「まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん (2)」 鈴木次郎

まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん 2 (Gファンタジーコミックス)

まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん (2)
鈴木 次郎 / スクウェア・エニックス(2008/02/27)


評価:★★★★☆


高順キタァァァーーーーーーーーー!!!!


凄い!!凄い嬉しい!!高順が!!高順だよぉぉぉっ!!

って、落ち着け私。いやいや落ち着いてなんていられませんよっ!!
前巻の感想をお読み頂ければ分かると思いますが
呂布軍好きとして、高順の登場を強く願ってて。
そしたら2巻でのっけから登場。

見よこの雄々しき姿を!!ジャジャーーーン!!
呂布子ちゃん

なんて、そんなのは扉絵だけで、基本はこんな
呂布子ちゃん
と言いますか、こんな姿でさえも少しの間で
すぐ○○になっちゃうんですけどね!!


それと前巻の典韋に続き、今回は許チョが登場!!
これがまた、典韋とは違った魅力の、色白ムッチリ系ナイスバディー少女で
そしてやはり君主である曹操の事が大大大好きで
大好き過ぎるがゆえに、典韋と共に暴走して、曹操が可哀想な事になったり。
つか、本作は曹操の扱いヒドイですけど、そこがまたイイですよね。(←ヒド!!)

いやしかし、典韋&許チョコンビだけでなく
陳宮と高順の呂布に対する“バカ”が付くほどの萌えっぷりも
紀霊の袁術に対するメロメロっぷりも
そういう家臣の「殿大好きv」っていう雰囲気が大好きなので
読んでいて本当たまらんです!!

あ、でも、かと思えば
他作品では筆頭“孟徳バカ”として描かれる事の多い夏侯惇が
結構シレっとしてて、あんまりモートクモートクしてないのは
逆に新鮮で、それはそれでまた良いです。

つか夏侯惇っ!!
渋めクール顔のくせに、ボーっとしてて天然だし。
何も考えずにビジュアル系バンドみたいな軍服、素直に着続けてるし。
高順のファースト☆キッスは奪うし(←!!)
いやーそうきましたかってね。はっはっは。
夏侯惇と高順・・・か・・・うん、悪くないな!!(エエー!!)


はーとにかく、今巻も楽しかったです!!
高順や許チョが登場した事はもちろん
大好きなマリエの凄キャラっぷりがパワーアップしてたり
あと終わり間際に登場した、ワイルド髭オヤジの董卓と
野生児な感じの華雄と、ニコニコ眼鏡(きっと内面鬼畜)な李儒の外見が
これまた素晴らしく好みであったので
本格的に登場する次巻が待ち遠しくて仕方ありませんです!!


次はどうなるのかな?誰が登場するのかな?
夏侯淵が出たりしたら嬉しいな、あ、でも曹軍の軍師がまだ誰も出てないから
陳宮との頭脳戦とかで、郭嘉や荀イクや賈クが出たら嬉しいかも。

あ、でも華雄が出て来たという事は、歴史的に考えたら
関羽が出てくる?イコール劉備も出てくる?
あ、でも主人一人に対して補佐天使は1人しか駄目なルールだから
関羽ではなくて、劉備には諸葛亮、関羽には張飛というコンビが妥当か。
もしくは関羽が補佐で張飛はマスコットとか(笑)。

なんて、勝手な想像するだけで楽しいですな。
どういう展開になろうとも、今までのキャラ造詣にハズレ無しだし
兎にも角にも楽しみで仕方が無いです!!
早く次巻の発売日になぁ〜れぇ〜!!


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「まじかる無双天使突き刺せ!!呂布子ちゃん (1)」 鈴木次郎
posted by 麻吉 at 2008/04/08 23:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「センゴク外伝 桶狭間戦記 (1)」 宮下英樹

センゴク外伝桶狭間戦記 (KCデラックス)


センゴク外伝桶狭間戦記 (1)
宮下 英樹 / 講談社(2008/02/06)


評価:★★★★☆


先に言っておく。
真の歴史好きさん(特に男性)と宮下先生ファンの皆様ゴメンナサイー!!


