品です。


はー江古田ちゃん。最高に面白い。
江古田ちゃんは基本的に“駄目人間”な描かれ方をしているけれど
でも良く考えると、私なんかよりよっぽど常識人で健康的な気がする。
だってちゃんと自立して、恋をして、心を許せる友達がおり
フリーター(派遣社員)だけど、昼と夜両方働いてたりするんだよ!!
偉いよ!!立派だよね!!

それに性格だって悪くないと思うのだ。
いや、友人の彼氏と流れで一夜を共にしてしまったりするのは良くない事だが
可愛い一面や純情な一面もいっぱいあって。
私は江古田ちゃん。好きだー。

江古田ちゃんと一緒に飲み行ってみたいな。
だって腹を割って話せそうじゃない!!
そして一緒に“自称不思議ちゃん”に向かってお手拭き投げ付けたい!!
なんて、女に好かれても江古田ちゃんは嬉しくないでしょうが。
ああ、猛禽ちゃん(男性に好まれる可愛らしく女の子らしい女の子の事)とは
悲しいほど真逆だね江古田ちゃん。
イコール、江古田ちゃんに共感している私もね!!(泣)


読んでいない女性陣は本当読んでおいた方が良いです。
男性陣は無理に読まなくても良い。世の中知らない方が良い事もある。
いやでも良く考えたら、これ男性誌に掲載されてるんですよね。

ああでも確かに。
本作は男性には見せられない女の裏の顔を描いてはいますが
面白可笑しく描いてある分、表現は非常にソフトで男性向けかも知れない。
女の本性はもっと黒く、陰湿で、恐ろしいモノだもの。

ニコニコと談笑しながら昼食を取るOLのグループ。
しかしその中の一人は笑みを浮かべながらテーブルの下からこっそりと
「○○の自慢話また始まったよーウザ!!」などと
別の場所で食事を取る同僚にメールを飛ばしたりする(OL友人談)

こ、怖っ!!しかしこれが女!!

江古田ちゃんと友人Mのように
面と向かって罵り合うのは本当に仲の良い証拠なんだよね。
褒め合ってたらそれは逆に心を許してない証拠。上辺の付き合い。
この感じ、男性諸君には分からないだろうな〜。


本作の素晴らしいところは
もちろんそんな共感出来る江古田ちゃんの日常描写部分なのですけれど
違った部分でも非常に素晴らしいと思えるところがあります。
それは各章の1話目に必ず挿入される
江古田ちゃんがアフタヌーン(掲載雑誌)の男性読者に話しかけるネタ。
これの言葉遊びと言うか、語句の選び方が本当に絶妙なのです。

「“優しさの裏返し”とは良く言いますが、お願いです優しさは裏返さないで下さい」

「どうして全裸なのかって?じゃあどうしてあなたは服を着ているのですか?」

面白さと同時に、思わず毎回感心してしまいます。本当上手いよなー。
あとシンデレラの靴ネタも好き。カーンて(笑)。


そんな感じで、絵柄はお世辞にも上手いとは言えないのですが(失礼)
その人間観察の力、それを表現する力、そして言葉選びの素晴らしさは天才的で!!
絵を見ただけで苦手と判断して読まないでいるなんて本当に勿体無いです!!
皆さんに是非是非読んでみて頂きたい。特に一人暮らしの女性は必読!!

春から新生活を送るフレッシュな貴女。お部屋に一冊!!
本当に本当に心よりお薦め致します!!

あ、猛禽ちゃんは読まなくて良いですよー(笑)。


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posted by 麻吉 at 2007/03/30 00:52 | Comment(2) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「マンホール 全3巻」 筒井哲也

マンホール 3 (3) (ヤングガンガンコミックス)

マンホール 全3巻
筒井 哲也 / スクウェア・エニックス (2005/08/25)


評価:★★★☆☆


惜しい。実に惜しい。


その男の出現は、その後起こる恐怖の序章に過ぎなかった・・・。

男は平和な商店街の片隅にあるマンホールから這い出してきた。
スキンヘッド、全裸、泥だらけの手足、そして明らかに異常をきたした形相。
全てが不可解なその男が死に、その死体から謎の寄生虫が発見される。
男の謎、マンホールの謎、寄生虫の謎。謎。謎。謎。
事件を追う刑事らを嘲笑うかのように、恐怖は確実に広がりつつあった・・・。


題材、絵柄、表現力、どれもとっても上質。素晴らしいの一言。
しかし、本作を読む前に似た題材を用いた作品
外薗昌也著『エマージング』を読んでいて
更にその作品を読んだ時に感じた「勿体無さ」を
この作品でも同じ様に感じてしまったのでした。


『エマージング』はエボラ出血熱に良く似た症状の患者が
新宿のど真ん中で血を撒き散らすように死に
その場に居合わせた者が次々と・・・といった内容。

その緊迫感は凄まじく。
続きが気になり、雑誌の発売を心待ちにするほどした。
しかし、話はこれからもっと盛り上がりを見せる・・・と思われた矢先
あまりにも呆気無く未知なる病原菌との戦いは解決。終焉。
正直唖然としました。そして残念でならなかった。
『マンホール』にも、それとまったく同じ感想を持ちました。


これだけの要素を持って
もっと大事になってもおかしくない状況まで用意したにも係わらず
それをまったく活用する事無く事態が収束されていった事。

もっと絶望的な状況になってもおかしくなかったはずです。
絶望と呼ぶに相応しいほどに増えた感染媒体がいて
それらが活動しうる時間は十二分にあった。
それだけの量と時間がありながら、あれだけの被害で済むはずがない。
いや、実際問題は別として、そこからもっと話は膨らんでも良かったはず。
でなければ“あんな状況”にまでした意味がない。

同じアパートの人間。キャッチボールをしていた親子。
画面には登場していなくとも、あれだけの密集した民家があり。
そして目の前の道を通り過ぎた人間など数え切れないほどいたでしょう。
もしかしたら自転車で走り去った者がいて、警戒範囲外まで移動したかもしれない。
そんな更なる広がりがあったら、もっともっと面白くなったのに。


あと残念に思った事は、登場人物の心情があまり伝わって来なかった事。
残念ながら、どの人物にも共感する事が出来なかった。

それぞれの被害者たちについてもそうだし、主役の二人。
特に一番重要である刑事・井上菜緒の心情の変化さえも
上手く描ききれていなかったように思えてなりません。
確かに一刻を争う事件内容で、そんなのんびりする時間などなかったわけだけれど
その部分はこの作品で重要な要素であったはずで
もっとページを割いて、丁寧に描いても良かったと思う。

少しでもその辺りの事を描けていたら
被害者や主人公に対して「助かって欲しい!!」とか「頑張れ!!」とか
もっと心の底から感じて、熱くなれたように思います。


もう少しの緊張感と絶望感の継続。そして登場人物たちの心理描写。
そんなものを加えて、全5巻くらいのボリュームの作品になっていたら
名作と言っても過言ではない。物凄い話題作になっていたのではないだろうか。
それが本作を読んで感じた素直な感想です。
本当に勿体無い。そうとしか言いようがありません。


あああと、少々余談ではありますが
突然登場したスーパーハッカーの某彼。
他作品の人物が客演的に登場するのは、ファンにとっては嬉しい事ですけども
キャラクターの雰囲気と内容とが微妙に合ってなかったと申しましょうか
あの場面だけ少々浮いていました・・・よね?

ああ言うのは、あんな風に大々的に登場させるんじゃなくて
もう少し普通な感じと言うか地味な感じで
よーく見たら「喜多嶋じゃん!!」位の方がこう発見した時の喜びが強く・・・ねぇ?
って、めちゃくちゃ個人的な好みの問題ですね。


うーむ。なんだかマイナス点ばかり挙げてしまいましたが
これは「もっと面白くなったはずなのに!!」とか
「もっと読みたかったのに!!」いう気持ちからであって
断じて面白くなかった訳ではないのですよ!!

