[TOPIC] 「ひらけ!ポンキッキ」名曲選

ポンキッキーズ30周年記念アルバム ガチャピン&ムックが選ぶポンキッキーズ・ベスト30

ポンキッキーズ30周年記念アルバム
ガチャピン&ムックが選ぶポンキッキーズ・ベスト30

ポニーキャニオン (2004/02/18)


というCDが結構前に発売されていた事をつい最近知りまして。
その2枚組み、計30曲のラインナップを見て「懐かしいね〜」と思いつつも
しかし「何かもっと好きな曲があった気が・・・」という気持ちに襲われ
探しに探しに探しまくったところ、ありましたよ“YouTube”に!!
題名だけ見ると「・・・?」でも、聞くと懐かしすぎて思わずジタバタしてしまいますよ。

そんなわけで、同世代の皆様に、この懐かしさをお裾分け。
下記画像の「>」を押すと、その場で直接動画が見れますので、お気軽にどーぞ。
※この先元動画が無くなり視聴出来なくなる場合があります。ご了承下さい。

そう言えば、今回動画自体は発見出来なかったのですが
名曲「おっぱいがいっぱい」って“みんなのうた”でなくて
“ポンキッキ”の曲だったのね・・・間違えて覚えてたわ。



パップラドンカルメ

やせろ!チャールス豚3世

はたらくくるま

あいうえおほしさま
 おふろのかぞえうた

※見られなかったらこちら⇒[YouTube] おふろのかぞえうた

 SOSペンペンコンピュータ


 まるさんかくしかく


 カンフーレディー


 十二支のうた


 ほえろ!マンモスくん


 おはなのホテル


 ジャンケンパラダイス



[ amazon詳細 : 『ガチャピン&ムックが選ぶポンキッキーズ・ベスト30』 ]
posted by 麻吉 at 2007/11/23 19:30 | Comment(2) | TrackBack(0) | TOPIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ちひろ」 安田弘之

ちひろ 1 (1)

ちひろ
安田 弘之 / 講談社 (2001/9、文庫2007/6)


評価:★★★★☆


あたし壊れてる?そう、よかった、でなきゃあなたを愛せないもの。


ちひろはファッションヘルス「ぷちブル」で働く風俗嬢。
長い黒髪、吸い込まれそうな黒い瞳。魅力的な笑顔。無邪気な性格。
容姿や性格はもちろん、その技術力で、指名数は常にナンバーワンだ。
仕事にも職場にも不満は無い。充実した日々。
しかし彼女は幸せに浸っている事が出来なかった。
自ら幸せを壊し、痛みを感じる事で己の心を確認するちひろ。

「痛い? 悔しい? ううん おもしろい。」


安田先生と言えば『ショムニ』を代表とする
“風刺を利かせたギャグ漫画”のイメージが強くあると思いますが
その印象のまま本作を読むと、軽く衝撃を受けるかもしれません。

これは痛くて、悲しくて、切ない物語だ。

いや、完全なシリアス漫画ではないんですよ。
いつも通りのドタバタ感はあるし
「こういう人いるいる!!」というオカシさもある。
あと風俗豆知識的な、へーと思える情報もあるし。
もちろんしっかり、バッチリ“エロ”満載。

そうそう風俗が舞台だからと言って、それが辛さの原因ではないんです。
むしろ「羨ましい」とすら思えてしまうほどの仕事環境。
そして彼女の賢さも、聡明さも、明るさも、自由奔放な“生き様”も
とても魅力的で、羨ましい。と思えていた。のだけど・・・

何度か読み返している内に、少し感想が変わってきました。
今は彼女を羨ましいとは思わない。むしろ可哀想で仕方が無い。
だって、実際生きていく上で「楽」で「幸せ」なのは
彼女とは真逆の、世の中の色々な事に鈍感な「はるか」みたいな子だもの。


なーんてね。
ちひろを「可哀想」扱いするなんて、お前何様だって感じですね。ごもっとも。
それにそんな事を言う私をきっと彼女は
笑顔を浮かべたまま、かつてのOL仲間を見るような眼差しで見ることでしょう。
でもね、そんな態度をとられようとも、読むたび“ちひろ”に言ってあげたくなるんだよ。
「あんたはバカだよ」って。それで頭をガシガシとしてやりたくなる。
もちろんちひろはそんな言葉、全然望んでいないだろうけど。