今までに無い独自の解釈と、熱い熱い合戦描写と
そして非常ーに“漢”臭溢るる画風でお馴染みの
宮下英樹先生のコミック『センゴク』の外伝作品であります。

本編の方は秀吉や家康に仕えた武将“仙石秀久”が主役の物語でしたが
と言いますか、実は本編、ちゃんと読んだ事ございませんで・・・。
武田信玄との戦い辺りだけ、パラパラと読んで楽しんだのみという
本編ファンの方に怒られてしまいそうな状態で。

ではなぜ本編も読まんと外伝だけ購入するような事をしてるのかと申しますと。
それは・・・メインが・・・今川家で・・・さらに・・・今川義元殿が・・・

イケメンだったからですよぉぉぉーーーー!!!!

スミマセン、スミマセン。本当にスミマセン。
でもね、でもでもね、昨年放送された大河ドラマ『風林火山』の
藤村志保さん演じる“寿桂尼”と、伊武雅刀さん演じる“雪斎”と
そして谷原章介さん演じる“今川義元”を見て
今川家の事、義元の事、好きになった乙女達がいると思うのですよ。私みたいに!!
そんな皆様に、是非とも紹介しなくてはと思いましてっ!!(力説)


しかしながら、私がここで「義元殿イケメン'`ァ(;´Д`)'`ァ」とどんなに連呼しても
上の画像通り、本作は表紙・裏表紙共にイラストが一切無く
宮下作品をご存じ無い方には、どんな感じか想像も出来ないですよね。

と、言いますか、私はたまたま中身を確認出来る書店でこの作品に出会ったので
悩む事無く購入する事が出来ましたが
ビニールがかかってるお店で、悩んだ末結局買わなかったという方
結構いらしゃると思うのですよ。それは本当に勿体無い!!


と言うわけで、少しでも仲間を増やすべく
中身をほんのちょっとだけお見せしたいと思います。

まずはこちら。この渋カッコイイお坊さん
桶狭間戦記
こちらが九英承菊。後の“雪斎”さん。

で、こちら
桶狭間戦記
この素敵好青年が梅岳承芳。後の“義元”殿です。

どうでしょう?どうですか?
ちなみに義元殿は外見が良いだけでなく、なかなかに聡明で
しかし子供っぽい部分もあって、よく雪斎にガミガミ怒られたりとか
そのやり取りがまた'`ァ(;´Д`)'`ァだったりするんですよ!!
あとあと、対立する武将として信長の父親である「織田信秀」が登場するのですが
この信秀のおっちゃんがまた渋くて素敵でねー!!特に髭が。って髭か。


なんて、こんな事ばっかり書いてると勘違いされてしまいますね。
本作は乙女向けなどでは決してなく、むしろ真逆。相変わらずの漢臭さ!!
それに内容の方も“戦国大名”とはいったい何なのか
“戦国時代”とはどういう仕組みで成り立っていたのかという
軟派からは程遠い、非常にストイックな面が強くて
ですから、硬派で真面目な歴史好きさんこそ楽しめるのではないかと。

あ、でもどうなんだろう。
歴史に詳しい方が本作を読んだら、どう思われるのかな。
と言いますか、この作品はどの位史実通りで、どの位突飛な解釈なの!?

歴史漫画はおしなべて作者独自の解釈とか
あと贔屓目な目線とかあると思うので、完全に信じちゃいけないというのは
各「三国志」作品で学んできましたが
でも“戦国時代”の知識が大河『風林火山』のみと言っても過言ではない私には
その辺の判断が全然出来なくて、「へーなるほどね」なんて
素直に納得しちゃってるんですけど・・・もしかしてキケン?
つかやっぱり義元殿の事、良く描かれ過ぎてたりする!?


うーむしかし、例えそうであったとしても
例えばそれまで悪者のイメージが強かった、三国志の“曹操”という人間の人物像が
蒼天航路』と言う作品で劇的に変わったように
義元の世間一般的に広がっていると思われる“ダメ武将”のレッテルが
この作品で少しでも変わったら良いなーと。

つか、白塗りで、下膨れで、麻呂で、おじゃるな認識が、緩和されたら良いなとねっ!!