迫り来る時間との戦い。秘められた謎の解明。

そしてなんと言っても描写力。症状のグロテスクさなどはもう絶品!!
個人的には、媒体の苗床となった少女のあたりの話は
その身体の状態といい、部屋の惨事といい、うおおおーという感じ。
寄生虫に侵された被害者達よりも、格段にインパクトがあって。
あれは凄い。そしてあの状態には心底なりたくない。1箇所でも辛いのに。うおお。

あと2巻と3巻の表紙と、表紙を取った内側のイラストがたまらん好きです。
この血管が透けた色の悪さ・・・最高だ・・・。


寄生虫、血、傷、死体描写は極めて緻密。
ゆえにそういった要素が苦手な方にはお薦めし辛くはありますが
しかし謎を解明して行くサスペンスモノがお好きでしたら・・・。
グロテスク好きさんは文句無く。一見の価値ありデス!!
あの少女の悲惨な姿・・・ぜひその目で確かめてあげて下さい・・・ふっふふふ。


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posted by 麻吉 at 2007/03/22 23:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「一騎当千 (1)」 塩崎雄二

一騎当千 (1) (Gum comics)

一騎当千 (1)
塩崎 雄二 / ワニブックス(2000/10)


評価:★★★☆☆


某ファーストフード店の隣席に座っていた男性達が
こんな話を始めました。
「あの三国志ネタにしたおっぱい漫画。『天上天下』じゃなくてなんだっけ」

そりゃ「一騎当千」じゃあぁぁぁーー!!!!

結局最後まで答えを導き出せないでいた彼等の横で
言いたくても言えず。精神的にヨロシクナイ時間を過ごしましたので
本日は『一騎当千』の感想です。


物語の舞台は現代日本。
中国・三国時代に生きた荒ぶる武将達の魂を、受け継いだ者達がいた。
彼らは現代に戦いの場を移し、再び天下取りに身を投じる事となる。
それは平和な学園生活を送っていた女子高生「孫策伯符」も例外ではなく。
彼女を巻き込み、歯車は大きく回り出すのであった・・・。

って、なぜ三国志の武将の魂を受け継いだのが日本人なんだ?
という疑問がまず浮かんで来るかと思いますが。
本作の登場人物たちはいわゆる「子孫」や「生まれ変わり」ではなく。
かつての武将達の魂を閉じ込め作られた「勾玉」が
偶然日出づる国に流れついて各地へ広まり、代々受け継がれた。という設定。
ですから舞台が日本なのですね。
で、更に武将が女の子で“お色気”いっぱいでもOKなわけです。


そうお色気。
この漫画の一番のポイントは、なんと言ってもお色気!!
「孫策」や「呂蒙」が今時女子高生な姿になって繰り広げる激しいバトル。
戦いによって破れた制服からのぞくは
パンチラどころかパンモロ。そしてチチモロ。
硬派な三国志ファンの皆様には耐え難い内容であることでしょう。
しかし、私はこういうの結構好きです。ふふ。

むしろ自分の好きな武将が女キャラで無くてガッカリしたくらいで。
と言うか、左目に眼帯した呂蒙のキャラクターは
どう考えても夏侯惇でしょうがぁぁーー!!!!(夏侯惇好きの叫び)
絶対間違いだよ。間違いだよね!?
いやまあ、あの明るい女ったらしな夏侯惇も嫌いでは無いですが。
(って惇なら何でも良いんじゃないか)


そんな個人的な好みの問題はさておき。
しかし、三国志好きとして、私も思うところはあるわけで。
例えば登場人物の名前。

主人公のいとこである「周瑜公瑾」を例に挙げてみると。
親しくない人間からは「周瑜」
親しい人間からは「公瑾」という呼ばれ方をしている事から
「周瑜」が姓で「公瑾」を名という設定なのかと思いきや
周瑜のお家に掛けられていた表札は「周」。
じゃあ「瑜」は何だ!!「公瑾」は何だ!!
日本に「字(あざな)」なんて制度はありませんよー!!!!

って、おっぱい漫画(失礼な)捕まえて
堅苦しい事言うなと言われてしまえばアレですが。
しかし、気になるじゃないですか。
日本を舞台にしたのなら、わざわざ名前を中国風にする事無かったのに。


あと気になると言えば、なぜ主役が「孫策」かってこと。
いや別に孫策が嫌いとかそう言うわけではなくて。
孫策は割と早目に天に召されてしまった人物ですし
父親の孫堅や弟の孫権に比べたら、エピソードも少なく、影も薄い・・・。
って、孫策ファンの方怒らないで!!!!

ああでもそうか。もしかしたら。
蒼天航路』がそれまで悪者扱いであった曹操にスポットを当て
見事に人物像を変えたように
幸薄い孫策に日の目を見させてあげようと。そういう事。なのかな?
しかし日の目を見ても「おっぱい」ですが。それでいいのか孫策!?
まあ、孫策主役の謎は、次巻以降で明らかになるかな。
なると願いたい。


とりあえず、1巻はまだ序盤も序盤で。
重要人物の登場も、物語の大きな展開もこれからが本番ですから
評価は少々低めではありますが。
しかし絵もこのノリもとても好み。
続巻も集めていきたいと思っております。
とりあえずは魏将が沢山登場するまで集めないとー!!
他武将がどんな姿になってるのか、とっても楽しみです。むふ。


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☆関連記事
「蒼天航路 全36巻」 王欣太
posted by 麻吉 at 2007/02/06 22:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「OZ―DOROTHY 全2巻」 宗田朋 柊ゆたか

OZ―DOROTHY (1) (Seed!comics)

OZ―DOROTHY 全2巻
宗田 朋 柊 ゆたか / ぺんぎん書房(2004/9/24)


評価:★★★★☆


これは深い深い「愛」の物語。


森の奥深く、薔薇園に囲まれた一軒の屋敷。
そこにはムクムクとした巨大な毛玉のような外見の怪物「ライオン」と
隻眼の少女「ドロシー」が暮らしていた。
静かだけれど、幸せに満ちた日々。
しかし、ある怪我をした男が屋敷に迷い込んできた事が切っ掛けとなり
二人の幸せの歯車が狂い出す。

ライオンという存在の謎、ドロシーがその屋敷にいる謎。
成長し徐々に変化するドロシーの気持ち。ライオンの想い。

苦悩の後、屋敷を去ったライオンを捜し求めるドロシーの
辛く苦しい旅が始る・・・。


題名が『OZ』ですし、登場人物の名前が「ドロシー」と「ライオン」ですから
いわゆる『オズの魔法使い』のお話だと思われる方も多いと思いますが
かの童話とはまた違った内容のお話です。


本作の存在を知ったのは偶然。
書店の本棚にズラリと並んだ背表紙の中で
なぜこの本が目に留まったのかは思い出せません。
何の気無しに手に取り表紙を見て。
そこまででは特に惹かれるものはありませんでした(失礼な)。
表紙の絵も「『パワーパフ・ガールズ』?」なんて思っただけで。
フーンてなもんで。

しかし、それで本棚に戻さず、中身を見てみて本当に良かった。
ちなみにこの時手に取ったのは2巻だったのですけど
開いて目に飛び込んできた絵に、一瞬にして魅了されてしまったのです。
濃淡のハッキリした画面。芸術的とも言える繊細で美麗な造形・・・。
そして、そこにあったライオンの雄々しい姿に
一瞬にして心を奪われてしまった自分がいたのでした。

ですから変な話、はじめ手に取ったのが『1巻』であったら
もしかしたら買うまでには至っていなかったかもしれません。

いや2巻の「獣人」へと変化した彼や、凛々しい過去の姿だけでなく
1巻の「怪物」な彼も、今ではとても好きなのですけれど
でも、物語の内容を知らずに、ドロシーと毛玉モンスターな絵だけをパっと見たら
ちょっと子供向けのコミカルな内容?なんて
大きな勘違いをしていたかもしれないから。


怪物や王様や王女様、騎士やドラゴンや
そんな童話のような登場人物が沢山登場する夢物語。
しかしこれは、子供向けのお話などでは決してありません。
胸が締め付けられるような、人間のエゴや弱さや残酷さのある
大人の為の物語。

重ね重ね失礼な話ですが
本作の内容の素晴らしさや美しさは
この表紙だけでは10分の1も伝わらないと思います。
それは非常にもったいない事で。
もっともっと沢山の方に読んでもらいたい。手にしてもらいたい。
中身の確認出来る本屋さんで見掛ける事があったら
是非手に取って見て下さい。そして魅了されて下さい。
心よりオススメ致します!!