読む人によって、もしくは読んだ時の自分の状態によっても
彼女に対する感じ方は違ってくると思います。
切なく思う人もいれば、憧れる人も、元気をもらえる人もいると思う。
それに男と女でも、まったく違った感想になる事でしょう。

だから読んだ誰もが同じ気持ちになれるような
ハッキリと明確な答えのある作品がお好きな方には向かないかもしれない。
けれど、この不思議な余韻を、「ちひろ」という不思議な女性の物語を
多くの人に読んで貰いたいなと思います。

貴方はこの自由奔放な女性をどのように受け止めるだろうか。

お勧め致します。是非。


そうそう余談ですが。
私が所有している上記表紙画像の版はすでに絶版で
しかし最近、復刻版が文庫上下巻の形で発売されたそうな。
何か追加なり改定なりされているのかしら。
気になるわね。ちょっと探して中身覗いてこようかな。


[ amazon詳細 : 文庫『ちひろ (上)』 / 文庫『ちひろ (下)』 ]



☆関連記事
「紺野さんと遊ぼう」 安田弘之
posted by 麻吉 at 2007/11/16 04:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「おやすみプンプン (1)」 浅野いにお

おやすみプンプン 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)

おやすみプンプン (1)
浅野 いにお / 小学館 (2007/08/03)


評価:★★★★★(満点!!)


プンプンがもし、またあたしを裏切ったら・・・今度は殺すから。


プンプンは小学5年生の男の子。
好きだったクラスのアイドル・ミヨちゃんが転校してしまい
これからつまらない日々がやってくると肩を落としたのもつかの間
入れ違いで転入してきた女の子、愛子ちゃんに一目で恋をしてしまいました。

愛子ちゃんとの未来を夢見たり。
友達と捨てられてガビガビになったエロ本を囲んでドキドキしたり。
ガミガミと口うるさいお母さんをちょっと嫌ったり。
そんなプンプンと、愛子ちゃんと、そして悪友たちとの青春日記。


なんて書くと
「浅野氏の新作は児童書なのか!?」とか思われてしまいそうですが
いえいえ、ご安心下さい。いつも通りです。
この可愛らしい表紙からは想像もつかないほど
目を背けたくなるような“リアル”がこの中には詰まっている。

いじめられっ子に馬乗りになって、砂利を口に押し込む少女。
仕事が立ち行かなくなり飲んだくれている父親に、殺意を抱く少年。
親が宗教団体の信者であるがために、悲しい目にあってきた少女。
愛ゆえに家族を皆殺しにしたと告白する男・・・。

でも、暗く痛いばかりの物語ではないんです。むしろ牧歌的でさえある。
それはたぶんきっと“プンプン”という存在のおかげで。


あーと。えー、ちなみに。
表紙にうっすらと、単純な線で描かれた鳥みたいのが見えると思うのですが

それが「プンプン」です。

へ?いや彼はちょっと普通の子よりも照れ屋なところがあるだけで
正真正銘。れっきとした。普通の小学5年生の男の子ですよ?

他の登場人物は普通の人間の姿なのに、彼と彼の家族だけがこの姿ですけど。
恥ずかしいと教頭先生の股の下に隠れちゃったりしますけど。
でもプンプンはこの物語の中では別に特別な存在ではなくて。
むしろ大人しくて、目立たない、地味な部類の子で。

だからその姿に見えているのは読者である私達だけなのかもしれないし
単純にこういう生き物が当たり前の世界なのかもしれないし
それとも何かの隠喩なのかもしれないのだけれど
でもそれは本作では重要な事ではないのです。たぶん。きっと。今のところ。


じゃあいったい何なんだと!!
そもそもこの作品はギャグ漫画なのか?シリアス漫画なのか?

というのはですね・・・非常に判断の難しいところでして・・・
ギャグのようで・・・ギャグでなく・・・
シリアスのようで・・・シルアスでなく・・・
単純なようで、実はもっとこう深い何かがあるようで・・・無いようで・・・

いやだって!!聞いて下さいよ!!
プンプンの外見の事はこの際置いとくとして
本作に登場する子供達は、ごくごく普通の子達であるのに
なぜか大人達はことごとく、どこか過剰でキチガイじみてるんですよ!!