なーんて言いつつ、この先ゲーム等に登場する義元殿が総イケメンになったら
それはそれでちょっと嫌なんですけどね・・・ってどっちなんだ!!(苦笑)


さて本作には、雪斎が今川家の懇願により駿河に下向するところから始まり
方菊丸(後の今川義元)との出会い。花倉の乱。織田信秀との攻防。
そして竹千代(後の徳川家康)の争奪戦あたりまでが収録されてます。

進みが速いので、次の巻で三国同盟とか
信秀に代わり、成長した信長が台頭してきたりとかするのでしょうかね。
いやもしかして雪斎が・・・とか、桶狭間ももう収録されちゃったりするのか・・・?
てことはもう次の巻で終わり?え、もっと読みたいですよ宮下先生!!


本編『センゴク』は未読でも、まったく問題無く読む事が出来ます。
ちょっとでも気になった方、本屋で悩んだ方、そして義元殿好き同志の乙女達よ!!
騙されたと思って、レジに持って行ってみて下さい。
是非!!お勧めです!!


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☆関連記事
大河『風林火山』感想まとめ
posted by 麻吉 at 2008/04/07 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「まじかる無双天使突き刺せ!!呂布子ちゃん (1)」 鈴木次郎

まじかる無双天使突き刺せ!!呂布子ちゃん 1巻 (1) (Gファンタジーコミックス)

まじかる無双天使突き刺せ!!呂布子ちゃん (1)
鈴木 次郎 / スクウェア・エニックス(2007/09/27)


評価:★★★★☆


また女体化モノかよ・・・読む前にそう思いましたゴメンナサイ。


「三国天使界」。
そこは「無双天使」の称号を求め、天使達が戦いに明け暮れている世界。
で、そんな世界で呂布子こと呂布奉先は、幼女ながらにアホのような強さで
条件である“千個の首級”をゲットし、帝の下へ馳せ参じたのだが
「それだけじゃダメー地上で善行して、その証である宝玉を7つ集めて来な!!」
と言われ、しぶしぶ地上界へ舞い降りたのだった。まる。


とまーそんな感じで、三国志をネタにした
一言で言ってしまえばマニア向けの萌え漫画であります。

いや“萌え”と言うよりも“ギャグ”寄りの内容ではあるのですけどね
しかし一見しての絵柄が絵柄ですし
一部武将(全員ではない)が幼女だったりするので
一般人の友人知人には薦め難い作品であるのです。が。

私の嗜好にはジャスト・フィーーーーーット!!!!

武将達のムキムキさや髭モジャさにムハムハハァハァしつつ
しかし女体化されても別に嫌悪を感じない。
いやむしろ『一騎当千』で自分の好きな武将であるところの夏侯惇が
女でなかった事に不満を感じたくらいの
“駄目”な三国志好きなんです私!!ゴメンナサイ!!

いや、でもですね。女子化したら何でも面白がるという訳でも無いんですよ
むしろ最近は、そういう作品が乱発され過ぎて「もういいよ・・・」という
そう言う意味での嫌悪感を感じていたくらいで。
だけど・・・これはとっても面白かったーー!!!!


で、どこが良かったのかなと考えたのですが。

まずは、完全なるギャグな内容であるところ。
畳み掛けるように、これでもかこれでもかと繰り出されるアホネタ。
そのテンポの良さがまず読んでいて爽快で、そして腹痛!!
あと、そういった小ネタ的な部分だけでなく
キャラクターそのものの面白さがまた素晴らしいんですよ!!

で、そのキャラも、各武将達が面白オカシな事になってるだけなら
ここまで評価していなかったと思うのです。
本作のなかなかに凄いところは
地上界のオリジナルキャラがまた凄く魅力的ってとこ!!

特にマリエ。マリエ最高だー!!
マリエと言うのはですね、呂布子と陳宮が
地上界でお世話になってる女子高生の子なのですが
可愛いけど気弱で呂布子に振り回されっぱなしの弱虫!!みたいに見せかけて
物凄い・・・いやぶっちゃけ武将達の面白さを喰ってしまいかねない
猛烈にキレたキャラなんですよ!!それが最高にイイの!!
本当、マリエ好きだわ〜!!

あとキャラの造形も素晴らしい!!
もちろん絵柄の好き嫌いは皆様それぞれあると思いますが
私はこの感じ、とっても好み。

それに絵の上手さだけでなくて
例えば夏侯惇(男)の渋カッコイイ外見な上でのすっとぼけた性格とか
典韋(女の子)のヨダレ出そうなほどの肉体と可愛らしい性格とか
あと、袁術(幼女)のあの感じも結構好きなんだな〜。
本当どのキャラもナイスな設定なんですよ。


あと本作の魅力と言えば
登場する武将の人選の素晴らしさ!!