えーここから先は物語の内容について触れたいと思いますので
未読の方はご注意下さいね。


ライオンに一目惚れした事は書きましたが
ドラゴン少女「プペ」も大好きでした。
小さな頃も大人になってからの姿も凄く凄く魅力的で。
その仕草も表情もとても好き。
だから最後は切なかったけれど、彼女の声が聞けて嬉しかった。
私も信じたいです。きっと、また・・・。

あと、気になるキャラクターと言えば
ライオンが旅先で出会った杖をつく少女。彼女はいったい何だったんだ?
「sightless maiden(目の見えない少女)」とあるだけで後は全て謎。
その水も、そもそも彼女の存在自体も凄く気になっていて
彼女についての物語があっても良かったのではと思うのは
私の我が侭でしょうか。


そうそう。我が侭ついでに言ってしまうと。
もっと、もっともっと幸せな終わりが見たかったです。

100年に近い年月を共にいながら、心通わす事が出来なかったわけで
ずっとドロシーの事を想い続けたライオンの辛さも
そばにいながら自分だと言わずにいた少女の切なさも
そこには描かれていないけれど、想像しただけで辛くて。

もちろんこれはこれでハッピーエンドではあるのだけれど
でも成長したドロシーとライオンに、再びあの屋敷に戻ってもらいたかった。
そしてその幸せなシーンを現実として見たかった。
そこだけが唯一、この作品で残念に思った点でした。


★柊ゆたか公式HP : lapu-ラフ-

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posted by 麻吉 at 2007/01/31 01:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「しまいもん 全2巻」 イカリン

しまいもん (1)   フィールコミックス

しまいもん 全2巻
IKARING(イカリン) / 祥伝社(2005/8/8)


評価:★★★☆☆


思い当たる節がある。どちらにとはあえて言わないが・・・。


やよいとユーコとは仲良し美人姉妹。

姉の「やよいちゃん」はキャリアウーマン(秘書)。
スラリと長身スタイル抜群。鞄は自分へのご褒美に買ったバーキン。
どこから見ても非の打ち所の無いイイ女。
しかし彼氏いない歴が着々と更新される日々・・・。
本人曰く「彼氏が“出来ない”んじゃなくて“つくらない”だけ!!」
今日も顔良し、高身長、大金持ちの男性を待ち続ける。

対して妹の「ユーコ」はフリーター(ほぼ無職)。
そのぽってりした唇やぽっちゃり体型は男好きされ
さらに、相手の容姿や資産や学歴などまったく気にしない。
それこそハゲ・デブ・チビ・オヤジのアルバイト先の店長でも
自分を好いてくれて、大切にしてくれて、身体の相性が良ければ無問題!!
ゆえに恋多き人生を歩んではいるが
駄目人間好きが災いして長続きしない・・・。

そんな真反対に「男運の無い」姉妹の恋模様を描いたドタバタコメディー。


えー、恋愛ネタのコメディー漫画ではありますが
決して「ラブコメ」などという可愛いものではありません。
『しまいもん』は超・絶・ギャグマンガ!!!!
この可愛い絵にしてこの内容。このギャップがたまらん面白さなのです!!

そして本作の素晴らしいところは、そのギャグっぷりだけではなく
この姉妹の行動が、めちゃくちゃ極端に描かれてはいるのだけれど 
女ならどこかしら共感出来る部分があると言うか
身に詰まされると言うか・・・。
私もなんだか痛いトコ突かれてアイターとなりました。
ああ、そうだよね。それって馬鹿な事だよね。とほほほ。


女の「真」の生態を描いたギャグ漫画と言えば
最近では『臨死!! 江古田ちゃん』がすぐに思い浮かびますが
あちらが青年漫画界の横綱としたら、こちらはレディコミ界筆頭の対抗馬。
いや別に戦わなくても良いのですが。
むしろこの2作品の作者様が会ってお話したら
意気投合してしまうのではないかと勝手に思っております。
対談なんかしたら、相当面白いだろうなー。

あ、あと。いわゆる外見の良くない男性が多数登場するのですが
これもまた凄い描かれ様なのに、こういう人いるよね・・・って感じで。
それが『稲中』に登場した不細工女子の面々を彷彿とさせて。
ですから、本作は『フィールヤング』に掲載されていた作品ではありますが
『江古田ちゃん』や『稲中』好きな男性の方や
10代の若い子でも絶対楽しめると思います!!


ちなみに、これだけ楽しんでおいて評価が満点で無い要因は
フリルちゃんが登場したあたりから
ギャグの濃度ばかりが濃くなってしまったから・・・。
やはり上にも書きましたけども
共感できる部分があるからこその面白さだったと思うのですよね。
なので「流石にそれは無いだろう」という展開が多くなってしまったのが
非常に残念でした。

あと最後もね。
そんな突然変にまとめなくて、駄目な二人のままで良かったのに。
って、それって単なるヒガミか!!
うおお、否定出来ないー!!!!とほほほほ。


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posted by 麻吉 at 2007/01/28 18:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「蒼天航路 全36巻」 王欣太

蒼天航路 (18) (講談社漫画文庫 (き1-21))

蒼天航路 全36巻 (文庫全18巻)
王欣太 李学仁 / 講談社


評価:★★★★★(満点!!)+★(至高!!)


あー・・・本当に終わってしまったんだなー・・・。
雑誌掲載時に読んでいたので、その感情は一度体感済みですが
しかしコミックが発売され、クロニクルが発売され、画伝が発売され、そして文庫。
これで本当の本当に最後なんだなーと。
文庫最終巻を読み終えて、しみじみと浸っております。


ひょんな事から三国志を好きになって
夏侯惇が好きならこの漫画面白いと思うよーと
知人が借してくれて読んだのは、もう4年も5年も前の事ですか。
それからもう知人の思惑通りハマりにハマって。
当時掲載されていた雑誌『モーニング』を毎週欠かさず読むほどになって。

毎週毎週楽しかったな。ドキドキしてワクワクした。
好みの展開があったりすると
興奮気味に当時書いていた日記に書き込んだりして。
大好きだった。いや今も大好き。

一時期の三国志ブームで、山のように三国志の漫画が世に出ましたが
飛び抜けて秀作だと思います。ダントツの名作。
特に私などは魏。そして夏侯惇が好きであったので
これほどまでに彼を好印象で描いている作品は他に無く。
読んでいて本当に幸せでした。
こんな素敵に惇兄を描いて下さり有難う御座いましたGONTA先生ー!!

蒼天航路
(蒼天の惇兄はオチャメ担当。可愛い過ぎるぜー!!)


もちろんそれは夏侯惇だけに留まらず。
こんな数百人単位で人物が登場する三国志において
それぞれを特徴的に描き分けられ、魅力的に表現されていて。
それって凄い事ですよね。
カッコイイだけでなくて、可愛い一面やユーモラスな面まで。
主人公である曹操の味方の人間はもちろんのこと
「あの」董卓でさえ、あれほど魅力的なんだもの!!
危うく惚れそうになりましたよ。董卓なのに。酒池肉林なのに。うおお。

え?でも、どのキャラも突飛な設定過ぎじゃないかって?
いやまあ、確かにその通りですけれど
しかし、人の名前と顔を覚える事が病的なまでに苦手な私が
山程の登場人物を区別し記憶できたのも、確実に本作のお陰で。
このくらいのインパクトが無いと!!ね。


あ、でも・・・。
例えば蜀ファンの人だったり、呉ファンの人には
この作品はどのように映ったのかな。

特に三国志で1番の有名人。孔明こと「諸葛亮」や
聖人君主のように素晴らしい人物として描かれてきた「劉備」は
今までに無い、まるで「道化」のような描かれ方をしているわけで・・・。

私はそんな突拍子も無い設定にされた彼らを
それはそれで、とても魅力的に感じていたのですけど
でもそれはあくまで「1番好きな人物が凄く素敵に描かれている余裕」と申しますか。
他人事だから言える事。と申しますか・・・。
彼らを「1番」好きな方は、もしかしたら心中複雑だったりしたのかな。と。
やっぱりちょっとは嫌だなーと思ったりしたのかな。


あ、そうそう!!あと
特に女性の三国志ファンの方で、本作を読み始めたは良いけれど
その劇画調タッチが肌に合わず初期の段階で挫折した。
なんて方結構いるのではないでしょうか。
私の友人にもメチャクチャ薦めたのに「絵が・・・」と躊躇してる子いますし。
ああもう、そんな勿体無い事しちゃ駄目だ!!
巻を重ねるごとに、どんどんどんどん素敵になっていくんです!!
だから挫折しないで読み進めて!!本当心からのお願い。


大好きで。大好きで。何度読んでも飽きないほど好きですが。
しかし、わざわざ難点を挙げるとするならば
終わりが性急だったって事でしょうかね・・・。

終焉間際は「実は本作の主役は関羽でした」とでも言わんばかりに
関羽の最後の戦いにページが割かれ
それが終了したと思ったら、サクーっとサクサクーっと終焉。
もう少し余韻が欲しかったと思うのは我が侭でしょうか。
でも、それでもこの最終回はとても好きです。ならばよし!!!!