あの何て言ったら良いかな。
初期のギャグ色が強かった頃に古谷実氏がよく描いていた
表情が妙にリアルなブ男やブ女がいたじゃないですか。
そんな容姿の人物が唐突に「キシャー」とか奇声を発したりするんですよ!!
普通に!!日常的に!!前触れも無く!!

それらを“ギャグ”とするならば、これはギャグ漫画ですよ。
でもなんか怖いんだもの!!何かありそうで!!笑えないんだよ!!

なもんですから、この作品を読んでいると
笑っていいのか、切なくなればいいのか、ゾッとしたらいいのか。
それら全ての気持ちが全部まぜこぜになって襲ってきて
一言でなんて上手く表現出来ないんだよーー!!!!
うう、本当ゴメンナサイ。こんな説明しか出来なくて。


うんでもとりあえず、これだけはハッキリと言えます。
本当に、確実に、間違いなく、この作品は“面白い”です。
あとあと、プンプンがすんごく、すんごく、すんごーく可愛いから。
その可愛さを見るだけでも本作を読む価値はあるから。
傘立てに隠れるプンプンとか、プンプンの体からぶら下げたカバンとか見て
是非癒されて下さい。

あ、あと個人的に。プンプンの友達の1人
ハルミンこと晴見君が好みで好きです。ふふふ。ってそれ犯罪!!


浅野氏の作品は全て読んだわけではないので、迂闊な事は言えませんが。
でも私が読んだ中で、私はこの作品が一番好き。です。
本当、上手く説明出来なかったし、このシュールさは人を選ぶかもしれないけれど
でもこの表紙に騙されず(笑)色んな人に読んで貰いたいと思ったのでした。

お勧めです!!!!


[ amazon詳細 : 『おやすみプンプン (1)』 ]



☆関連記事
「素晴らしい世界 全2巻」 浅野いにお
posted by 麻吉 at 2007/11/09 03:52 | Comment(1) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「よつばと! (7)」 あずまきよひこ

よつばと! 7 (7) (電撃コミックス)

よつばと! (7)
あずま きよひこ / メディアワークス (2007/09/27)


評価:★★★★★(満点!!)


こちらこそ、よろしくお願いしまう。


待ちに待ったわ・・・と思ったら、前巻から実質10ヶ月待ちでしたか。
いやでも待った甲斐がありました。今巻も面白かった〜!!
9月後半は祝日も多くて、綾瀬家やミウラとの絡みもあったし
とうちゃん・ジャンボ・ヤンダ3人とお出掛けなんていう大イベントまであって!!


いやまあ本作の良いところは、そんなイベント事だけでなくて
日常の何気無い微笑ましい1コマだったりするわけですけど
でもあの3人(とうちゃん・ジャンボ・ヤンダ)が
ずっと一緒に行動する姿が見られるというのは
ファンにはたまらんと言いますか、垂涎と言いますか
もーハァハァしまくったと言いますかっ!!

ええと冒頭から腐った話をしだして大変申し訳無いのですが
前巻の感想で書いた“アノ人はアノ人の事がラブなんじゃないの?”的萌えが
私の中でより一層色濃い物になってしまったと言うか
そんな有給とってまで○。○○と遊びに行きたかったかー!!とか
そんなに車に乗せてもらって嬉しいかー!!とか
もー絶対に○○○は○。○○が好きだわ!!ハァハァ!!

なんて・・・ねぇ・・・・・(遥か彼方を見詰める)。
あ、いいんです。いいんです。王道から外れるのはいつもの事なんです。
そっとしておいてあげて下さい・・・うっうっう。


あああと“萌え”と言えば!!
綾瀬家のお父さんがDSで何かやってたよぉーー!!!!
何してたのかしら。今更脳トレとか一生懸命やってたらどうしよう。可愛いすぎる!!
もうどこまで可愛さをアピールしたら気が済むんだ綾瀬家父は!!
そんな事しなくても十分可愛いのに!!んもー大好きだ!!LOVE!!