これも、個人的な趣味の話で恐縮ですが
私は三国志は人物単体では「夏侯惇」、軍単位では「呂布軍」が好きなんですね。
で、本作のメイン登場人物が「呂布」「陳宮」「曹操」「夏侯惇」ですから
好きなキャラばかり!!!!

つか、つかですよ。
陳宮がフィーチャーさたって事に、目頭が・・・熱く・・・うう(感涙)。

いやだって、例えば設定として補佐天使は“軍師”という決まりであるなら
その位置が陳宮なのは当たり前ですよ。ええ。けれども
曹操の補佐は夏侯惇。って事は、呂布の補佐は張遼でもおかしくなかった。
いやむしろ張遼の方が相応しかったはず。なのに!!あえて陳宮!!

ありがとう!!ありがとう!!陳宮にしてくれて有り難うー!!

陳宮好き。いやマイナー武将好きさんなら、この気持ち分かって下さいますよね!!
張遼が嫌いと言うわけではないです。
でも張遼は放っといても取り上げられるし、いつもカッコイイ扱いじゃん!!
だから基本的に不遇の、下手したら忘れられてたりしてる陳宮がメインってのは・・・。
ああ、本当に嬉しいわぁー・・・(幸せを噛み締める)。

あ、そ、そう言えば!!
本作には登場していないのですが
OVAの方には高順が登場しているらしいじゃないですか!!
ずるい!!それはずるい!!漫画版にも高順出して下さいーー!!!!
高順も大好きなんです!!お願いします!!!!


さーさて、1巻はとりあえずメイン人物の紹介と
あと敵として張角(補佐:張宝)と袁術(補佐:紀霊)が登場しましたが
今後も続々と有名武将が登場するのでしょうな〜。
どんな感じに登場するのでしょうね。次は董卓とかかな?
いやいや蜀の誰かか、呉の誰かか。
とにかく、どんな造形で登場するか、とっても楽しみです!!


一般の三国志好きさんにはお薦めしません。ええ。ええ。
しかし三国志の歴史を変に捻じ曲げるような使い方ではなくて
あくまで武将の設定“だけ”を上手く利用した、ファンタジースパークギャグ漫画
という風に考えて頂ければ、変に拒否反応も起きないのでは。

三国志知識があり、この表紙をレジに持って行く事が恥ずかしくない貴方に
強く、強くお薦めしたいと思います!!

ってそれ結構難題だな(笑)。


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☆関連記事
「まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん (2)」 鈴木次郎

「一騎当千 (1)」 塩崎雄二
posted by 麻吉 at 2008/02/20 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「聖☆おにいさん (1)」 中村光

聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)

聖☆おにいさん (1)
中村 光 / 講談社(2008/01/23)


評価:★★★★★(満点!!)


まさに“神・降・臨”!!


彼らを知らぬ者など、この世に存在するであろうか。
一人はキリスト教の祖“イエス”、もう一人は仏教の祖“ブッダ”。
世紀末を苦労の末無事に乗り切った二人の神は
下界、それもなぜか日本の立川のこじんまりとしたアパートをシェアし
バカンスを満喫中なのであります。


表紙の絵のままに、安っぽいTシャツにシーンズで
タラ〜リと下界の生活をエンジョイする二人。
しかしそこは神様!!
普通に目立たないように平和に日々を過ごしたいのに
神であるがゆえに巻き起こる数々のピンチ!!そして奇跡!!(ここ笑うところ)

つかこの奇跡具合が、こう物凄い壮大な奇跡とかではなくて
水がぶどう酒に変化しちゃうような、こうちっちゃい・・・
って、それも十分凄い事なんですけど!!
でもその無駄な奇跡っぷりがまたたまらなく微笑ましくて。

あと、この少々貧乏寄りな都内単身生活者のような生活っぷりが
似たような生活を送っている自分としては、あるあるネタ的面白さもあったり
お母さんがお米送ってくれたりとかね。
でもそのお母さんってのはつまり“マリア様”だったりするわけなので
「あるあ・・・ねーよ!!」になるのですが(笑)。そこがまた良い!!