あと、これは個人的なイメージの問題なのであれですが
全体的に見て、曹操が良く描かれ過ぎじゃないかなー。なんて。
変な言い方ですけど、もっと残忍でズル賢い面があっても良かったと思う。
だって曹操様だもの。
大虐殺したり、空箱贈って嫌がらせしたりする曹操様だもの!!

え?それを言ったら戦下手だった夏侯惇が良く描かれ過ぎだろうって?
それはそれ!!これはこれダヨ!!(勝手)


ちなみに、個人的お気に入りキャラは
夏侯惇は別格として、張遼(無駄にカッコイイ)、荀イク(良い子だよう)。
あと許チョも、賈クも、楽進も、張既も、郭淮も、蒋済も・・・
ってキリが無い!!というか魏将ばかりですね。ははは。
蒼天航路
(合肥の張遼/右の格好良さは反則じゃーっ!!)

あと呂布も好きです。いや『蒼天』に関係無く元々好きな人物でしたが。
赤兎とドツキ合いとかして馬鹿でイイ。馬鹿可愛いよね呂布。
それに、なんと言うか、最後の陳宮との信頼関係とか。
ここまで呂布と陳宮が良い関係を築いてるのも珍しいと思うのです。
大概、陳宮が可哀想な扱いで終わっちゃってたりするからー・・・。
陳宮も好きなので、そこはとっても嬉しかったでした。

あと余談ですが
以前やってみた『三国志占い』で、自分結果が「魯粛」だったもので
色んな意味で心中複雑でした。クルクル・・・か・・・。


そんなわけで。兎にも角にも、そんな人は多分もういないとは思いますが
三国志が好きで、魏が好きで、曹操が好きで、夏侯惇が好きで、夏侯淵が好きで・・・
まだ『蒼天航路』読んだ事が無い。なんていう、そんな方!!
コミックだと36巻もあって大変なので、文庫18巻。
大人買いして一気に読みなさい!!絶対損はさせませんから!!読めっ!!

本当の本当の本当ーにオススメです!!


最後に追記。
文庫版最終巻には、コミック未収録の作品が収録されています。
(11月発売の雑誌に『画伝』の宣伝として描かれた物)
とは言え、たかだか「3ページ」のオマケ漫画ですから
コミックをお持ちの方が、わざわざ再購入されるほどの物では無い。のですけど
しかし惇兄と呂布と賈クと諸葛亮と袁術がお好きな方は
見といた方が良いかもですよ。ふふふのふ。
はー待った甲斐があったと言うか。待たされた甲斐があったというか。
自分文庫買いで良かった〜!!ふっふふふ。


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posted by 麻吉 at 2007/01/23 00:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「コックリさんが通る―Planset3 (下)」 奥瀬サキ

コックリさんが通る―Planset3 (下) (MF文庫 (8-16))

コックリさんが通る―Planset3 (下)
奥瀬 サキ / メディアファクトリー (2006/11)


評価:− (立読みの為評価なし)


コミック3巻が発売されてから、はや6年。
続編を望む声高く、しかし未完のまま今日まできた本作が
なんと文庫化に伴い後日談が書き下ろされ、真の完結を迎えたという話を聞き
「ナニー!!」となったのは昨年11月の事。
しかしその謎の数ページの為だけに買うのも・・・と躊躇していたのですが
この度、卑怯ながら立ち読み出来る機会がありましたので
噂の後日談、こっそり読んで参りました!!

そんなわけで、今回はあくまでその「未収録作品」についてのみの感想です。
本編の感想はこちらをどうぞ ⇒ 「コックリさんが通る (1)〜(3)」


では、いきなり結論から言ってしまいましょう。
この未収録作品の為だけに購入するほどのものではない。です。
コミック版にも幕間にオマケで短い漫画がありしましたが
そんな雰囲気の4ページ漫画。
狐子と比陽君がだらりと過ごしている日常の一幕で
その場面場面に他のメンバーのその後を思わせる会話やモノが登場する。
といったほのぼのとした内容。
ですから、あくまで「後日談」という雰囲気であって
「完結編」というほどのものではありませんでした。

んが!!んがしかし!!
そうは言いつつも、久し振りに彼らの姿を垣間見る事が出来て
なんか幸せだったというか、思わず微笑んじゃったと言うか。
ああ、やっぱり私は彼らが好きだようー!!って。
特に比陽君。密かに好きだったもので
再び彼の姿が見られて嬉しかったんだ〜!!

だから。やっぱり。「買うほどではない」なんて言っておきながら
「ファンなら読んどけ」とそうも思うのでありまして・・・。
複雑なファン心理。


はー・・・本当にこれで終わりなんですかね。
本作では端役も端役、活躍はまったく無かった比陽君。
彼メインのお話とか読んでみたかったな。あと神湯神父も。
特に「どのへんがどうゲイだったのか」見たかったですよ。むふ。

最近は原作に携わるばかりで
いや、それがまたとても面白い作品なのですけれど
でも、この独特な奥瀬氏の画風がとても好きな私としては
「奥瀬サキ画」な漫画がもっともっと読みたいよー!!と思うわけで。
先生!!ファンは皆待っておりますよー!!
ゆっくりで良いので、何か作品描いて下さい!!カムバーック!!


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☆関連記事
「コックリさんが通る (1)〜(3)」 奥瀬サキ
「低俗霊DAYDREAM (1)〜(7)」 目黒三吉/奥瀬サキ

「コックリさんが通る」完結!! (※運営日誌)
posted by 麻吉 at 2007/01/17 04:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「よつばと! (6)」 あずまきよひこ

よつばと! (6)

よつばと! (6)
あずま きよひこ / メディアワークス(2006/12/16)


評価:★★★★★(満点!!)


よつばに夏休みなんて関係ない!!365日、毎日が大冒険!!


今巻から9月に突入して、夏休みが終わってしまったせいで
綾瀬家3姉妹とのオカシなやりとりが少なくなってしまいましたが
しかし逆に増えたとうちゃんとの時間は、なんだかじんわりと幸せで
やっぱり『よつばと!』は名作だなーとしみじみと思った巻でありました。


本当、毎回書いている事ですが
とうちゃんの、よつばに対する接し方は凄い!!と思う。
こんな風に子供に接する事が出来たら、なんて素晴らしいだろうか。
特に今回は「怒り方」がとても素敵で。
本当見習いたい。

夜、うちわでよつばに風を送ってあげる姿とか。
仕事机の横の壁によつばの絵を飾ってるところとか。
親なら当たり前の事かもしれないけれど
でもそんな特別でない愛情に、ジーンとしてしまいました。
あと、寝てるよつばに「ひるね」って紙付けたの。あれとうちゃんだよね。
あれだけ字が違うし。そういう「遊び心」も最高に好きです。


そういえば虎子姐さんの優しさも垣間見れる巻でしたね!!
少々「しょーがないなーもー」的な空気ではあるのだけれど
でも結構面倒見が良くて。というか優しい。
あと実はちょっと天然入ってて惚れ直しちゃいました。

あさぎも、よつばのこと適当にあしらってる風に見えるけど
でもちゃんと構ってくれていて、遊んでくれるんだよね。
二人とも本当に良い子だ〜!!
あ、もちろん風香も恵那もね!!

次巻にはあの時撮った写真が出来上がるお話とかあるのかな。
なんか凄いノスタルジックな写真とか撮りそうだよね虎子嬢。
どんな風に撮れたのか。おお、楽しみだー!!


いやはや、細々とネタを挙げたらキリが無いですね。
今回も『よつばと!』は本当に面白くて、癒されて、そして萌えました。

あ!!そう「萌え」!!「萌え」ですよ!!
相変わらず可愛らしい綾瀬家のお父さんとか
相変わらずイイ男なジャンボとか!!