そうそう萌えとはまた違いますけど
とうちゃんと風香も、何やらフラグが立ちそうになっていましたね。
いやまあここはくっついたりとかしそうにはないですけど
でも、私的には風香が一人で意識しまくってジタバタしてたら面白いので
風香がとうちゃんの事好きになったら良いな、なんてね。
あ、でもずーっと先の未来
風香がよつばの“かあちゃん”になるなんてのも幸せで良いかも。
って、風香、勝手な事言ってごめんよ!!


さて、萌えネタ以外でのお気に入りは
振り込めサギ。「こんなもんこうだ!!」ガス「ギャーーッ!!」。
踊りを見られ小さく「ぎゃー」なしまうー。ラーメン食うよつばを見詰めるとうちゃん。
9月25日は「うし」の日。いちからか?。でかくてもかわいくていい。
ヤギ。べろん。5まで数えられます。
あと16Pのムッチリとした風香のフトモモ(笑)。

そうそう“しまうー”!!しまうー良いよね〜!!
正直どこにでもいる、ごくごく普通な女の子なのだけど
でもなぜか魅力的なんだよね。しまうー好きだわ〜!!

あ、しまうーと言えば。
「告られた!」「あーもう付き合っちゃいなよー」とか
風香がしまうーとおしゃべりしてる時の言葉遣いが
家族やよつばや他の大人と会話している時とちゃんと違って
気安いと言うか気楽なお友達会話になっていて
どこまで芸が細かいんだと、なんだか変に感心してしまいました。


いやもう本当、この作品の“芸の細かさ”は凄過ぎると思う。
例えば前巻(6巻)72Pにある、虎子の車の中が描かれたコマ。
以前よつばが虎子にあげたゴムボールが、ちゃんと描かれているんですよね〜。
これ、私教えてもらうまで全然気付かなくて。
知った時、凄いと言うか、凄くジーンとしたんですよ。

で今巻。今回もそう言うの何かあるかなと思って探してみたところ
なかなかにキュンとするコマがありまして。

それは34Pに描かれた“よつばの宝物入れ段ボール”。
よーく見ると最近のお話にあった牛乳ビンや糸電話だけでなくて
虎子の車の上であげた、あのドラゴン花火の入れ物とか
あさぎが新聞紙折って作ってくれた“かぶと”とか
あと、あの下の方にちょこっと見えるのは
たぶんきっとジャンボと恵那ちゃんとセミ取りした時の虫かごだよね。

物語の中ではたかだか1ヶ月半程度しか経っていないわけで
“ずーっと大切にとっておいた”と言うほどの期間でも無いわけだけれど
でもなんだかジーンとしてしまいました。
こういうところが良いんだ〜。もーあずま先生有難う!!


はーさて。
書き出したら本当キリが無いので、感想はこの辺にしておきましょうかね。
次の巻が出るまで、またしばらく時間かかるでしょうし
更なる間違い探し、ならぬ小さな幸せ探しでもして、時間を潰すと致しましょう!!
さー読み込むぞー!!


あ、そうだ最後に。
あずま先生の公式BLOGで、今回の牧場編を描くにあたって
参考にしたという実在の牧場の事がいくつか明かされていたのですが
その中の「服部牧場」って、実はめちゃくちゃ実家の近所の牧場なんですよー!!
どおりでなんか見覚えあるなーと思ったんですよ。
たぶんあの牧場行く途中の道の風景、元の場所私知ってますよw

なーんて。ちょっと嬉しかったので自慢話でした。エヘヘ。


[ amazon詳細 : 『よつばと! (7)』 ]



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[TOPIC] よつばとダンボー。
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posted by 麻吉 at 2007/10/31 21:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | COMIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「オーデュボンの祈り」 伊坂幸太郎

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り
伊坂 幸太郎 / 新潮社 (2000/12、文庫2003/11)


評価:★★★★★(満点!!)


読後こんな幸福感に包まれる小説を私は他に知らない。


目を覚ますと、そこは見知らぬ島だった。
地図にも載っていない、150年もの間外部と交流を絶っている島“荻島”。

そこには少々風変わりな人々が生活をしていた。
反対の言葉しか口にしない画家。
身動きが取れないほど太り、同じ場所に座り続けている女性。
いつも道に寝そべり、地面に耳を押し当てている少女。
秩序として人を殺す事を許されている男。
そして未来を予知し、人語を操る事の出来る“カカシ”・・・。

ある夜、島で殺人事件が発生する。
カカシの優午が何者かにバラバラにされ、頭部を持ち去られたのだ。
犯人はいったい誰なのか?その目的は?
そして、未来を知る優午はなぜ、自らの危機を回避出来なかったのか・・・?