あとは細かい所、例えば毎回の人物紹介が秀逸だったり・・・
あと、あとあと!!忘れちゃならないのが
何気無い生活風景に組み込まれた、数々の“逸話ネタ”!!

あ、でもその辺の事に関しては
読んでいて非常に残念と言うか、無念に思った部分でもあって。
って、それは作品自体への不満ではなく
私が生粋の無宗教者で、宗教の知識がほとんど無い事が問題で!!

例えば冒頭にある
横になって寝てたら動物が集まってきちゃって
「涅槃じゃないから!」ってネタ。

「涅槃」と言うのは
お釈迦様が入滅(死)した時の姿(大雑把な表現ですが)の事で
この時に、お釈迦様の危篤を察した動物達が、続々集まってきた
という言い伝えがこのネタに繋がるわけですけども

これはたまたま元の話を知っていたから「ちょっ!涅槃(笑)」ってなりましたが
知らなきゃ軽くスルーしちゃってたと思うのです。
で、そんな感じでスルー済みのネタがある気がするんですよ!!気付かぬ内に!!
そう思ったら、なんだかとっても悔しくて
キリスト教と仏教について、本気で勉強しようかとか思っちゃったりなんかして
恐ろしい!!これって洗脳じゃないか!?(違います)


なーんて。と言うか、こんな風な書き方したら
私同様知識の無い方は、読まずに離れていってしまうか?
待って行かないで!!大丈夫!!こんな私でも十分に楽しめてますから!!
基本使われているのは有名なネタなので。だから大丈夫!!

そんなわけで、なんだかんだと書きましたけど
このほのぼのさ、可笑しさは、たぶん読んでみないと伝わりきらないと思うので
ちょっとでも気になった方は、是非手に取って読んでみて下さい。
神様二人が織り成す、ハートフルコメディ(ここは笑うところじゃない)で
貴方もほのぼの、クスクス幸せ気分に。
是非!!お勧めです!!


あ、そうそう最後に余談ですが。
本作を読んでいて、全然まったく気付かなかったのですけど
この作者様のお名前・・・何か見覚えがあるわ・・・と思ったら
案の定読んだ事ありましたよ!!つか持ってますよ『中村工房』!!

荒川アンダーザブリッジ』の存在は知っていて
買わねば買わねばと思っていたのだけど、本作の事は知らなんだ!!
と言いますか、絵の感じが違いますよね。本気で気付かなかったもの。
知ってからも、、やっぱり同じ方の作品という感じがしないですもの。
でも言われてみれば確かにギャグの気質は同じかな(笑)。

しかしながら、絵も然る事ながらギャグや内容も
非常に上手になっておられるなーと、そう感じました。
『中村工房』はデビュー作だったので、余計にそう感じるのかもしれませんが。
これはもう本当に、今後の成長もますます目が離せませんです。
ってかとりあえず2巻が、凄い、待ち遠しいですぅぅぅっ!!!!


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posted by 麻吉 at 2008/02/15 01:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「D‐ブリッジ・テープ」 沙藤一樹

D‐ブリッジ・テープ (角川ホラー文庫)

D‐ブリッジ・テープ
沙藤 一樹 / 角川書店 (1997/06、文庫1998/12)


評価:★☆☆☆☆


彼の叫びは、貴方の心に届くだろうか。


近未来の日本。
不法投棄のゴミで埋め尽くされた横浜ベイブリッジ、俗称“D-ブリッジ”で
1人の少年の死体と1本のカセットテープが発見された。
耳障りな雑音と、かすれた少年の声が収められたテープ。
会議室に集められた要人達の前で、今彼の告白が再生され始める・・・。


第4回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し
また角川ホラー文庫から出版されている作品なのですが
“ホラー”という分類とは少々違う気がしました。
本作にオバケや怪物、猟奇殺人犯といったモノは登場しません。
そこにあるのはゴミ山での少年の悲惨な生活風景。
ただ“生きる”ためだけに必死だった彼の切ないまでに壮絶な記録。

本作を知る切っ掛けとなったamazonの感想や他レビューサイトでも
採り上げているのは“怖さ”でも“グロテスクさ”でも無く“感動”で。
そしてほぼ全ての人々が絶賛されていて。