お父さんは、なんかもー可哀想な位に扱いが悪いところに萌えます(ヒドイ)。
だって今回なんて、よつばが皆から集めた「いらないもの」の中で
一番高価でスゴイものであるはずの時計が、あの扱いですよ。
ちょ!!よつばヒドイ!!
でもそんなところがむしろお父さん萌えで!!(笑)

本当、全然メインじゃなくて、コマの端っこに映ってる程度で良いから
次の巻にも登場して欲しいものです。
綾瀬家のお父さん。大好きだよー!!!!


マイスイートハート。ジャンボさんはと言うと
出番が少なくて、あと始終真面目でちょっと残念でしたけれど(それもヒドイ)
でも相変わらずイイ男だったー!!
なんかもうアウトドアに詳しいだけじゃなくて、日曜大工までですか!!
何この歩くホームセンター!!素敵!!大好き!!惚れ直した!!

あと、今回はジャンボとヤンダととうちゃんが一緒にいる場面が初登場しましたが
それもまた色んな意味で萌えました。
ちゃんと前回聞いた通り、ジャンボの休みの日を狙って来るヤンダとかね。
ぷぷ。何がどーとはあえて言いませんけどね。ぷぷ。ぷぷぷぷぷ。

あああと、萌えついでに言っておくと
新キャラ「ひげもじゃ」は、なんかもーエロスって感じでした(馬鹿)。
あと、Tシャツネクタイのとうちゃんもエロくてもー!!(本当ごめんなさい)


はーもう早く続き読みたい。
でもコミックでまとめて見たいから、あとまた半年。我慢。我慢。
さて、1巻から読み返して、色々勝手に想像して萌え直しましょうかね!!


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☆関連記事
「よつばと!」 あずまきよひこ
「よつばと! (5)」 あずまきよひこ
「よつばと! (7)」 あずまきよひこ

[TOPIC]「よつばと!」第5巻発売の東西対決?
[TOPIC] よつばとダンボー。
posted by 麻吉 at 2006/12/28 04:02 | Comment(2) | TrackBack(1) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「あなたをひとりじめ」 内田かおる

あなたをひとりじめ (バンブー・コミックス 麗人セレクション)

あなたをひとりじめ
内田 かおる / 竹書房(2004/8/27)


評価:★★★★★(満点!!)+★!!(ツボ)


※BL(ボーイズラブ)作品です。ご注意下さい※


自分が「初老」「オヤジ」好きであることは
至る所で公言しているので、ご存知な方もおられましょうが
それとは別に私には究極のツボ設定というものが御座います。
それは・・・

巨躯。ゴツイ。武骨。強面。そんな外見ゆえに恋愛経験が乏しくオクテ。
手を握られただけで顔が真っ赤になってしまうような内面乙女。

そんなキャラクターが大大大大大好きなのですっ!!(力説)
というか好物。食べてしまいたい。
しかし、そんな『究極設定』のキャラククターなどそうそういるものではなく。
仕方無しに自分の気に入ったキャラを脳内変換でそういう性格にして
勝手に萌えたりしてるわけで。
それが私のオタク活動の原動力になってるわけで。
某バスケの帝王とか、某前軍人の守護聖とか、某隻眼の武将とか。
挙げ出したらキリがないですが。とりあえず被害者続出。


そんなあまり賛同頂けない私の趣味を
完全に補完し、尚且つ爆発させて余りある作品が存在していたのです!!
それが本作『あなたをひとりじめ』です!!!!

内田かおるさんの作品は相当以前に読んだ事はあって
それはいわゆる普通の学生モノだったもので
ついそういう作風の方なのだと勝手に分類してしまっていたのですが
最近、友人に教えられたのです・・・バリバリオヤジ受け描いてるよって・・・。

ちょ!!そういう事は早く言ってっ!!

で、即行買いに走って。即撃沈。
はああああ、なんという色んな痒いところに手の届く作品達なんだー・・・。
だってオヤジ受けだけじゃないんですよ!!
「オヤジ受」「内面乙女」「下克上」のトリプル爆撃!!降参。もう完全に。

次から次へと登場する乙女オヤジに悶絶です。
そうなのです。本作は端から端までオヤジ受け。
9作品中7作品がオヤジ受け!!
今までも中年男性受け作品の入ったコミックはいくつか手にしてきましたが
1、2作品入っていれば良い方だったというのに
ほぼですよ!!ほぼ!!その上このクオリティー!!このエロさ!!萌えさ!!
内田先生有難う御座いました。ご馳走様でした。満腹!!大満足!!


ちなみに「下克上」も、半端無い下克上っぷりです。完敗です。
ああ・・・親子ほどに違う年齢ですよ・・・相手高校生ですよ素敵すぎる・・・。
そしてそんなオジサマを愛でる主人公達に共感しっぱなし。
この受け受けしくない(むしろ攻めよりゴツイ)のに乙女ティックなその表情!!
可愛いよね!!超萌えだよね!!その気持ち分かるわ〜。
そんな顔見たら、私でも襲い掛かっちゃうっちゅうの!!(落ち着け)

ちなみに余談ですが、1つの作品などはオヤジ受けではなかったものの
中学生(14歳)×ガテン(20代?)という下克上で・・・
ふおお、子供に翻弄されるガテン!!これはこれで最・高・でした!!


本当に全てのお話が素敵で最高なのですが
強いて好きなシーンを挙げるとするならば
『ぼくの倖せ』での安住先生と貴丸の二人が好きです。
この二人がメインの話ではないのですが、あの喧嘩シーンは愛を感じたぁ・・・。
愛・・・愛やねぇ・・・。先生もそんなにウルウルすんな!!食べちゃうぞ!!


そんなわけで、内容は完全に「オヤジ受」。
そして尚且つ筋肉ムキムキの、体毛モウモウですので
そんなムキムキモジャモジャなおっちゃんが頬を染めている。
それを「可愛い」「萌え〜」と思えない方には残念ながら向きません。回れ右で。
残った数少ないながら必ず存在するはずの同志の貴女!!そう貴女!!
もし読んでいなかったら今すぐ本屋へ行け!!(命令)

絶対に損はさせませんから。一緒に幸せになりましょう。
心よりお薦めです!!!!


[ amazon詳細 : 『あなたをひとりじめ』 ]



☆関連記事
「初老・中年・オヤジ系BL作品」まとめ
posted by 麻吉 at 2006/12/20 23:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「西洋骨董洋菓子店 全4巻」 よしながふみ

西洋骨董洋菓子店 (1)

西洋骨董洋菓子店 全4巻
よしなが ふみ / 新書館(2000/06)


評価:★★★★★(満点!!)


笑っていても みんな 色々 あるんだよね それが人生。


2001年にドラマ化し、放送されていた当時
そのTVドラマも、この原作漫画も読んではいなくて
原作を友人に借りて読んだのは、ドラマが終了して何年も経ってからの事。
原作のあまりの面白さに「ドラマ観とくんだったー!!」と心から後悔。後の祭。
しかし、その悔しさが今頃になって解消されようとは!!
なんと、現在昼間に絶賛再放送中なのですよー!!

そんなわけでドラマを観て懐かしくなって
原作をまた読み返してみたのでありました。


やっぱりやっぱり、何度読んでも面白い!!
よしなが作品を全制覇したわけではないのであれですが
でも全作品中ベストだと思う。
キャラクターがイイ!!物語がイイ!!ギャグがイイ!!

基本は面白おかしい内容なのだけれど、それだけでなくて
みんなそれぞれ過去があり、それを今でも抱えていて。苦しんでいて。
それらはそれぞれ結構難しい問題であったりしたのだけれど
大きく広げた風呂敷を広げっぱなしにする事無く
しっかりと乗り越えてゆく姿が描かれていて。
このラストは、ちょっと寂しいながらも清々しくて、とても好きです。


登場人物も、もう本当に皆好きなのですが
強いて挙げるならば「オーナー」と「ケーキ好き元刑事さん」が好み。
あ!!あと、デコちゃん!!デコちゃんが最高に好きです!!
可愛いよね。良い子だよね。頭ヨシヨシしてあげたくなる。私より背高いけど。ふ。
こんな純粋無垢なデコちゃんは、変な虫がくっつく前に
オーナーかエイジとくっついちゃえばいいのに。とか本気で思います。
え?年の差?気にすんな!!