ああ、本当に素敵な作品でした。

謎が明らかになるにつれ、満ちてくるこの幸福感。
事件の首謀者の心理や動機が明らかになった時も
関係性など無いと思われていた事柄が徐々に収束していった時も
感じたのは「驚き」よりも「温かさ」で。
そして、最後の最後
彼の本当の“気持ち”が明かされた時の何とも言えない微笑ましさ。

笑える小説も、泣ける小説も、驚愕のラストが訪れる小説も
名作と思える作品は今まで色々読んできましたけれど
でもこんなに優しい余韻に浸る事が出来た作品は初めてです。


さてそんな気分になれたのには
物語の良さはもちろん、と言いますか8割方は物語のお陰なのですけど
登場人物が皆素敵なところも理由の一つではないかと。

皆風変わりなのだけど、とっても魅力的なんですもの。
本当、みーんな素敵で、みーんな好き(あ、城山と曽根川と以外ね)
そんな中で、あえて1人選ぶとするならば、そうだな「ウサギ」さんが1番好きかな。
どこがどう良かったのか聞かれると難しいのですけど
なんだか、彼女の店先でお話をしてみたいなーって凄く思ったんだ〜。

次点はゴールデンレトリバー似の「日比野」くん。
あ、侍っぽい雰囲気の警察官「小山田」も捨て難・・・
と言いますか、色々勘違いされやすい日比野をそっと見守ってる小山田。
って感じにこうね・・・ってゴメンナサイ!!でもだってさー!!

そう言えば「城山」は、折角濃ゆい設定のキャラクターだったのに
それほど活躍(?)する事も無く退場してしまったのが
この作品で唯一残念に思った事かも知れないです。
いや彼の事は好きじゃないですけど!!
でももっと物語に入り込んで来ても良かったかなと。うーん勿体無い。

そうそうそう言えば、城山も含め
結構美形揃いなんですよね登場人物!!特に男性陣がね!!ニシシ


あとこれは「幸福感」とは別で
私がとても良いなと思った部分の話なのですが。
こんなヘンテコな人々がいる、見知らぬ世界に迷い込んだ主人公。
ってまるで「不思議の国のアリス」みたいな“非現実的”な設定なのに
実はとても“現実的”なお話だってとこ。

“しゃべるカカシ”が登場する時点で
現実的ではないだろうと、言われてしまうかも知れませんが
これがまた、カカシである優午がしゃべったり考えたり出来るのも
“魔法”だとか、そんな事ではないんです。
もちろんカカシと言っておいて、実は人間とかロボット。なんて事でもない。
優午は木を十字に縛って頭部分が白い布で出来た、れっきとしたカカシ。
でも彼が話せるのに“科学的根拠”がそこにはあるのです。

まあ、それと同じ構造で作ったら本当にしゃべるかと言われたら
100%無理なのですけどね。
でもそういう“理屈”があるだけで、物語に“現実味”が帯びてくる。

この島が独特な発展をする事になった理由も同様。
実在する有名な人物が絡んでいたりして
だから、有り得ないけれど、でももしかしたら・・・と思わせてくれる。
ファンタジーではない。そう言うなれば、これは「偽史」。


そんなわけなので、私同様“偽史”好きさんに強くオススメしたい!!
それと、ばら撒かれた謎が最後に綺麗に収束する系の作品がお好きな方も是非!!

あと「幸せ」を連呼したので、始終ふわふわと幸せに満ちた物語が
展開するのかと思われてしまわれたかも知れませんが
実は胸糞が悪くなるような残虐行為の表現があったりするので、一応注意が必要です。
まあ大丈夫な範囲だとは思いますが。グロテスクではないのでね。


本当、とてもとても素敵な作品。
心からもっと沢山の方に読んでもらいたいなと思います。
ほんの少しでも興味を持たれた方は是非お手にとってみて下さい。
オススメです!!


[ amazon詳細 : 『オーデュボンの祈り』 / 文庫『オーデュボンの祈り』 ]
posted by 麻吉 at 2007/10/26 02:42 | Comment(6) | TrackBack(0) | BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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