しかし・・・どうやらそれら感想を先に読んでしまったのが不味かったようです。
私は本作に過剰な期待を寄せ過ぎてしまった。結果。

私の琴線には触れてくるものはありませんでした。


いや、でも、うーん。期待のせいだけでもない。かも。です。たぶん。
いやいやだからってこの作品が駄目と言うのではなくて
駄目なのは私の方。私の人間性。
なんて、前振りをするなんてちょっと卑怯ですけど
でも私が読んで、正直に思った感想はこうだったのです。

「橋出りゃいいじゃん」

ゴメン!!本当にゴメンナサイ!!
いや一度は脱出を試みて、その時に酷い体験をしたからとか
足が不自由になって、容易く長距離の移動が出来なくなったからとか
そもそも幼かったからとか、分かります。分かるのですよ。
でも、もしこれが自分だったらと、そう考えた時
ちょっとずつ、ちょっとずつでも歩を進めて、それこそ這ってでも
その場所から離れる事を、都市へ向かう事をしていたのではないかと
そう思えてならないのですよ。
だってベイブリッジですよ。
大陸を横断して国境を越えるわけじゃない。

だから物凄く冷たい言い方をしてしまうけれど
それ、自分で選んだ道でしょう?と・・・

うーんいや、その言い方もちょっと違うか。
彼は好き好んでそこへ行ったのではないのだものね。
彼に落ち度は無い。完全な被害者なんだもの。
でも、そう分かっていても
橋から出ず、そこで生活する事を最終的に決断したのは君だ。と。
そんな冷めた目で見詰める事しか出来なかったのでした。

あーもう、そんな風にしか感じられない自分が嫌だ。本当に。


そんなわけで“感動”はしなかったのですが(重ね重ね申し訳無い)
それとは別な部分で少し興味深い事はあったのです。
それは“相原”という男の存在。

あ、ここからネタバレとまではいきませんが
少々内容に触れますので、未読の方はご注意頂きたいのですが

相原はこの悲しい少年のテープを私利の為に利用したわけですけども
彼は本当にこのテープをたまたま発見して
そして「これは使える」と思ったから利用しただけなのだろうか?と・・・

と、言うのも、相原について謎の部分が多く残ったままだと思うのですよ。
例えば会議室の女性二人が話していた“相原の姪”の話。
あれ、サラッと語られただけで、その後一切触れられる事無かったですけど
真実はどうだったのでしょうか。
例えばあれが真実だったとしたら、橋に捨てたのは相原という事になるけれど
でも相原は再開発を進めたい立場の人間で
希望通り再開発が行われて、そこでエリハが発見されたらマズイですよね・・・?
そう考えるとあの噂話は真実では無い・・・となるけど
じゃあわざわざあの噂話を挿入した作者の真意はなんだったのか。

あと、最後の“虫眼鏡と古新聞とガソリンによる仕掛け”も
私ははじめは、この場所を呪った少年が
こんな場所は消えてしまえばいいと考えて設置したものだと
そう解釈したのですけど、でも良く考えたらそんな事をしたら
折角誰かに聞いて欲しくて吹き込んだテープまで燃えてしまいますよね・・・?
何かの証拠を隠滅する為か、その場所の工事を執り行い易くする為に
相原が設置したと考える方が無難ではないのか・・・?

いやそもそもこの一連の出来事は全てが相原の計画なのでは・・・?

なんて。
何度読み返しても、そんな記述は無いので考え過ぎなのでしょうが。
でも凄く引っ掛かっているんです。
私は上っ面だけしか読めていなくて、もっと深い何かに気付いていないのではないかと。
・・・というか、もしかして気付いてないの私だけだったり・・・?
あ、有り得るかも!!


えー最後に。こんな感想を書いておいてなんですが
もし、本作に興味を持って、読む前にたまたまここに辿り着いてこれを読んでしまった
そんな方いらっしゃいましたら、私の感想など今すぐ忘れて
素直な気持ちで本作を手に取って読んでみて欲しいと思います。
貴方は少年の心に触れて、涙する事が出来るかもしれないから。

「虫」「痛み」「血」関係が苦手な方は十分ご注意下さいね。


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posted by 麻吉 at 2008/02/05 01:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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