オーナーこと橘圭一郎氏は、その過去から、恋愛ベタなとこから
無精髭なとこまで、全部ひっくるめて好きです。いい男だよぅオーナー!!
本当、誰か彼を幸せにしてあげて下さい。
デコちゃんでも、千影でも、小野くんでも。
もういっそのことクルクルパーマの旦那さんでもいいから(笑)。
ってデコちゃん以外なぜ全員男!?
彼が本当に大丈夫になるまで、誰かついていてあげて。お願い。

元刑事さんこと芥川さんは、もう言わずもがな。
私が「室井(踊る大捜査線)」と「鬼頭(多重人格探偵サイコ)」好きだと言えば
分かる人には分かって頂けるでしょう。
(全員、無口無表情な刑事なのに、なんか可愛い部分を持ってる。萌えす)


あとはエイジも好きだし、小野くんも好きだし、千影も好きだし。
クルクルパーマ姐さんも、その旦那さんも、刑事さんの奥さんも
ジムの会長も、甘い匂いに辛抱たまらなくなってるボクサーたちも
オーナーのお婆ちゃんもご両親も、ほんの数コマのお客さんだって好き。
そんなまったくメインでないキャラクターまでも魅力的で素敵なんだよね。

というか、好みの問題は別として。
小野というキャラクターは色んな意味で史上最強だと思っています。
小野っち!!アンタ最高だよ!!さすが魔性!!さすが本物!!
そんなわけで、私の中での本作のベストシーンは
数多くの感動、切ない、面白いシーンを差し置いて
30男が雨の中でクルクル回るシーンです。
ぷ。もう本当、何度観ても笑えるよ!!名シーン!!名シーン過ぎる!!
「気持ちいいでしょう!」じゃないだろう小野ーー!!
間違っても電車の中で2巻は読めません。吹いちゃうっちゅうの。


あと、本作の見所は、この魅力的な物語や登場人物だけではありません。
そうそれは、垂涎必須な素敵なケーキたち!!
私は実のところ甘党と言うよりは酒飲みの辛党で
普段ケーキというものに、それほどの魅力は感じないのですが
この作品の中に出てくるケーキはなぜこうも美味しそうなんでしょうね!!
洋酒が染み込んでる系が多いからかしら。
いや酸味のある、甘過ぎないものが多いからかも。
レモンクリームとチョコレートの「リモニー」なんてめちゃくちゃ食べてみたい!!
オーナーの解説読んだだけで唾液が出るよ!!うう、たまらん!!

こんな、別にケーキ好きでもない私がこうなのだから
世の甘い物は別腹な乙女達には天国。いやむしろ地獄であることでしょう。
決してダイエット中の方は読んでは駄目です。
フラフラとケーキ屋さんに足を運ぶ事になりますよ!!要注意!!


そんなわけで、とにもかくにも「名作」です。
BL作品だと思って敬遠してる方(ゲイは登場しますがBL作品に非ず)。
ドラマは好きだったけど原作は読んでいないという方。
あと最近『大奥』などでよしなが作品にハマッて、本作は未読な方。
是非是非読んで下さい。心よりお薦め致します!!



余談。ドラマ版の事。
主役4人の配役はなかなか素晴らしいと思いました。
特に椎名桔平氏演じるオーナーと、阿部ちゃん演じる千影!!最高!!

しかし、ちゃんと全話見たわけではないのであれですが
小野くんは・・・魔性のゲイ・・・じゃない・・・の?
そこって本作の面白い面でめちゃくちゃ重要なところじゃないですか!!
原作の小野はヤリヤリ過ぎてTVじゃ放送できなかったのか!?
小野の存在自体が「放送禁止」ということか!?
まあ間違いではないが(ヒドイ)。

ということは、本作での目玉「雨の中クルクル」も無かったのか・・・。
藤木直人と阿部ちゃんが、雨の中手つないでクルクルまわってたら
そのシーンの為だけにDVD買っても良かったのにな・・・。


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「愛がなくても喰ってゆけます。」 よしながふみ
posted by 麻吉 at 2006/12/05 00:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「パイドパイパー (4)」 浅田寅ヲ

パイドパイパー 4 (4) (バーズコミックス)

パイドパイパー (4)
浅田 寅ヲ / 幻冬舎 (2005/3/24)


評価:★★★★★(満点!!)


順番が前後しましたが(5巻既読済み)4巻やっと入手です!!


後半、ジョアンナ姐さんの東京下町珍道中的な息抜き話がありつつも
主軸の展開は、ハードだったり。痛々しかったり。切なかったり。
夏比古と順ちゃんを巻き込んでの、357と中学生達の本格的な激突。
その片隅で繰り広げられた瑛二と和彦とロシア少年の対峙。
夏比古の過去。小春の陰謀。ロシア少年の行動の真意。瑛二の決心。と
謎であった部分が少しずつですが明らかになってゆきます。

そんなシリアスな展開だったのです。が。
ワタクシ・・・始終萌えっぱなしでございました・・・申し訳ない!!

そんなわけなので、今回の感想はいつにも増して馬鹿です。萌え連発です。
硬派な『パイドパイパー』ファンの方(特に男性)は
この先読み進めない方が賢明かもしれません・・・。
読んで気分を害されても、責任は負いかねますよ!!

『パイドパイパー』を斜めな目線で愛する乙女の皆様は、さあでゅんと来ーい!!


さてそんなわけで、萌え萌え4巻です。
いたる所、いたるキャラクターに萌え熱暴走であったのですが
まずは基本的な彼からいきましょうか。


今回のベストオブ萌えは、なんと言ってもロシア少年こと25号くんでしょう!!
物語の内容はもちろん、扉絵のひとコマだけでもうお姉さん悶絶です。
だって食事中に和彦に口元拭かれてむぎゅって。
むぎゅって顔してるよー!!可愛いじゃないかよー!!ジタバタ
そして和彦が怪我したのを見て、鼻真っ赤にして泣きじゃくってるし!!
そんなに和彦が好きか!!好きなんだよね。大切なんだよね。
和彦だって、あんな生意気な事しか言わない実の弟より
こんなに自分に懐いてる少年の方を可愛がるのは当たり前だわ(ヒドイ)。

あーもう本当に、この二人はセットになった途端に萌値がグンと上がります。
こんな荒んだ物語の中、ナイくんとは別の意味でほんわか。大好きだ!!
あ、あと密かに撃たれて「きょとん」な表情の和彦も萌えました。
時々可愛いよねこの人も。萌え。


そしてお次は、相変わらず謎の多い男、あっくんこと明浩くん。
名前以外ほぼ全てが謎である彼ですが、今回なんとお年頃が明らかに。
瑛二のお姉さんと同じ年ですってー!!
確か瑛二のお姉さんは、瑛二が幼稚園の時、高校生。
当時、瑛二が4〜6歳で、お姉さんが16〜18歳だったと考えて。10〜14歳違い。
現在瑛ニは18歳のはずだから、あっくん確実に28歳以上ですよ!!
20歳そこそこであったら、正直食指は伸びていなかったのですが
どうしようこんな30歳前後。ツナギ着て胸元はだけてる30歳前後。
凄・く・素・敵・だ!!あっくんいいよ!!いいよ!!

そう考えると、一回り以上年下の夏比古の命令に絶対服従してるんだね。
うわ、そういうの更にツボです '`ァ(;´Д`)'`ァ
あと派手な事はあまりしない彼ですが、画面の端で困った顔とかよくしてて
そういうの見付けると萌えます。可愛いぞあっくん!!


次いで密かに萌え笑ったのは小春!!
「尼龍さーんv」てててっ(←駆け寄る足音)って。
小春!!くそっ可愛いじゃないか!!
美形インテリ眼鏡。のくせに武闘派。で鬼畜。な上に変態。
そして語尾にはいつも可愛らしくハートマークvって
そんなめちゃくちゃ狙ったキャラなど好きになってたまるかー!!
と思っていたのに・・・く、くやしい。
凶悪ドSと思いきや、ナイくんにやられてちょっと嬉しそうな隠れMな小春。
アンタ最強だよ・・・。非の打ち所が無いよ・・・。
しかし!!高橋派を宣言する私は、断固君の存在は拒否させて頂くよ!!
高橋くんの357を返せ!!うわーん!!


そしてオオトリはこの人。
私が語らないわけがないでしょう。そう、高橋くんであります!!
え?高橋くん登場してたかって?そう思った貴方はまだまだ甘い。
1巻でもうすでにお亡くなりになっていると言うのに
未だファンを喜ばすネタが仕込まれていて、私は幸せ者であります。

今回の高橋くん萌えは裏表紙の折り返し部分にありました。
そこには登場人物が並んで立ってるイラストが小さく載っているのですが
た、高橋くん!!あなた可愛過ぎですよー!!
彼が小さい事は重々承知でしたが
しかしメンバー全員と並んでみて、初めて分かったそのミニミニさ。
ちょ!!小さすぎ!!可愛い!!可愛い!!可愛すぎる!!
だってビン底メガネくんより小さいんだよーー!!(萌え死に)

そんなチビっこ総括、高橋くん。
ちゃんと自分の「力」でその地位を手に入れたわけで
彼を慕って集まった357のメンバーからは
尊敬や畏怖の眼差しで見られていた事でしょう。表向きは!!
もう彼が知らないところでは、きっとマスコット扱いだったに違いないです。
「俺が高橋さんを危険から守るぜ!!」「いや守るのは俺だ!!」とか言って。ぷぷ。
ああ、想像は膨らむばかり(可哀想な目で私を見るの禁止!!)。
ますます好きになってしまったよ。高橋くんLOVE!!357もLOVE!!


他にも、萌えとはちょっと違いますが
瑛二と夏比古の「イッパツマン」とか、順ちゃんの「バルパンサー」なんて
若い子完全に置いてけぼりネタ。しかし私はめちゃくちゃ世代でツボでした!!
作者様は確実に同年代であるな・・・。
オタク曲だというのに、超格好ヨシな合いの手入れる夏比古(それも条件反射)。
そしてそれを仕込んだ瑛二。2人ともグッジョブでした!!

あとW4仔が再登場して嬉しかったー!!
ジョアンナ姐さんの惚れ惚れするような豪傑っぷりはもちろんの事
(というか瑛二の頭を肘置きに出来るジョー姐さん・・・身長いくつなんだ・・・)
イザベラが密かに優しさ担当な事が判明して惚れ直しました。
濃い姉と妹に挟まれて少々影は薄いけれど、イザベラ最高に素敵だよー!!
DDとKKは相変わらず謎ですが、でもあの感じ。好きです。


という感じで、変な目線で大充実な「4巻」でありました。

って、あれ?ナイくんはどうしたって?
今巻の彼はいつも同様可愛かったけれど
でも周りの爆発っぷりに圧されて、ちょっと薄味だったかな。
あ、でも「ゲタ」!!「ペンギンのお肉」!!ぷぷぷ。
ナイくんは今回大人しい代わりに、5巻では独走で魅力爆発だからね!!

さあ、ナイくん好きで、まだ5巻読んでいない貴方!!
今すぐ書店へGOですよ!!


[ amazon詳細 : 『パイドパイパー (4)』 ]



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posted by 麻吉 at 2006/11/24 03:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「パイドパイパー (5)」 浅田寅ヲ

パイドパイパー 5 (5) (バーズコミックス)

パイドパイパー (5)
浅田 寅ヲ / 幻冬舎(2005/3/24)


評価:★★★★★(満点!!)


表紙「小春」かよーーーー!!!!(高橋くんはどうした高橋くんは!!)


そんなわけで、4巻飛ばしていきなり5巻です。
(4巻入手するまで読まないでいようと思ったのだけと我慢出来なかった・・・)

一巻分飛ばしてるので読み間違いしてるかもしれませんが
たぶん4巻は3巻ラストで始まった抗争で丸々1冊潰れたのではないかと予測。
読んでいてそんなに疑問な箇所とか無かったので。
あ、でもロシア少年と和彦の間に何があったのかが気になる。
この二人どうしたの!?なんで一緒にいないの!?


さて今回は夏比古と瑛二の葛藤。そして小春vs尼龍の壮絶バトルがメイン。
衝撃の展開!!という内容ではありませんでしたが。
あ、いや。まったく衝撃が無かったわけではありません。
ビン底眼鏡くんの事。ボウガンの犯人の事。しーちゃんの事。
とても辛くて。辛くて。悲しくて。
しかしそれらの衝撃に立ち止まる事無く
ラストに訪れるであろう戦いと謎の解明に向けてひたすら突き進んだ感じでした。

そんなわけなので残念ながら今回は
ラスボスであるロシア少年の出番はほとんど無く。
しかし代わりと言ってはなんですが
小春vsナイロンが話の大半を占めていたので、ナイくん出ずっぱりの大歓喜!!
重々しい展開なのにぽわぽわとお花が咲いたようでしたよ!!

カタカナの書き取り練習が「ワ」まで到達した頑張り屋ナイくん。
トトロを歌いながら安全なところまで送ってくれる優しいナイくん。
携帯使い過ぎで借金する今時の若者に、若者らしからぬツッコミを入れるナイくん。
おっきいねこ。もとい「ももたろん」で見参なナイくん。
アボガドクッキングで「でゅんと来ーい」なナイくん。
普段アク取りを任されているらしいナイくん。
ふざけてばかりでもなく、しっかりとした言葉で皆に感謝の意を述べるナイくん。

って挙げ出したらキリが無い!!

あと夜中にこっそりゴミを捨てる明浩とか。
時代劇に実は詳しい357のメンバーとか。
モモタロンに惚れる外国人のおっちゃんとか。
も微妙に萌えました(笑)


あ、あと。今回は「一般市民」の人達が凄く素敵だったのです。
そう、あの電車が止まって帰れなくなった帰宅難民の皆様の事。
今時の人達だったら、あんな腹から血出した外国人のヤンキーを見たら
見て見ぬ振りをしてしまうと思うのですよ。悲しい話ですけど。
でも皆集まって、一生懸命介抱してくれた。
焼き鳥くれたおっちゃんも。ハンカチ集めてくれたOLのお姉さんも。
ありがとう。ありがとう。
そして「あの」魔法のステッキをくれたおじいちゃん。
あなたのお蔭でナイくんは頑張れました。

ほんの数ページのオマケのようなシーンだったけれど
本巻の中で一番印象的な出来事と言っても過言ではなく。
なんか、ちょっと感動しちゃったよ。皆ナイくんを救ってくれてありがとー!!
それにしてもあのご老人は何者だったんだ・・・惚れた!!(笑)


なんだか本当に次巻で終われるのか?という気が物凄くするのですが
でも次で最終巻なんですね。
夏比古はどうなるんだろう。瑛二はどうなるんだろう。
ロシア少年は。和彦は。ナイくんは。明浩は?
全員のハッピーエンドなんて望めないけど、皆大好きなんだよう。
なんとか少しでも幸せな終わり方でありますように。

あ、その前に4巻探して読まないと!!
なんでどこにも売って無いんだよ〜!!うわぁぁぁん!!



最後に余談。
今回の裏表紙の人物って、あれ誰ですか?小春?
今までは表紙と裏表紙の人物って一緒だったと思うのですが
でもなんだか違う人っぽいですよね?
もしかして高橋くんかなーなんて思ったりしてしまうファン真理。
このちょっと小憎たらしくて、でも憎めない感じの表情。
あ、でも高橋くんて「一重瞼」だったっけ?ガーンやっぱり違うのかな。
高橋くんだったら嬉しいな。凄く嬉しいよ。

あ、そうだ小春。小春の事。
彼は3巻で高橋くんを愚弄する事を言っていたのでキー!!と思っていたのですが
本巻で、もしかしてちょっと可愛いかも?なんて微かに思ったら・・・。
私が気に入るキャラはなぜこうも・・・ううう。
うんでも大丈夫。まだ私には心のオアシス、ナイくんがいるから大丈夫!!


[ amazon詳細 : 『パイドパイパー (5)』 ]



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posted by 麻吉 at 2006/11/14 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「げんしけん (1)」 木尾士目

げんしけん (1)

げんしけん (1)
木尾 士目 / 講談社 (2002/12)


評価:★★★★★(満点!!)


私、高校時代は漫画研究同好会の会長を務めていたんですよー。ふふ。


そんなわけで今回は『げんしけん』をご紹介です。
「げんしけん」とは「現代視覚文化研究会」の略称。
主人公が通う大学(モデルは「中央大学」)に存在するサークルの1つで
漢字の並んだものものしい名前ですが、蓋を開ければただの「オタクサークル」。
それも「漫研」や「アニ研」と違い、二次元なもの全てを網羅し
悪く言いうと節操の無い。掃き溜め的なサークルであります。

オタク界に興味深々だが、まだまだ入り口に立ったばかりの主人公「笹原」が
そんな「げんしけん」にひょうなことから入部する事となり
先輩や同級生に揉まれながらオタク業界に染まってゆく。そんな物語です。


そんなわけで、かつて漫研所属の身としては非常に懐かしい空気。
ウチも文化祭直前以外はお菓子をつまみつつ
オタク話に花を咲かせるような、まったり同好会だったな〜。
げんしけんとは真逆で女子ばっかりの中に男子1人というような構成でしたが
でも雰囲気はほとんどこんなでした。ああ懐かしい!!

あ、あと別の意味で懐かしいと感じた事があるのですが
それは私の大好きな漫画『究極超人あ〜る』と似た雰囲気がある事!!
あちらは『光画部(写真部の別名)』なので、活動内容は違いますけど
個性豊かな面々といい、ダメ人間の集まりな感じといい
その道の人間にしか分からないようなマニアックなギャグの応酬といい。
そうそうこういうノリ。やっぱりこういう作品好きだ私〜!!

そう考えると、本作はオタク界を知らないと面白く無いかな?と思っていたのだけど
自分は写真の事をまったく知らなくても『あ〜る』は面白く読めていたのだから
一般の方でも十分楽しむ事は出来るかも知れないですね。
いやもちろん知っていた方が何倍も何十倍も面白い事は確実ですが!!


あとこの作品の良いところは、登場人物がオタクばかりではない。というところ。
一般人というか、更に上を行くオシャレ人間「春日部」ちゃんを通して
オタクな世界も見る事が出来るのです。
この世界にどっぷりな自分からしたら当たり前の事でも
一般代表の彼女にしてみればそれは「知らない」「変」な事。
そうだよね。彼の部屋にアニメな絵柄のHな漫画があったら普通戸惑うよね(笑)。

そんなどちらかと言えば「オタク嫌い」な彼女が
好きになった相手がげんしけんの一員で(それも一番ディープな知識あり)
彼をオタクの世界から引き戻そうと一生懸命になったり
反してその世界をちょっとでも知ろうとしてみたり。
良いよね。凄く可愛らしくて好きだ。応援したくなっちゃうよ!!


オタク業界を描いた漫画は他にも色々ありますが
この漫画ほど現実的で、しかし幸せで楽しい作品は無い気がします。
恋の門』や『NHKにようこそ!』ほどオタクに厳しくなく
ドージンワーク』ほど弾けてもいない。
凄く読みやすいし共感も出来るし楽しい。そこがいい!!

あ、そうだ。共感と言えば。
1巻最後に腐女子(それもハゲ、ヒゲ推奨のオヤジキャラ好き)という
「おお同志!!」な女性オタクキャラが登場するんですよ。
もう今後の展開が更に楽しみであります!!
裏表紙の折り返しの一言じゃないですけど、私も思ったわ
早く大野さんのコスプレ見せろーい!!!!


そんなわけで、オタクな人間のオタクな日常を描いた『げんしけん』。
同じ穴のムジナな貴方も、まったくオタク要素の無い貴方も
この独特な世界、ちょっと覗きに来てみませんか?
とってもとってもお薦めです!!!!



最後に。非常にマニアックな余談ですが。
作品内の世界の雑誌に連載されている人気漫画で
『くじびきアンバランス(通称:くじアン)』というのがあるのですけど
この漫画の簡単な設定が1巻表紙内側にオマケ的に描かれておりまして。
その設定を読んだだけの薄ーい知識であるにも係わらず
私、生徒会長「律子・キューベル・ケッテンクラート」が好きになってしまいましたー!!
設定とか外見とか。おお何て言うかツボ。可愛い!!
そうだなー私的には「香澄→律子→千尋」ベースの「香澄×律子」って感じでしょうか。
ってそこまで考えちゃったか!!ああ、考えちゃったとも!!
いやでもマジメな話、この設定で一冊本作れる自信あります・・・。ふ。
つか「律子本」欲しい!!読んでみたいよー!!'`ァ(;´Д`)'`ァ


[ amazon詳細 : 『げんしけん (1)』 ]



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「NHKにようこそ! (5)」 大岩ケンヂ/滝本竜彦 ※仮感想
「ドージンワーク (2)」 ヒロユキ
posted by 麻吉 at 2006/11/13 23:38 | Comment(0) | TrackBack(1) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ハチミツとクローバー (10)」 羽海野チカ

ハチミツとクローバー (10) (クイーンズコミックス―コーラス)

ハチミツとクローバー (10)
羽海野 チカ / 集英社 (2006/09/08)


評価:★★★★☆


※最終話のネタバレを含みます。ご注意下さい※


私達に切なさや優しさや元気や愛しさを与えてくれた
『ハチミツとクローバー』も、とうとう最終巻です。
遅ればせながらこの巻を入手して一気に読んで。
そして読み返す間もなく、これを書いています。
感じたままを書こうと思います。


さて前巻の衝撃的な内容を読んだ時
「ハチクロにそんな展開はいらないよ!!」と思ったのが正直なところで。
ゆえになんだか気持ちが納まらず、上手く感想をまとめる事も出来なくて
あんな中途半端な事しか書けなかったのですが。
しかしこの最終巻を読んで
あの「いらない」と思っていた事件は
登場人物全員が、それぞれの関係に切なく苦しくなりながらも
それでも楽しくて平和で「このまま皆でいたい」と思っていたあの空間から
抜け出して、確実に一歩未来へ前進する為には
必要なプロセスであったのだと、そう思えるようになりました。

もちろんあんな悲しい事件が無くとも
竹本君は宮大工になっていただろうし、森田はピーターの下に行ったでしょう。
修ちゃん先生ははぐちゃんの傍らで見守り続け
はぐちゃんは絵を描き続けたと思うのです。
けれど、その同じ一歩でも、踏み出す時のその勢いだとか大きさが
この事件があるのと無いのとでは、たぶん違っていただろうと思います。

大きく大きく踏み出された皆のその一歩に
少し羨ましく思いながらも、盛大なエールを贈りたい。
皆!!頑張れ!!


あと、前巻の感想を上手く書けなかった理由のもうひとつなのですけども
治療で1番辛かった時期を乗り越えて
落ち着いて、これからリハビリ頑張ろう。というところで
いきなり現れてはぐちゃんをさらって行った森田に対して
「お前は何様のつもりでそんな事してんだコノヤロウ!!」
と、思ってしまったのでありまして・・・。
森田ファンの皆様には本当申し訳無いのですけど「ふざけんな!!」と。

腕を傷だらけにしながらも、懸命にそばに居続けた先生の
気持ちとか努力とか全て踏みにじって。
もちろん森田は森田で大変な事があって
はぐちゃんの側にいたくてもいられない理由があったのだけれど
だけど、だからって、そんな二人の苦労も知らないで!!と。

だから、はぐちゃんの出した結論には素直に嬉しくて。
愛とか恋とかそういった感情を超えて。いやそれらも含めて。
二人の行く末に幸あれと、そう心から思いました。


いやもう本当にね
この先、この二人がくっついてもいいし、くっつかなくてもいい。
やっと社会に飛び出した森田や竹本君が世間にもまれて一人前になって
改めてはぐちゃんをさらいに来てもいい。
どんな未来になろうとも、私には素晴らしい結末だなーって。

そんな勝手に想像した未来も含めて
私の考えうる中で、一番の大団円な終わり方であったと思ったのでした。
羽海野先生、素敵な作品を本当に有難う御座いました!!

あと最後までおじいちゃんネタをいっぱい出して下さって
有難うでしたーっ!!(お年寄り好き代表より:笑)



あ、最後に。

物語の感想ではないのですが
本の半分までしか本編が収録されていない事が本作唯一の不満事。
後に掲載されている短編のお話も凄く素敵で良かったのですけど
これはこれ。それはそれです。
ハチクロ本編と番外編で一冊。短編は短編で後に一冊。
キッチリとまとめて欲しかったな。

あの「まだ半分ある」と思ったところで対面した
「ウミノのゆかいななかまたち」の驚きと失望と言ったら・・・。
編集さん。もうちょっとその辺り考えて進行して欲しかったですよ。


[ amazon詳細 : 『ハチミツとクローバー (10)』 ]



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[TOY] ピーター・ルーカス
posted by 麻吉 at 2006/09/25 23:53 | Comment(0) | TrackBack(1) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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